美味しいミネストローネの秘密


硬い経済情報が多い中、息抜きに美味しいスープです。
先週の日曜日にゴルフ仲間に作ったミネストローネ、イタリアンの定番ですが、少し工夫がしてあります。
材料:4人分
たまねぎ半分、にんじん半分、セロリ1本、キャベツ2枚、かぼちゃたまねぎと同量、ベーコン2枚 (すべて細かくしてください)
にんにく1片、ビーフブイヨン2個+水600cc、トマト缶(ダイスでOK)1カップから(トマトは多いほど美味しいので調整してください) 塩、パセリ(少々)
作り方:
1、深鍋にオリーブオイルを流し刻んだにんにくを炒めます、これはほとんどすべてのイタリアンで同じことをやります。 オリーブオイルににんにくの香りが浸みこんで行きます。狐色になったらベーコンを入れ、炒めます。
2、野菜を全部入れて炒めます。全体に油が馴染んだら、スープを入れます。ここで約20分煮込みます。
3、トマト缶を加え、塩で味を調節しますが、ここで隠し味、昆布を1片入れます。そして味加減を見ながら醤油も少し加えましょう。これで15分煮れば完成です。食べるときに刻んだパセリをのせてください。
実際には、当日よりも翌日の方がさらに美味いですね。、またコンキリエとかのパスタを加えても美味しいスープパスタになります。
 私は、このミネストローネをディープサウスの貧しい人に広めたいと思います。 お金がなくても大人数で簡単に作れて美味しく食べられるもの、野菜が一杯で栄養価が高い、太らない。そしてなんとなくガンボ(ルイジアナが発祥の南部料理)にも近いものがあるような? 前のブログで書きましたが、貧困層が全米に3500万人います。 そして政府の補助で生活しているのです。フードスタンプをもらって買い物は何? 調理しなくて済むようなジャンクフードが多いのです。マカロニチーズなんて最悪の食べ物です。 太らせるために作ってあるようなものです。こういうものを学校でも出しているところがあります。そしてホットドッグにハンバーガー、これまた最悪のアメリカ食です。
 結局、この国のスタートが悪かったのでしょう。移民の最初は男が中心で女の数が少なかった、したがって女は重宝され大事にされたのです。レディファーストの国の始まりです。そして女性は料理とかをするよりも違う面で男性に尽くすことを良しとされた。そして工業化により、家にいるよりも工場に出て働いて稼いだ方がお金になる、資本主義の極意みたいなもんです。 稼いでお金を持っていれば買うことができる、作らなくてもいいという風潮がこの国の女性の料理に関する方向性をなくしたのでしょう。家に行けば素晴らしいキッチンがあるが、それは1年に1回の感謝祭の日に男性が作るためにあり、普段は見せるためのキッチンなのです。 もちろん、まめに作る人もいますが、大半の人はパスタとかステーキなどの肉料理しか作れない。そして、それを受け継ぐのが子供です。 だから「お袋の味」がないのです。
 今回の経済悪化は大きなチャンスだと思うのです。 もう、お金はない。少ないお金で外食するのはやめて家で美味しいものを作ろうよ、と私はアメリカ人に訴えているのです。もちろん、英語版にも掲載してあります。皆さん、貧しいアメリカ人を見たらこのレシピを教えてあげてください。

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