マスターズ最終日の1日
まずは、友人のBObと一緒に行くというので、6時起きでした。2日連続です、土曜日は早朝ゴルフだったので、6時起きだったわけですけどね。
7時半に店の近くのBobの店で集合、運転手役のスチュワート、そして知り合いのキャサリンがいまして、4人で1台の車でした。
2時間半の間、2人が携帯電話で話すので、うるさいのなんの、さすがは米人です。そしてオーガスタに着きましたが、そのまま会場には行きません。チケットをさらにもらうために回るわけです。最初に行ったのはテーラーメードの借りた家でした、そこでコーヒーをゲットして、その横にまた住んでいたIrekというどこの国か知りませんが、その選手に1枚チケットをもらい、そしてパーキングのチケットも頂きました。こういうコネはすごい。彼は午後に帰国するので、もう要らないわけです。そして今度は、会場に近い家に行きましたが、デンマークの選手の家でした、どうもここには北欧の選手が2-3人家を借りていましたが、欧州ツアーに出ている選手なんて知るわけもありません。記念写真撮影はやめました。ここでチケットをもらい、前日にセルジオからもらったチケットも含めて4枚(私はイアンからもらっていますからね)になったので、会場入りです。
先に入り口で下りた私は12時20分のマット・クーチャーのティータイムを見たかったわけです。1番ホールのすぐ近くのパット練習上から出てくるクーチャーに声をかけ「 Good Luck」と言って握手をしました。その後、入り口から入ったすぐのところの練習上で各選手の練習を見ていました。イアンを見つけましたが、そこでは声をかけませんでした。ミケルソンはかなり早い時間から練習をしていましたね。軽く打った後は、寄せの練習、バンカー、そしてパットの練習でした。2時間前からしっかり各クラブの練習をする、それは各選手に共通していますが、ミケルソンが一番熱心にやっていたように思います。
イアンのパットを見ていましたが、なかなか入っていかなかったので、調子は悪いと予測しましたが、案の定本番でもパットを結構外していました。
さて時間になり、1晩ホールでイアンに声をかけ、握りこぶしをぶつけ合い、観戦がスタートしました。1番ホールでお父さんのテリーと奥さんに会いました。お父さんは彼そっくりでしたね。後でおじさんもいましたし家族からは4-5人が同行していました。
そして18番が終わったのが6時過ぎでしたかね。18番ホールの近くでは表彰式の準備も始まっていましたが、Golf Digestのマーティさんに会いました。彼は昨年。ボブが連れてきたので2回目です。ゴルフ専門誌を30年近くもやっていると、誰でも知っている感じで、その回りにいた選手の関係者などと雑談をしていました。
あとはイアンの家に行き、お疲れ様でしたの感じ、彼らはすぐにオーランドに戻りましたが家族はそこに泊まったので、ステーキ屋に行き、深夜の帰宅でした。
ゴルフ業界は狭いですね、そしてマスターズはちょうど五輪のようなもので、各メーカーがその提供する選手の出来によって運命を左右されるわけです。頑張ったのはナイキ、キャラウェイ、クリーブランド、タイトリストでしょう。逆にテーラーメードはダメで選手がテレビに映らないと宣伝効果もないわけです。この違いは実に大きいと思います。そういう風に見るとブリジストンやミズノ、スリクソンなど日系がいくら頑張ってもトップ10に入る選手に使ってもらわないと弱いということになります。ブリジストンはカプルスとクーチャーが使っていましたし、クリーブランドはスリクソンが買収しましたが、それでもまだまだ弱いというか、日系は米系ほどお金を突っ込んでいかないんでしょう。
ブリジストンがタイトリストを叩き落せと号令を出して、ゴルフチャンネルで露出していますが、それでも使っている選手の数を見ると全然弱いですね。
ちなみに、ミケルソンが優勝したときに身に着けているベルトはBobの作ったもので、別にCMしているわけではありませんが、これだけでも世界中の人が見るわけです。「あのベルトはどこで買ったのか」という人が10人もいれば十分です。PGAツアーの選手の多くが彼のベルトを身に着けています。そしてそのつながりで、チケットを譲ってもらえるわけです。そしてそのつながりで私の寿司を食べるPGAツアーの選手が増えるわけですね。ビジネスはこういうものですかね。
今回は、大変疲れましたが、世界ランキング7位の選手の家にも行ったし、ゴルフ業界の裏側も少し見させていただきました。これも1つの勉強です、これをどう自分の分野で生かしていくかですね。
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