今日のニュースから 4月25日(水)
昨日は久々の前年割れ、100ドル足りませんでした。結構暇ですよね。その中でよい顧客に恵まれ売り上げは行きかけたんですが、失速。第4コーナー(9時以降)に少し入って達成するかと思いきや、終わってしまいました。それにしても最近は9時半以降のお客さんが多い。
昨日は映画JIROを見た帰りの米人カップルでしたが、寿司の映画を見て寿司を食べたくなる気持ち、分かりますよね。
にぎりのおまかせを食べ、さらにマグロなどを食べていました。マグロにソースを塗り、そこに刻み山葵を乗せるとこれが鼻にツーンと来ますが、この快感がたまらない。私は冗談めかして「マグロのコカイン仕様」だというわけです。1回やったらやめられない。この1人、結局私の罠にはまり、再びマグロに飛びつきましたからね。これが顧客の1本釣りです。暇なときにはこうして1人1人を釣り上げていかないといけない。
そして生簀にいれて特製のえさを与えて養殖するわけですね。
マクドナルドの原田さんに関するこんな記事が先週ありました。
売り上げ伸ばしている人の言うことは説得力がある。そういうことです、勝てば官軍ですからね。先週書いた「ダメな店」、結局見て見ぬふりはできないので、てこ入れに参加することにしました。早ければ今週からその作業に入ります。すでに模様替えの提案はしました、低予算でどれだけ店の雰囲気を変えることができるのか、私の腕の見せ所です。金曜日の夜の閉店後に2-3時間かけて壁を塗りますけどね。
さすがに土曜の夜は翌日のゴルフがあるので、睡眠時間を削るわけにはいかない。それでじゅんちゃんにでも負けたら恥ですからね。私、思うにちゃんはおかしいと思う。ここは1つ「じゅんじゅん」とかに改名すべきじゃないか?
Iママ、久々のブログ登場ですが、気になるものがあるので私の代行で食べてください。牛どんのキンピラごぼうトッピング、高級志向のママがすき家に行くとは想像できないのですが、帽子かぶってお忍びで行ってください。感想は、娘にもらしてくださいね。うちでも近々やります。私、白いご飯にキンピラだけで食べれますよ。
日産シーマがHVで復活、735万円だそうです。どうもフロントが不細工、全体的な流れで見るとフーガに近い、かつてのシーマらしさに欠けるというのが私の感想。 そうして見るとレクサスのLSのフロントは実にスポーティで格好が良いんですよね、私はそこが気に入っているわけです、そしてサイドのラインも実に流れるように美しい。
結局、アップルの純益は94%増だったそうで、すごいですね。Baiyuも74%増でした。Paneraブレッドが上場していたとは知りませんでしたが、ここも26%増。こうした庶民が行く店が伸びているということは景気の回復度は高いわけです。私の店もあと5日を予算通りにクリアできれば23%増で4月を終えることになります。売り上げは3月よりも低いものの、4月としては過去最高の売り上げを更新します。勝ち組に入れて嬉しいですね。勝っているときも「売り上げOK」ではなく、なぜ良いのかを分析しないと悪くなったときに原因と対策が分からないわけです。ただ「客が入っている」では分析にならず、そういうのは長続きしません。お客さんは常に回遊し、どこかでお金を落としているわけです。ルーレットのような順番を待っていても仕方ありませんからね、お客を引き付ける磁石を持たないといけない、そうですね。
昨日は映画JIROを見た帰りの米人カップルでしたが、寿司の映画を見て寿司を食べたくなる気持ち、分かりますよね。
にぎりのおまかせを食べ、さらにマグロなどを食べていました。マグロにソースを塗り、そこに刻み山葵を乗せるとこれが鼻にツーンと来ますが、この快感がたまらない。私は冗談めかして「マグロのコカイン仕様」だというわけです。1回やったらやめられない。この1人、結局私の罠にはまり、再びマグロに飛びつきましたからね。これが顧客の1本釣りです。暇なときにはこうして1人1人を釣り上げていかないといけない。
そして生簀にいれて特製のえさを与えて養殖するわけですね。
マクドナルドの原田さんに関するこんな記事が先週ありました。
コーヒーで客を集め、ビッグマックで稼ぐ
「最近、社内で「マーケティング大学」を始めました。20代の若手社員を中心に、私が講師となって、商売のイロハを教えるというものです。1回、2時間。教科書やテーマはありません。いろいろな事例を取り上げて、我々のビジネスに置き換えるとどうなるのか、話し合う講座です。
