Tour Championship 終了!
いやあ、なかなかのドラマだった今回の最終戦、やはりプロのプレイを間近で見るというのは素晴らしいものです。
特にEastLakeの場合は、入場者数が極端に少ないので、最前列でほとんどの選手を見ることができます。
まあ思えば、タイガーなどの大物、リッキー・ファウアーのような人気者が出ていないこともあり、魅力が薄れているとも言えるのですがね。
最年少23歳のジェイソン・ディのプレイは素晴らしいが、オーストラリア人では米人は付いてきませんね。ずっと世界ランキング1位のルーク・ドナルドでさえ所詮は英国人ですから、愛国心の強い米人には、あまり魅力がありません。そして30人しか選手が出ていないことも、それだけ引き付ける選手層が薄いということで、ガラガラの日曜日は仕方がないのかもしれません。
それでもスポンサーは天下のコカコーラですから利益たっぷりで、人が入ろうが入らなかろうが、全く気にせず毎年開催してくれることでしょう。ボビー・ジョーンズというゴルフの神様のホームコースで、プレイできるということは選手にとっても聖地でプレイするようなものです。
話によれば、オークランド墓地の彼の墓前には全選手が訪れてボールを置いていったとか。それだけの偉大なゴルファーを生んだアトランタという街は、ゴルフの世界に限っていえばすごい街なんだという認識を持たないといけませんね。
さて、クーチャーに練習場で挨拶し、18ホールすべてを付いて回りました。6番で奥さんのシルビアに会い、オハイオのときの赤いパンツは良かったので、ああゆうのを身につけると「テレビ映り」が良いとアドバイス。パンツは意外にもクーチャー自身が選ぶそうです。
9番ホールではお母さんにも挨拶し、お父さんがいるのも確認、家族総出で最終戦の応援のようです。
一緒にプレイしたのはキーガン・ブラッドリー、PGAチャンピオンシップでごぼう抜きして勝った若者ですね。確かに巧い、ドライバーのフェアウェイキープ率はかなりのものでした。対するクーチャーはかなりの頻度でフェアウェイを外して、それが結果的に+3という不本意な最終日の成績だったと思います。
優勝したビル・ハスについては、PGAチャンピオンシップでクーチャーと最終日が同じ組だったこともあり、よく観察していました。彼も巧い、特にピン側に乗せるのが巧かったように思いましたね。
PGAのツアー選手の実力の程はほとんど紙一重ぐらいではないですかね。では、違いはどこに生まれるのか? それは、運が1つありますね。例えば初日は午後から雨でした。午前中にプレイしたプレイヤーの方が午後にプレイしたプレイヤーよりも有利だったことは明らかですね。そして2日目にはその逆になりますから、午前中はフェアウェイの乾きも完全ではなかったはずです。それが午後にはかなり乾いていたと考えられますから、この差は大きいと分析します。ただ、「組み合わせで負けた」とはいえませんから、そこは運でしかありません。
もう1つの運は「水不足」ですね。例年になく干ばつ傾向のアトランタは、湖の水位がかなり下がっています。これが湖を左手に持つ17番ホールで「幸運」をもたらすことになります。水がない分、砂地が露出しているため、本来なら湖水に入り、ボールが打てないものが今年に限っていえば打てたわけですね。これは大きな違いだったでしょう。優勝したハスも1回砂地に落としていましたからね。
そして最後に「波に乗れるかどうか」だと思います。シーズンを通して言えば、ブラッドリーなんて選手は無名でランキングも125位だったので、浮上してくるはずのない選手でした。ジェイソン・ダフナーも同様です。
ところがシーズン後半になってジワジワ調子を上げてきた。そして開花したのがPGAチャンピオンシップですね。その後の3回行われたプレイオフでも、かなり良い成績でしたから、波に乗ったのです。
