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Showing posts from February, 2009

反省の1日

 今日、実際に起こった出来事です。あるお客さんがはまちのカマを注文した。ところがそれは売れきれでした。もちろんその場で「今日はありません」と言いました。そして食事の最後のデザートの段階で、てんぷらアイスクリームを注文した。そして同時期に他のテーブルからも同じ注文が入った。ところが運悪く、在庫が1つしかなく、それを他のテーブルを優先した。結局、何か他のものを?と聞いたようだが、お勘定をくださいで終わってしまった。  これを、それで済ませるかどうかの問題だが、私は心情的に何かデザートをこちらで準備して出すべきではなかったかと思いました。自分が注文しようとしたものが2品もなかった。これは後味の悪い食事ではなかっただろうか、そしてデザートについては明らかにこちらのミスだったはず。それであればお詫びの意味合いも含めて何か店として出した方が、お客さんに気持ちよく帰ってもらえるだろうにと思ったのです。  まず、キッチンを呼び、どうして在庫がなかったのかを詰問、彼は「よく売れたから」と返答。ただPOSで何個売れたのか調べるとそんなに大量には売れていないのです。そこで在庫を多めに持つように指示、具体的には10個を持ち、5個になったら5個作り、常に5-10個の在庫をキープしようというものでした。  フロントは経緯を説明し、どうすればお客さんに気持ちよく帰ってもらえるかを考えること。そしてすみません的なデザート提供ではあるが、それを見せずに「こんなデザートがありますけど、試してみませんか」的なアプローチをしようと指示したのです。これを店が閉まったあとでスタッフ全員に徹底しました。今後も起こりうることです。  やはり、この不況下でせっかく来店していただいているのに、次への来店につながるようなサービスを提供すべきだと思うのです。悪い噂はすぐに多くの人に伝わり、良い噂はゆっくりしかも少し人にしか伝わらないということも教えました。こうした些細なサービスの低下が毎日起こっているとすれば、それは大問題なのです。

最悪のシナリオ

 昼過ぎにオバマはNC州の基地で演説を行いました。 来年8月31日をもってイラクからの撤退を完了、兵士の給与を引き上げ、退役軍人の手当てを充実するなど、リップサービスに努めていました。  国有化になったCITIの株価は大きく下げ、1ドル50セント前後で推移。AIGのようになるでしょう。  さて、たまたま友達と話をしていました。最悪どうなるのか? その友達の友達が先日銀行に行き、まとまったお金を引き出そうとしたら断られたというのです。自分のお金を引き出せない状態?  実は、昨年リーマンがやばいといわれていた時にもこうした預金引き出し騒ぎが全米でありました、ですから今回が2回目です。連邦政府は国外に向けるべき兵士を国内に向けられるよう手配を済ませています。そして取り付け騒ぎが起こらないように慎重に行動しているのです。ただ、ここのところの銀行株低迷で「やばいんじゃないか」という風が吹き始めました。そこでまたもや、預金引き出しが起こっているのです。  簡単に考えてください。ガソリンの不足の時と同じなんです。皆さんが一斉に銀行に行き、お金を引き出すと銀行からお金が消えるのです。翌日に連銀から補充されますが、それでも足らなくなるのです。全米にある車をすべて満タンにするとガススタからガソリンが消えるのと同じ理屈です。ただ、賢い人はすでに引き出して自宅保管しているでしょうね。実際にそうなるかどうかは分かりませんが、恐らくこのまま金融機関の株が下がっていくと(ということは市場がそう思っているということ)、国有化しかありません、来週あたりバンカメが政府の管理下に入ることが十分に予測できます。  そして連鎖反応のように全米で小さな銀行がつぶれていくと、国民が一斉に銀行に押しかける。そして支払い停止がオバマから命令されることは考えられます。今はそうならないために、政府は手を打っているのですが、かなり最悪に近いムードになっています。

さあ、週末です!