たとえば、どの企業にも「金のなる木」と呼ぶべき稼ぎ頭の商品があります。英語で「キャッシュ・カウ(Cash Cow)」といいます。マクドナルドのそれは何か。ビッグマックです。利益を生むキャッシュ・カウを、もっと大きなキャッシュ・カウにするにはどうすべきか。投資の配分を考えるうえで、最も重要なポイントです。
でもビッグマックへの広告宣伝はしていない。マーケティングの予算が割かれているのは新規メニューに対してばかりです。大事なキャッシュ・カウへの投資はどうなっているのか──。
つまり、ビッグマックの売り上げを高めるためのプロモーションをもっと積極的にやれということです。2008年にクオリティを大きく高めた「プレミアムローストコーヒー」を100円で発売しました。これはコーヒーを呼び水にしてビッグマックを買ってもらおうとの狙いからです。ですから、私は「マーケティング大学」で、こう問いかけました。
「プレミアムコーヒーを開発したのは、新しいマーケットをつくるためじゃないよな。コーヒーを飲みにきた人に、ビッグマックを食べてもらうためだよな。じゃ、その確率はどれくらいなの?」
こうして、マーケティングの基礎、セールスの基礎を教えていきます。
人を育てることは、マクドナルドのビジネスにとって、一番大きな基礎になっています。ハンバーガーは誰にでも1個は作れるものです。しかし、同じ品質、同じ工程、同じスピードで、毎日数百万個を提供することは、普通ではできません。
それを実行しているのが「クルー」と呼ばれる店舗スタッフで、全国に約17万人います。その半数は1年間で入れ替わりますから、クルーの経験者は、日本だけでも数百万人に上る。そして年間のべ16億人のお客様が来店します。ハンバーガービジネスは、とてつもない「ピープルビジネス」なのです。
またハンバーガーは、きわめてスピードの速いビジネスでもあります。私はかつてアップル社にいましたが、IT業界よりも速いのです。IT業界の変化の激しさは、よく「ドッグイヤー」という言葉で表現されますが、それはテクノロジーの変化であって、ビジネスはそれほど速くはない。たとえば今日やったことが、明日の結果に表れるようなことはないのです。
ハンバーガービジネスは、今日やったことは、その日のうちに業績に表れます。雨が降れば、客足が落ちる。携帯クーポンを出せば、すぐに結果がみえる。すこし気を許せば、その日からクルーが足りなくなる──。
16億人のお客様から1円多くいただければ16億円の利益、逆なら16億円の損失です。それだけに、一人ひとりがみずから判断し、率先して動くことが重要になります。ところが、頭のいい人間ほど、テストをやりたがる。
こんな例があります。ある店舗を全面禁煙にしました。店長に聞くと「一時的に客数は落ちたが、その後は新規顧客が増えてリカバーした」という。私は、マーケティング部に「全面禁煙」の大きなステッカーを店の前に張るように指示しました。しばらくして「どうなった」と聞くと「実験をします」という答えが返ってきました。ステッカーを貼ることで非喫煙者がどれだけ増えるかを調べるのだといいます。私は「そんな実験は要らない。失うものは何もないぞ」と叱りました。
また別の店舗で、コーヒーを試験的に100円から140円に値上げしました。1週間後、店長に聞くと「客数がものすごく減りました」と暗い表情です。しかも実験はあと2週間続くと言います。私は本部の担当者に「実験は終わったぞ」と言いました。理屈で考える人は、「3週間のテストは3週間やらないと」と考える。商売の現場感覚と、かけ離れてしまうわけです。
間違いは誰にでもあります。一生懸命に考えて、精一杯チャレンジして、その結果としての失敗は、むしろウエルカム。そういう人は、指導していくことで、いくらでもよくなります。
逆に、何の問題も起こさないような人のほうが、問題なのです。つまりチャレンジをしていない。もしかすると、やるべきことさえやらずに、サボっているのかもしれない。そういう人は、徹底的に責めて、許しません。
新しいことにチャレンジすれば、失敗するのは当たり前です。大切なのは、そのときに上司が適切にフォローすること。管理職の仕事は、部下を管理することではありません。部下の成長を支援することです。評価を下すのではなく、コーチングをするのです。
「部下に優しくしろ」と言っているのではありません。教育とは、お仕着せのトレーニングを受けさせるようなものではなく、経験のないような厳しいチャレンジをさせることです。そうして若い人を伸ばしていくことが、企業の成長につながります。企業の成長のドライバーとは、「お金」ではなく、「人」なのです。