波に乗るのは、18ホールのプレイ中でもあります。例えば今一プレイが続いていたところを、パー3でピン側に落とし、バーディを奪う。そうすると次のホールから別人のようなプレイになって、フェアウェイをキープし、ピン側に落とし、悪くてもパー、巧くいけばバーディを奪ってしまう。そんなプレイは素人の我々にもあることです。
ブラッドリーが最終日に来ていた赤のオークリーの服は、PGAチャンピオンシップのときと同じ服ですね、明らかに弦を担いでいます。幸運をもたらすためですね。
戦国時代の様相を呈しているPGAツアーですが、来年以降もこの陣取り合戦は続くと思います。下からはどんどん若者が参入してきます、彼らが上を突き上げて行きます。若い人の方がボールが飛び、プレイが大胆ですから、面白味はありますね。なんとなく30歳を超えるともう「ベテラン」扱いですね。
ミケルソンは確か40歳で、今のところタイガーを除くと一番ギャラリーを集めることができますが、果たしてその人気がどこまで続くかは疑問です。今シーズンはマスターズの前のヒューストン・オープンでしか勝っていません。常勝できるプレイヤーになるとさらに人気は増すのですが、今のペースでは「スター不在期間中の中継ぎOR代役」でしかないように思いますね。
一流の選手であることは大事ですが、「お客を呼べる力」があることも大事ですね。タイガーが出場すると視聴率が数%違う。チケットの売り上げが10%違う。良くも悪くも人気があるということは客を呼べる力があるということで、PGAもビジネスの1つですから、スポンサーが継続してPGAをサポートするには、チケットの販売数が上がり、テレビの視聴率が上がらないとダメですからね。そのためにマーケティングが大事なわけで、コカコーラが世界中で売れているのは、マーケティングに長けているからに他なりません。それは我々のビジネスにも共通するものがあります。
そうそう、すでに2012年の木曜日のチケットを4枚いただきました。ツアーグッズを300ドル近く買いましたが、マスターカードで払うと10%引き、そして来年のチケットが4枚付いてきたということです。Aママ、差し上げますからAパパにお知らせください。
特にEastLakeの場合は、入場者数が極端に少ないので、最前列でほとんどの選手を見ることができます。
まあ思えば、タイガーなどの大物、リッキー・ファウアーのような人気者が出ていないこともあり、魅力が薄れているとも言えるのですがね。
最年少23歳のジェイソン・ディのプレイは素晴らしいが、オーストラリア人では米人は付いてきませんね。ずっと世界ランキング1位のルーク・ドナルドでさえ所詮は英国人ですから、愛国心の強い米人には、あまり魅力がありません。そして30人しか選手が出ていないことも、それだけ引き付ける選手層が薄いということで、ガラガラの日曜日は仕方がないのかもしれません。
それでもスポンサーは天下のコカコーラですから利益たっぷりで、人が入ろうが入らなかろうが、全く気にせず毎年開催してくれることでしょう。ボビー・ジョーンズというゴルフの神様のホームコースで、プレイできるということは選手にとっても聖地でプレイするようなものです。
話によれば、オークランド墓地の彼の墓前には全選手が訪れてボールを置いていったとか。それだけの偉大なゴルファーを生んだアトランタという街は、ゴルフの世界に限っていえばすごい街なんだという認識を持たないといけませんね。
さて、クーチャーに練習場で挨拶し、18ホールすべてを付いて回りました。6番で奥さんのシルビアに会い、オハイオのときの赤いパンツは良かったので、ああゆうのを身につけると「テレビ映り」が良いとアドバイス。パンツは意外にもクーチャー自身が選ぶそうです。
9番ホールではお母さんにも挨拶し、お父さんがいるのも確認、家族総出で最終戦の応援のようです。
一緒にプレイしたのはキーガン・ブラッドリー、PGAチャンピオンシップでごぼう抜きして勝った若者ですね。確かに巧い、ドライバーのフェアウェイキープ率はかなりのものでした。対するクーチャーはかなりの頻度でフェアウェイを外して、それが結果的に+3という不本意な最終日の成績だったと思います。