 目立ったニュースがありません、GA州の失業率がが8.1%から8.6%になり、さらに悪化するであろうという記事など、すでに分かりきったことしかありません。Citiは予定通り実質国有化されました。Next?の声が聞かれるなか、膿はすべて出し切ることでしょう。末期がんでこの世の終わりではありませんからね、たかが金融危機などので、映画などにあるように地球が凍るとか巨大隕石が衝突して地球規模のダメージになるとかそういう問題ではないのです。人類の歴史の中の些細なことなのです。  ダウは朝方から下げています。終値で7000を割り込むのか? まあ近い将来起こりうることでそれも私はすでに織り込んでいますから、驚きませんし、むしろ下がってくれた方が押し目買いの価格が下がるので助かるぐらいです。ここで押し目買いができるかそれとも指をくわえて待つしかないのか、これが運命の分かれ道みたいなものです。 裕福な人は、「ここが買い」で買えますが、そうでない人は買えないのです。 私は裕福ではありませんが、これまで株式市場にあまり資金を投入してこなかったので余裕があるということです、勘違いしないでください。  ダウ7000ということはアメリカ人の資産の半分が消えると思って間違いないでしょう。1月の新築住宅販売が大きく落ち込んでいました。 当たり前でしょう、こんな状況下で売れるわけがない。車しかり家具しかり。いやいや寿司屋でよかったと思います。 寿司は簡単には家で作れませんからね、レストランで食べるしかない。こういう面では日本食はラッキーなんですよ。 イタ飯屋だと簡単に作れますから、わざわざレストランに行く必要もないでしょう。 先週はイタリアンを我が家で作りましたが、簡単です。ただ手間隙というか時間がかかるものが多いのです。 一例で言えば「たまねぎを1時間炒めるとか、それも焦がさないよう時弱火で少しずつ」こんなのが平気でありますから、数時間かかります。  話を元に戻し、現実問題を考えてみてください。 引退間近の人がいる、せっせと働いて401Kなどで老後の資金つくりをしていた。とりえあずで貯めた$1M。ところが昨年末に27%下落、ということは$73万ドルに減ってしまった。ところがそれが今月末に$60万ドル以下になってしまった。これでは老後の計画が大きく狂いますよね。まだ若い人は貯蓄額も少ないし、5万ドル

諸々

 今朝は会計士のところに行ってきました。 白人系のアメリカ人ですが、97年から利用しています。 まじめ一筋の人なので安心です。AXISの新聞社とTAKAのレストランの2社の08年決算です。 AXISは半ばボランティアに近いので赤字にならなければ良いので数字は気にしませんが、レストランの方は人員も抱えていますし、それなりの投資も行っていますから利益を出さないといけません。 売り上げは前年比で26.8%伸びています。08年は大変良い年だったのです。まあ、パティオの改装や家の地下室(倉庫がわり)の改装でかなりの経費を使ったので払う税金はあまり変わりませんが、昨年から四半期ごとに見込み税を払っているので今年は楽です。 昨年は3-4月にまとまった税金を納めないといけなかったのでお金が不足し自分のポケットから借りたほどでした。  個人のTAXリターンも同時に済ませ、昨年同様5000ドル近い払い戻しとなります。まあ、家のローンがあるからですが、これも今回で終わりです。 今年はエクイティの返済を積極的に行います。今でも30万ドル強のローンがありますが、これを早めに完済しようと思っています。というわけで数千ドルのTAXリターンは今年が最後になります。仮に20万ドルを5-6%の金利で30年返済すると実際の払い込み額は48万ドルになるのを知っていますか? だからできるだけ早く完済した方が得なのです。これまで手元に現金を置いておかないといけなかったので、年間に13-14か月分を払うペースでしたが、今年は一気に加速させます。仮に1年を13か月分払うだけでも30年ローンは21年で完済します。  そういえば、昨日来たアメリカ人の友人は「カリフォルニアの知り合いがさあ、TAXリターンをしたら州政府から手紙が来て、今はお金がないから払えないので借りておきます、といった内容だったよ」と言っていました。財政難のカリフォルニアにはお金がないのです。  確か3-4週間前に書いたと思いますが、カリフォルニアの干ばつはかなりひどいようで、農作物の価格が上がります。レストランを経営している私にとっては米の価格が上がるのですが、すでに手当ては済ませてあります。寿司屋にとって都合が良いのは新米である必要がないということです。 新米は水分含有量が多く、粘りが出るので寿司飯には向かないのです。古米を長く使う方が握りやすく