このため私はできるだけ若い人と接点を持つように心掛けています。どんなポテンシャルを持つ人間がいるか、いつも探しています。
よくマネジメントが勘違いすることがあります。
あるポストに空きがある。50歳と30歳の2人の候補がいる。現時点で比較すれば、50歳のほうが能力はやや高い。だから安定感のあるベテランをそのポストにつける──。
しかし、よく考えると、そのポストに求められる能力は、2人の能力よりもはるかに高いことが多いのです。1年後を考えたとき、現時点の能力の差は微々たる違いにすぎないかもしれない。若ければ若いほど、伸びますから。
「いま誰の能力が高いか」ではなく、「最もポテンシャルが高いのは誰か」を考える。1年後や3年後の姿を想像する必要があります。だから、私はよく「今日の能力で人材配置を考えると危ないぞ」と周囲に話しています。
私の父は93歳になりますが、いまだに私を子ども扱いします。同じように、新卒からずっとみているような社員は、どこかまだ力不足にみえる。でもそれは正しい評価ではないかもしれません。客観的な目でみる力を持たないと、人材を見逃してしまいます。
優秀な人材には、つい頼りがちになります。しかし、その結果、若い人が新たなポストにつけず、成長を阻害してしまう恐れがある。社内ではそういう存在を「ブロッカー」と呼んで、戒めています。
今日自分を助けてもらえる人に頼っていると、ブロッカーはいつまでも発見できません。一見すると優秀だけど、よくみると部下が育っていない。そんな人はブロッカーだといえます。
後進を育てるというのは、自分のために行うものなんです。自分がもっと伸びるために、いまの自分の仕事を任せられる人をつくる。後継者ができると自分の居場所がなくなる。そんな考え方の人は、それ以上伸びません。後継者を育てた人にこそ、次のチャンスがあるのです。」
「最近、社内で「マーケティング大学」を始めました。20代の若手社員を中心に、私が講師となって、商売のイロハを教えるというものです。1回、2時間。教科書やテーマはありません。いろいろな事例を取り上げて、我々のビジネスに置き換えるとどうなるのか、話し合う講座です。
たとえば、どの企業にも「金のなる木」と呼ぶべき稼ぎ頭の商品があります。英語で「キャッシュ・カウ(Cash Cow)」といいます。マクドナルドのそれは何か。ビッグマックです。利益を生むキャッシュ・カウを、もっと大きなキャッシュ・カウにするにはどうすべきか。投資の配分を考えるうえで、最も重要なポイントです。
でもビッグマックへの広告宣伝はしていない。マーケティングの予算が割かれているのは新規メニューに対してばかりです。大事なキャッシュ・カウへの投資はどうなっているのか──。
つまり、ビッグマックの売り上げを高めるためのプロモーションをもっと積極的にやれということです。2008年にクオリティを大きく高めた「プレミアムローストコーヒー」を100円で発売しました。これはコーヒーを呼び水にしてビッグマックを買ってもらおうとの狙いからです。ですから、私は「マーケティング大学」で、こう問いかけました。
「プレミアムコーヒーを開発したのは、新しいマーケットをつくるためじゃないよな。コーヒーを飲みにきた人に、ビッグマックを食べてもらうためだよな。じゃ、その確率はどれくらいなの?」
こうして、マーケティングの基礎、セールスの基礎を教えていきます。
人を育てることは、マクドナルドのビジネスにとって、一番大きな基礎になっています。ハンバーガーは誰にでも1個は作れるものです。しかし、同じ品質、同じ工程、同じスピードで、毎日数百万個を提供することは、普通ではできません。
それを実行しているのが「クルー」と呼ばれる店舗スタッフで、全国に約17万人います。その半数は1年間で入れ替わりますから、クルーの経験者は、日本だけでも数百万人に上る。そして年間のべ16億人のお客様が来店します。ハンバーガービジネスは、とてつもない「ピープルビジネス」なのです。
またハンバーガーは、きわめてスピードの速いビジネスでもあります。私はかつてアップル社にいましたが、IT業界よりも速いのです。IT業界の変化の激しさは、よく「ドッグイヤー」という言葉で表現されますが、それはテクノロジーの変化であって、ビジネスはそれほど速くはない。たとえば今日やったことが、明日の結果に表れるようなことはないのです。