優勝したビル・ハスについては、PGAチャンピオンシップでクーチャーと最終日が同じ組だったこともあり、よく観察していました。彼も巧い、特にピン側に乗せるのが巧かったように思いましたね。
PGAのツアー選手の実力の程はほとんど紙一重ぐらいではないですかね。では、違いはどこに生まれるのか? それは、運が1つありますね。例えば初日は午後から雨でした。午前中にプレイしたプレイヤーの方が午後にプレイしたプレイヤーよりも有利だったことは明らかですね。そして2日目にはその逆になりますから、午前中はフェアウェイの乾きも完全ではなかったはずです。それが午後にはかなり乾いていたと考えられますから、この差は大きいと分析します。ただ、「組み合わせで負けた」とはいえませんから、そこは運でしかありません。
もう1つの運は「水不足」ですね。例年になく干ばつ傾向のアトランタは、湖の水位がかなり下がっています。これが湖を左手に持つ17番ホールで「幸運」をもたらすことになります。水がない分、砂地が露出しているため、本来なら湖水に入り、ボールが打てないものが今年に限っていえば打てたわけですね。これは大きな違いだったでしょう。優勝したハスも1回砂地に落としていましたからね。
そして最後に「波に乗れるかどうか」だと思います。シーズンを通して言えば、ブラッドリーなんて選手は無名でランキングも125位だったので、浮上してくるはずのない選手でした。ジェイソン・ダフナーも同様です。
ところがシーズン後半になってジワジワ調子を上げてきた。そして開花したのがPGAチャンピオンシップですね。その後の3回行われたプレイオフでも、かなり良い成績でしたから、波に乗ったのです。
波に乗るのは、18ホールのプレイ中でもあります。例えば今一プレイが続いていたところを、パー3でピン側に落とし、バーディを奪う。そうすると次のホールから別人のようなプレイになって、フェアウェイをキープし、ピン側に落とし、悪くてもパー、巧くいけばバーディを奪ってしまう。そんなプレイは素人の我々にもあることです。
ブラッドリーが最終日に来ていた赤のオークリーの服は、PGAチャンピオンシップのときと同じ服ですね、明らかに弦を担いでいます。幸運をもたらすためですね。
戦国時代の様相を呈しているPGAツアーですが、来年以降もこの陣取り合戦は続くと思います。下からはどんどん若者が参入してきます、彼らが上を突き上げて行きます。若い人の方がボールが飛び、プレイが大胆ですから、面白味はありますね。なんとなく30歳を超えるともう「ベテラン」扱いですね。
ミケルソンは確か40歳で、今のところタイガーを除くと一番ギャラリーを集めることができますが、果たしてその人気がどこまで続くかは疑問です。今シーズンはマスターズの前のヒューストン・オープンでしか勝っていません。常勝できるプレイヤーになるとさらに人気は増すのですが、今のペースでは「スター不在期間中の中継ぎOR代役」でしかないように思いますね。
一流の選手であることは大事ですが、「お客を呼べる力」があることも大事ですね。タイガーが出場すると視聴率が数%違う。チケットの売り上げが10%違う。良くも悪くも人気があるということは客を呼べる力があるということで、PGAもビジネスの1つですから、スポンサーが継続してPGAをサポートするには、チケットの販売数が上がり、テレビの視聴率が上がらないとダメですからね。そのためにマーケティングが大事なわけで、コカコーラが世界中で売れているのは、マーケティングに長けているからに他なりません。それは我々のビジネスにも共通するものがあります。
そうそう、すでに2012年の木曜日のチケットを4枚いただきました。ツアーグッズを300ドル近く買いましたが、マスターカードで払うと10%引き、そして来年のチケットが4枚付いてきたということです。Aママ、差し上げますからAパパにお知らせください。
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