今日の朝刊から

 昨夜のオバマの演説がメインですが、「アメリカを再生する、そしてこの国を回復させる」その後のスタンディングオベーションはまさに「やらせ」でしょうね。80%余りの真実を知らない国民に向けるメッセージとしては最高だったのではないでしょうか? 少なくとも私はそう思いました。  「オバマ君、能書きはやめてくれないかい? 君はケネディの再来でもないし、名のある宗教家でもないんだよ。そういえば民主党の前の大統領クリントンも自分をケネディの再来のように仕立てて酔っていたからね。そしてケネディよろしくホワイトハウスで女にも手を出した。みんなとうまくやれば暴露されなかったのに、そうしなかったからチクられたんだろう? まあ、オバマ君はそういうことは、やりそうにないので大丈夫だと思うけどね」と辛口批評家の声が聞こえてきそうです。  ということで、今朝の株式市場は一転反落しています。10時半で150ポイント下落。そして悲しいことに金も反落、円も反落しています。まあ、金については一休さんです。たまには休まないといけません。1月からほぼ1本調子で上がって来ましたからね。  前置きが長くなりましたが、本題です。 1、イラク駐留の米軍は、2010年8月に撤収する予定です。 現在3-5万人が平和維持活動を行っています。 2、住宅価格の下落が続いています。 12月の数字が出ましたが、1年前に比べ平均18.5%下落しています。メトロアトランタで言えば、今の価格は2002年の夏と同じ程度になります。私の推測では今年一杯続くのではないかと思います。ということは家計の含みは何もなし、消費に回すお金もなし、したがって車も売れない、景気はさらに悪化するのです、そこで「回復する」と叫ばれてもねえ、「いつなんだい?」と聞き返すだけですね。そういえば「Someday, soon.」と言うでしょうね。 3、レイオフは相変わらず続いています。Micron tech が2000人、 Nokiaが1000人です。 4、ローカルですが、06年に薬物捜査の過程で、92歳の女性を撃ち殺したアトランタ市警の警察官3人に対して裁判所は5-10年の刑を言い渡しました。罪が軽すぎると批判されています。昨日はDekalb郡の警察署長が職権乱用とかでクビになりました。どこもかしこもですね。  こんな法律を知っていましたか? 2002年に施行され

VIJINが3月29日に閉店します。

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ヘアサロン、VIJINが3月29日を、もって閉店することになりました。長年のスタイリスト人材不足、雇用難航などが起因です。またショッピングプラザの度重なる状況変動を被り、心機一転業務拡張計画中でしたが、アトランタ採用として日本で育ててきたスタッフが直前に渡米キャンセルという事態に見舞われ、労働ビザの問題、アメリカ美容ライセンスの問題などを解決する目途が立たず、計画断念になりました。 VIJINでは、今後とも、別なる環境でお客様へのヘアケアができるよう活動する予定で、各担当スタイリストがそのまま引き継いでいきます。3月29日以降の予約はYoshie678-778-8106、Kurumi404-754-7674、オーナー南田770-457-2610で承ります。 ちなみに以前からオーナー南田さんと称して州外などでヘアカットを行っている人物がいます。仮にこの男性の名前をミスターMとしましょう。今回似顔絵を掲載したのは、これが南田オーナーであるということです。ミスターMについてはAXISでもかなりの情報を得ていますが、お客さんからお金を借りて返さないとかいろいろトラブルがあるようです。皆さんお気をつけください。本人が自分の名前を名乗り、堂々を仕事をする分には何の問題もありませんが、他人の名前を使い商売をし、さらには金銭トラブルを起こすようでは人間として行ってはいけない行為だと思います。

やはりブッシュの自作自演だったのか?