ハンバーガービジネスは、今日やったことは、その日のうちに業績に表れます。雨が降れば、客足が落ちる。携帯クーポンを出せば、すぐに結果がみえる。すこし気を許せば、その日からクルーが足りなくなる──。
16億人のお客様から1円多くいただければ16億円の利益、逆なら16億円の損失です。それだけに、一人ひとりがみずから判断し、率先して動くことが重要になります。ところが、頭のいい人間ほど、テストをやりたがる。
こんな例があります。ある店舗を全面禁煙にしました。店長に聞くと「一時的に客数は落ちたが、その後は新規顧客が増えてリカバーした」という。私は、マーケティング部に「全面禁煙」の大きなステッカーを店の前に張るように指示しました。しばらくして「どうなった」と聞くと「実験をします」という答えが返ってきました。ステッカーを貼ることで非喫煙者がどれだけ増えるかを調べるのだといいます。私は「そんな実験は要らない。失うものは何もないぞ」と叱りました。
また別の店舗で、コーヒーを試験的に100円から140円に値上げしました。1週間後、店長に聞くと「客数がものすごく減りました」と暗い表情です。しかも実験はあと2週間続くと言います。私は本部の担当者に「実験は終わったぞ」と言いました。理屈で考える人は、「3週間のテストは3週間やらないと」と考える。商売の現場感覚と、かけ離れてしまうわけです。
間違いは誰にでもあります。一生懸命に考えて、精一杯チャレンジして、その結果としての失敗は、むしろウエルカム。そういう人は、指導していくことで、いくらでもよくなります。
逆に、何の問題も起こさないような人のほうが、問題なのです。つまりチャレンジをしていない。もしかすると、やるべきことさえやらずに、サボっているのかもしれない。そういう人は、徹底的に責めて、許しません。
新しいことにチャレンジすれば、失敗するのは当たり前です。大切なのは、そのときに上司が適切にフォローすること。管理職の仕事は、部下を管理することではありません。部下の成長を支援することです。評価を下すのではなく、コーチングをするのです。
「部下に優しくしろ」と言っているのではありません。教育とは、お仕着せのトレーニングを受けさせるようなものではなく、経験のないような厳しいチャレンジをさせることです。そうして若い人を伸ばしていくことが、企業の成長につながります。企業の成長のドライバーとは、「お金」ではなく、「人」なのです。
このため私はできるだけ若い人と接点を持つように心掛けています。どんなポテンシャルを持つ人間がいるか、いつも探しています。
よくマネジメントが勘違いすることがあります。
あるポストに空きがある。50歳と30歳の2人の候補がいる。現時点で比較すれば、50歳のほうが能力はやや高い。だから安定感のあるベテランをそのポストにつける──。
しかし、よく考えると、そのポストに求められる能力は、2人の能力よりもはるかに高いことが多いのです。1年後を考えたとき、現時点の能力の差は微々たる違いにすぎないかもしれない。若ければ若いほど、伸びますから。
「いま誰の能力が高いか」ではなく、「最もポテンシャルが高いのは誰か」を考える。1年後や3年後の姿を想像する必要があります。だから、私はよく「今日の能力で人材配置を考えると危ないぞ」と周囲に話しています。
私の父は93歳になりますが、いまだに私を子ども扱いします。同じように、新卒からずっとみているような社員は、どこかまだ力不足にみえる。でもそれは正しい評価ではないかもしれません。客観的な目でみる力を持たないと、人材を見逃してしまいます。
優秀な人材には、つい頼りがちになります。しかし、その結果、若い人が新たなポストにつけず、成長を阻害してしまう恐れがある。社内ではそういう存在を「ブロッカー」と呼んで、戒めています。
今日自分を助けてもらえる人に頼っていると、ブロッカーはいつまでも発見できません。一見すると優秀だけど、よくみると部下が育っていない。そんな人はブロッカーだといえます。
後進を育てるというのは、自分のために行うものなんです。自分がもっと伸びるために、いまの自分の仕事を任せられる人をつくる。後継者ができると自分の居場所がなくなる。そんな考え方の人は、それ以上伸びません。後継者を育てた人にこそ、次のチャンスがあるのです。」
原田さんのカンブリア宮殿のビデオがhttp://v.youku.com/v_show/id_XMzcxMDc2MDM2.html
ここにあります。
ここにあります。
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