今日のニュースから 5月24日(木)

さあ、今日が仕事収めの会社は多いと思います。というか会社はやっているが来ない米人、2時で仕事を切り上げ家に帰る米人が多い。4連休になりますからね。ビーチに繰り出す人が多いでしょう。今週末からいきなりの90度真夏日が続きます。

 アップルのアイパッド1万2千台を一括購入、超割引で1台あたり250ドルで買った会社があります。さてどこでしょう?それはユナイテッド航空です。パイロット全員に支給したそうです。
 これまで、航空地図を紙で渡していたのですが、今後はすべてアイパッドに代わるそうです。今は、まだテスト中ですが、OKになれば紙はなくなります。例の国際線のパイロットから聞きました。

 2週間後の月曜日に懐かしの超VIP顧客が来店します。私の恩人のような顧客で、このファミリーが後にも先にも一番お金を落としてくれたお客さんです。
 今は、コネチカットに住んでいますが、ご主人はHunter Duglasという有名なブラインドの会社の北米の社長を務めています。まあ、お爺さんが創業したようですが、私よりも数歳若く、偉そうなところが全くない、そして腰は低い、よく働きます。
 奥さんのスーザンが大変、私の料理を気に入ってくれています。また毎週のニューズレターも読んでくれており、昨日は2歳になる子供、リリーのためにサングラスを購入したそうです。(子供にもサングラスが必要であると書いたので)こういう話を聞くと「ありがたい」と思うのですがね。

 今日からイングランドではBMW PGAチャンピオンシップが開催されますが、確か米国からの参加は3名とか。世界のトップ3、マッキロイ、ドナルド、ウエストウッドが出るのは当然ですが、あまりにも米国からの参加が少ない。コロニアルよりもこちらのほうが格は上ですけどね。
 米国選手の多くは国内で稼ぎ、欧州選手の出稼ぎの方が多いという勢力地図は変わらないんでしょう。

 
 30~50代の男性のうち、会社役員や部課長ら「管理職」と医師や教員ら「専門・技術職」の死亡率が2000年ごろを境に急激に高まり、事務職など「その他の職種」の平均を上回っていることが分かりました。
 北里大の和田耕治講師(公衆衛生学)らがブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに論文を発表したものですが、その結果、00年には管理職の死亡率が95年の1.6倍、専門・技術職は1.4倍に跳ね上がり、その他の職種の平均を上回っています。
 死因のうち増加が目立ったのは肺・大腸のがん、さらに自殺です。00年の肺・大腸がんによる死亡率は、その他の職種では95年より低かったが、管理職と専門・技術職では1.3~1.7倍に。自殺による死亡率も、その他の職種の1.4倍に対し管理職は2.7倍、専門・技術職は2.3倍に上昇しました。
 これら原因について管理職の人の方が肥満や飲酒、運動不足。多忙を理由に医療機関に行かないなど『診断の遅れ』も背景にあるのでは、と推測されています。
 また、死亡率に「異変」のあった95年から00年にかけて、日本の労働環境が激変、山一証券破綻など企業の倒産が相次ぎ、リストラが現実のものとなり、年功序列や終身雇用制度も崩れ、成果主義が導入された背景があります。
 管理職には、職場の仲間を切らねばならないというストレスや、次に職を失うのは己では、との不安が重くのしかかり、自殺者数が急増し初めて3万人を突破したのは98年でした。
 その一方で、こんな記事もあります。WSJ日本版からの要約です。

アン・マリー・ボウラーさんは先週、仕事を終えて、友人とオープンカフェでの食事を「陽が沈む前に」楽しんだ。最近、ボウラーさんはチャリテーゴルフの集まりに参加するため、会社を抜け出した。また夕暮れ時に、時間をかけてセントラルパーク内を自転車で走るのが好きだ。前の職場でこんなことは決してできなかった。