 現在、堤未果さんお書いた「アメリカ弱者革命」を読んでいます。その前に読んだ新作「ルポ 貧困大国アメリカ」がなかなか面白かったので、これを購入したのですが、9・11事件について触れています。  その56ページにこんな文章があります。 ゲイのダニエルとのインタビューですが「僕の友達で、テロは政府がやったんじいゃないかと疑って、ずっと調べていた文化人類学者が、ある日突然消えたんだ。もう1人の新聞記者の友達は、FBIに家を散々に荒らされた挙句、命の危険を感じて、家族を置いたままコスタリカに逃げた。飛行機が突っ込んだツインタワーがあんな形で崩れるのは構造上おかしいと言っていた建築家は不審な事故で死んだ。3人とも昔からよく知っている僕なら信用できるからと、資料のコピーを送ってきたんだ」「次は僕なんだ。 生まれて初めて銃を買ったのがテロからではではなく、自分の国の政府から身を守るためだということを誰が信じてくれるだろうか」  私は、前からペンタゴン突入はおかしいと思っていましたが、貿易センタービルについては本物だと思っていました。これについてグーグルすると以下のようなものが出てきました。 「そもそも世界貿易センターは飛行機が突っ込んでも崩壊しない作りになっています。(突っ込まれる事を想定して作ってある)最近テレビでやっていた内容です。・飛行機が突っ込んできても崩壊しないように作ってあるのに崩壊したこと。・ビル内部の鉄筋が溶けていた。(普通の火災程度の温度では溶けない)・過去のビル火災等でもあそこまでの崩壊事例はない。・崩壊前のビデオに爆破の煙が映っている。等が確認され、専門家も疑問に思っています。そして、飛行機が突っ込んで、その衝撃、もしくはその後の火災が原因で崩壊はまずない。と考えられ、爆破による崩壊が妥当と考える専門家もいます。実際に崩壊の寸前に爆破のような煙が多々確認されています。この爆破はビル解体に用いられるものと同じです。なので、ビル内部にそのような爆破物が事前に仕込まれていて、遠隔操作によって爆破されビルが崩壊したと考えられます。なので通常の火災では、まずビルは崩壊しません。」  皆さんは、これをどう思うでしょうか? さらなる参考資料を掲載しておきますーウィキペディアからのコピーです。 ワールドトレードセンター崩壊についての論争 主流の見解では、 ワールドトレードセ

美味しいミネストローネの秘密

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硬い経済情報が多い中、息抜きに美味しいスープです。 先週の日曜日にゴルフ仲間に作ったミネストローネ、イタリアンの定番ですが、少し工夫がしてあります。 材料:4人分 たまねぎ半分、にんじん半分、セロリ1本、キャベツ2枚、かぼちゃたまねぎと同量、ベーコン2枚 (すべて細かくしてください) にんにく1片、ビーフブイヨン2個+水600cc、トマト缶(ダイスでOK)1カップから(トマトは多いほど美味しいので調整してください) 塩、パセリ(少々) 作り方: 1、深鍋にオリーブオイルを流し刻んだにんにくを炒めます、これはほとんどすべてのイタリアンで同じことをやります。 オリーブオイルににんにくの香りが浸みこんで行きます。狐色になったらベーコンを入れ、炒めます。 2、野菜を全部入れて炒めます。全体に油が馴染んだら、スープを入れます。ここで約20分煮込みます。 3、トマト缶を加え、塩で味を調節しますが、ここで隠し味、昆布を1片入れます。そして味加減を見ながら醤油も少し加えましょう。これで15分煮れば完成です。食べるときに刻んだパセリをのせてください。 実際には、当日よりも翌日の方がさらに美味いですね。、またコンキリエとかのパスタを加えても美味しいスープパスタになります。  私は、このミネストローネをディープサウスの貧しい人に広めたいと思います。 お金がなくても大人数で簡単に作れて美味しく食べられるもの、野菜が一杯で栄養価が高い、太らない。そしてなんとなくガンボ(ルイジアナが発祥の南部料理)にも近いものがあるような? 前のブログで書きましたが、貧困層が全米に3500万人います。 そして政府の補助で生活しているのです。フードスタンプをもらって買い物は何? 調理しなくて済むようなジャンクフードが多いのです。マカロニチーズなんて最悪の食べ物です。 太らせるために作ってあるようなものです。こういうものを学校でも出しているところがあります。そしてホットドッグにハンバーガー、これまた最悪のアメリカ食です。  結局、この国のスタートが悪かったのでしょう。移民の最初は男が中心で女の数が少なかった、したがって女は重宝され大事にされたのです。レディファーストの国の始まりです。そして女性は料理とかをするよりも違う面で男性に尽くすことを良しとされた。そして工業化により、家にいるよりも工場に出て働いて稼

今週の動き、そして

 朝方上がっていた株式市場ですが、1時間も待たずマイナスに転じました。 昨日の日経新聞には「日経平均の7000円割れはあり得る」と書かれていましたし、ダウも同じことです。そのうち新聞には「nationalization」という大きな文字が出てくるでしょう。ずばり「国有化」です。これまでにも多額のお金が突っ込まれてきましたが、CITIは「まだ足りない」と言っています。政府は普通株で44%まで同行の株を持とうと考えているようですが、これ自体がすでに政府保有の銀行と何も変わりもありません。 AIGは政府保有になっても何も変わらず株価は下がり続けていますし(すでに1ドル以下)、これがこの先どうなるのかも分かりません。こうした金融関連の不安材料がダウを狙い、加えてさらに悪い状況の欧州があるということで7000ドルを割るシナリオができていると思います。  企業の収益が落ちれば、それを財源にしている政府の歳入も落ちます。カリフォルニア州が破綻しかけているのはご承知の通りですが、CA州だけではありません。昨年11月現在の主な「やばい州の赤字額ですがCA州が150億ドル、フロリダ51億ドル、ニューヨーク51億ドル、NJ州25億ドル、アリゾナ20億ドル、ジョージア18億ドル、ネバダ12億ドルですが、46州に危険信号が灯っています。これらの州は連邦政府からの援助を当てにしていますが、連邦政府にできることは、国債を発行してお金を渡すことしかありません。口の巧いオバマは「350万人の雇用創出」などアドバルーンをどんどん揚げていますが、これが実際に創出されるには数年かかります。その間をどうするのですか?  今朝のCNNではルイジアナ州で実際に州政府発行のフードスタンプで暮らす家族を取材していました。全米で2番目に貧しいであろうルイジアナです。彼らが買えるものは栄養価の低いジャンクフードまがいのものです。これらを食べてどんどん太り(実際にすでに太っていました)、病気になっていくのです。そして収入が少ないので病気になれば、メディケードで救済されます(メディケードは低所得者を救済するための健康保険だと思えば良いでしょう、対してメディケアというのは高齢者救済の健康保険です))。そうなれば、すべてが税金で賄われることになり、州の財政はますます圧迫するというマイナスのスパイラルがそこにあるのです。  学校

開店7周年記念 お客様感謝デーの成果

 昨日2月19日はTAKAレストランの開店記念日で、毎年恒例なんですが記念イベントを行います。今年は生ビール、熱燗、枝豆、味噌汁が7セント、ワインがボトルで7ドルと昨年よりもセール対象を広げました。事前告知は2週間前で、直前の予約が115名でした。その後、予約のキャンセルとかあり、実質予約は110名でしょう。それで来店数が122名、売り上げが前年比で141%という結果です。昨年と今年の景気の違いを考えるとやる意義はあったと思います。バレンタインデーでお金を使ったアメリカ人をここで呼ぶにはセールが一番です。  損をしないだろうか?という疑問がありますが、損はしません。生ビール、熱燗、枝豆はすべて仕入先からの寄付になっています。味噌汁の原価は皆さんご承知の通り、ワインも今年は値段を調整してもらいました。 2ケースずつ買い、価格調整をしてくれたのです。当然余りましたが、すべて実売しているアイテムなので、通常価格に戻せば粗利は高くなります。ワインだけで1200ドルも買いましたが、これが生きた在庫になりますから問題はありません。  そして、やはり「利益還元」ではありませんが、定期的にこうした刺激的なイベントをやり連帯感を深めることも大事でしょう。お客さんの中には毎週通う常連もいれば、月一の方、そして全く知らない人もいるのです。全く知らない人は新規顧客開拓のチャンスです。その中の数人でも戻ってくれればいいと思っています。  考え方によっては「安くすればお客は来る」ということを実証しているわけです。 景気が後退する中伸びているのはWalmartぐらいでしょうか? それは価格が安いというイメージがあるからです。粗悪な品もあれど、ナショナルブランドも売られています。たまには、そういう真似をすることも良いのでは? そしていつもの日の2倍以上の売り上げを作ったということは成果があったと言えます。  来年は8セントで提供し、さらなる売り上げUPを狙うのです。景気は悪いと思いますが、指をくわえているだけではダメということです。仕掛けをして魚を釣らないといけませんね。

かなりやばいぞ!!!