 ボウラーさんは何年も、朝9時から夜9時まで、もしくはもっと遅くまで、ニューヨーク市内の大きな法律事務所で働いた。気の遠くなるような仕事を抱え、ボウラーさんはしばしば友人との計画や、ジムのキャンセルを余儀なくされた。ボウラーさんはもっと時間を自分で管理したかった。30歳のとき、ボウラーさんと育児休暇から戻った同僚は仕事を辞め、自分たちの法律事務所を始めた。顧客の案件に没頭し、長時間働くことがまだよくあるが、現在36歳のボウラーさんは「私はただ働くだけじゃない、豊かな人生を送りたかった」と話す。

 これは30代で出世街道から離脱する、全米で何万といる働く母親からよく聞くだ。しかしボウラーさんは独身だ。

 仕事と生活の対立に関するほとんどの研究は、すべてをうまくこなそうと努力する、もっと時間がほしくてたまらない、仕事を早く切り上げなければならない理由をたくさん持った悩めるワーキングマザーに焦点が当てられている。しかしもっと自由な時間がほしいと思っているのは、独身女性のほうがむしろ割合としては多い。
 独身者は助けてくれるパートナーなしで、「洗濯をし、ジムへ行き、食料品を買い、仕事に行き」、さらに社会活動やボランティア活動を計画し、ときには年老いた親戚の面倒もみなければならないケースもあります。
 
 仕事の責任が増し、結婚を30代に遅らせる若い世代が増えるなか、ますます多くの人が自分の抱える荷が重すぎると感じている。また多くは自分自身のことや、デート、健康、ボランティア活動、家族への貢献などに対して高い期待を持っている。しかし、すべてがうまくいくわけではない。
 子どもを養育する義務とのかねあいは、多くの女性たちがキャリアの途中で仕事を辞める大きな理由としてしばしば指摘される。しかし子どもを持たない多くの独身女性もまた、個人的な理由で退職を考えている。
 大きな法律事務所を退職したものの、ボウラーさんはいまだに夜遅い時間や早朝の電話に出るほか、複雑な訴訟を扱う。最近のゴルフの集まりでボウラーさんは1時間に1度メールのチェックと返信を行い、自身のボイスメールに2回電話をかけた。

 それでも「私のスケジュールははるかに快適。私がそうしたのよ」とボウラーさん。専門職同士のネットワークの会や、今夏に予定されているファッションに関する法律のセミナーといった興味のある教育イベントなどに以前よりも多く参加できる自由を得ている。

 独身で専門職の人は仕事以外のことで極端に走ると自ら言う。洗濯をしないで済むように、余計に靴下やシーツを買ったり、時間の節約のために一度に20回分の食事を作って冷凍したり、健康を保つために2、3回分の運動を週末に集中させたりといった具合だ。

 活発な社会生活を送る37歳のニュージャージー州在住のプロジェクトコンサルタントは毎夕、家に着くと大量の汚れた皿や洗濯物、返信していないメールに直面することになるという。それに、重要な将来設計にとりかかることができないという。

 ブルックリン在住のウェブサイトエディター、メリッサ・J・アンダーソンさん(29)はこう話す。「結婚している友人や、パートナーと長い関係を築いている人のなかには、いつも私の楽しいニューヨーク市でのゴシップや、“セックス・アンド・ザ・シティ”のようなライフスタイルについて聞きたがる人がいる」と。しかし「それは違う」とアンダーソンさん。

 アンダーソンさんは往復1時間をかけて仕事に行き、10時間働き、毎週何度か仕事関係のイベントに出席する。週末はエイズのチャリティーでボランティア活動をし、さらに数時間働き、なんとかジムへ間に合うようにすべりこむ。アンダーソンさんは最近、豆とご飯だけで1週間を過ごした。近所の食料品店が閉まる8時前に買い物に行けなかったからだ。

 多くの雇用主が「ワーク・ライフ・ベネフィッツ(福利厚生)」を導入してきている。例えば、フレックスタイム制や個人的なオフタイムなどで、子どもや配偶者の有無に関わらず、全ての従業員が幸福感を味わえるための措置だ。

 しかし、福利厚生も限界がある。大量の仕事を抱え、多くの従業員は福利厚生を利用できないのだ。テキサス州アーリントンにあるテキサス大学でマネジメントを教える准教授、ウセンディ・キャスパー氏の研究によると、独身者は男女関係なく仕事以外にすることがないと考え、追加の仕事やプロジェクトを積み上げる経営者も依然としているという。

 クレイグ・エルワンガーさんが広告営業担当者として2006年に雇われた際、上司らは彼が独身で子どもがいないことを喜んだという。面接で彼らは「君にはあらゆる場所を担当してもらう。どこでも、誰とも深入りしないように」と言ったという。エルワンガーさんは人生の半分を外回りで過ごし、ホテルか会社のアパートでの暮らしだったという。デートは難しく、彼のスケジュールは恋人にとって「間違いなくやっかいだった」という。エルワンガーさんは「ほとんど遠距離恋愛のようだった」と振り返る。2人は短い間結婚し、別れた。仕事でとても疲れ果て、家庭生活からストレスを切り離すことができなかったことも離婚の一因だったとエルワンガーさんは話す。

 売り上げを伸ばすことへのプレッシャーが増え続け、「ますます本当に怒りっぽくなった」エルワンガーさんは、社会活動を避けるようになったと言う。不眠症と闘いながら、友人たちと会うことを止め、週末はテレビでフットボールを見ながら一人、家で過ごした。洗濯も、買い物も、請求書の支払いも延ばし延ばしにした。通常は料理を楽しむエルワンガーさんだが、ラーメンの食事に戻ってしまった。

 そしてついに1月、彼は仕事を辞めた。「おかしくなる前に辞めないといけない」と自分に言ったという。

 今、31歳のエルワンガーさんは自身が創設した珍種動物に関するウェブサイトをフルタイムで運営している。このサイトは、世界中の異なる種について学ぶ人やハンターのために作られたものだ。収入は少なく不安定だが、エルワンガーさんはこの仕事が好きだ。個人的な生活とのバランスははるかに良くなっている。家族に以前より頻繁に会いに行き、友人らとゴルフをする。リブの煮込みといった手料理を友人らに振る舞うことを再び始めたほか、デートもまたしたいと願っている。そしてエルワンガーさんは言う。「赤ん坊のように眠れる」と。

 

 結果として私が思うのは、自分の生活は自分でコントロールせんといかん、ということですかね。それはスマートフォンと同じ、スマートフォンを使いこなせず、使われている人が多くいます。自分が買ったものに使われている、哀れな話です。
 会社人間と言われればそれでお終いですがね、それでは、いつまで経っても変わりません。使われるのが嫌だったら独立すればいい、それができないから居座るわけでしょう?結局、飛び立つのが怖い、現在の安定から抜け出せないから、そうなる。
 日本人はあまり独立心がないように思いますね。ここで韓国人を見ていてそう思いますよ。彼らはお金に執着し、がむしゃらに働きますよ。それがどんな業種であれ、ビジネスの最終目的であるお金儲けに向かって走っていますね。とくにこの同じ業界の人を見ていてそう思います。

 働きすぎといえば、サラリーマンよりも自営業の方がさらに働きますよ。やればやった分返ってきますからね。それでも自営業に自殺が少ないのは、したいことをしているからですかね。サラリーマンは上から仕事が舞い降りてきます、それをこなしている、まさに大きな機械の歯車みたいなものです。油も差さないで機械を回し続けると、やがて疲労を起こし壊れる、歯車の歯が磨り減ってしまう。
 そうなるとどうなりますか? その歯車は捨てるか、鉄のスクラップに回される。お役御免ですね。そしてまた新しい歯車が取り付けられるだけの話じゃないですか。
 その歯車もまた同じ、回り続けて磨耗し、壊れてしまいます。そしてまた交換。長く使うためには、油差してたまに機械を止めて点検して歯が減ったらまた削って歯をつけることですね。人間社会企業社会も同じじゃないですかね。皆さん、良いメモリアルデー週末を!

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