 どうも臭う、怪しい臭いです。 景気の話なんですがね。CNBCではバンカメとシティについて国有化の可能性も高いと言っていました。バンカメは5ドル以下、シティは3ドル以下に下がっています。他も大して変わらずGEでさえ10ドルを割り込んでいます。こうした状況から想定してダウは7000ドルを割り込むでしょうね。ということは、単純に考えてアメリカ人の試算が半分消えると思って良いでしょう。401Kや様々な方法で引退後の生活を考えている人、またすでに引退した人にとっては頭の痛い問題です。  オバマ政権が発足して2つの救済法案が可決しましたが、これでも株式市場はNOを突きつけ下落しました。結果的に今は何をやろうがダメということです。 破格の財政出動も限界あり、この国の財政赤字は半波ではありませんからね。最悪の事態にならないことを祈るしかありません、というかむしろそうなって潰れるところはつぶれたほうが良いのかも知れない。 お金突っ込んでもつぶれるなら、何もしないほうがマシか? その突っ込んだお金もどこに消えるかのか分かったものではありません。カトリーナのときの救済で使われるべきお金はどこに消えたのでしょう。そう考えるとここは、美空ひばり(テレサテンかも?)しかないですね、「時の流れに身をまかせ、、、、」と時間の解決です。しぶがき隊もありますけどね、「ジタバタするなよ、世紀末が来るぜ、、、」「ないないないない、お金がない、ないないない、何にもない」となり、最後はジュリーで「勝手にしゃがれ」と、ふざけている場合ではありませんが、自分だけは助かるようにしておきましょう。決して政府は救ってくれないということ、となれば世界で通用するゴールドしかないのです。  そして欧州で国の1つでも潰れれば連鎖が起きかねません。ドイツでは銀行国有化法案が可決しました。これにより、各種救済をしても救えない銀行を国有化することができますが、すでに大手金融機関がその道に進ようです。 車のサーブが事実上の破綻をしました。GMから切り離して独立するかし道はありませんが、スウェーデン政府は国有化は考えていません。とにかくアメリカが回復しないことには日本を含むアジアも回復しませんからね。幸いにも円安に向かっていて、これは日本にとっては少し救いですが、それでも100円以下というのはかなりきついでしょう。  唯一というか、私

今日の朝刊から

大したニュースはありません。 1、元ファルコンズのQBマイケルビックの邸宅が3月10日にオークションにかけられます。最低落札価格は$3.2Mです。場所はSugarloaf CCにあります。 2、円が93円まで戻しています。3つの経済圏というか、アメリカ、欧州、日本を見た場合、一番危ないのが欧州、次が日本、そして最後がアメリカに変わってきたからでしょう。情勢はコロコロ変わります。おかしな話です。 アメリカ発のサブプライム危機が欧州を直撃し、最初は蚊帳の外だった日本までもが大打撃を受けてしまったということです。そういう面ではアメリカは大きく深いのです。目先は分かりませんが95円まで見たほうが良いでしょう。日本の場合、政治が主導的な立場を取れないことが問題です。アメリカはダメでもオバマの振る旗の下に皆が集まりますが、漫画好きで漢字の読めないボンボンは旗も振れないし、誰も近寄りません。この違いは大きいと思います。それとやはり日本は他のアジア諸国と同じで「輸出で外貨を稼いで成り立っている国」という構図がぜんぜん変わっていないということでしょう。「世界第2位の経済大国」といわれていますが、金を稼いでも使うことができないから内需が伸びない、またそういう国民性なのでしょう。 3、GMとクライスラー問題、GMは3月末で手持ち資金が枯渇するようですが、思い切って潰した方がいいと思います。「膿を出す」という考え方です。大手術ができないから、とりあえず点滴でも打っておこうでは何も変わりません。一時的に労働者が職を失おうが、失業率が上がろうが、ダラダラと税金を投入するのが一番良くないでしょう。これを機会にUAWも解散させることができるかも知れません。GMの中でも生き残れるブランドだけを残し(Chevolet, Cadillac)あとは処分するというぐらいの荒療法ができないワゴナーも追放するべきでしょう。 そもそも、アメリカの自動車産業が良くないのは、良い人材が入っていかないからです。日本であればトヨタには東大などから人材が入ってきますが、アメリカの場合、エリート学校を出た人は「メーカー」には入らないでしょう?(これはデータがないので確認していません、推測の域です) アメリカのエリートは防衛産業、航空産業、IT産業などの先端技術系に進むか、金融系、法務系に進むと思います。だから、アメリカの車の

トピックス

少し面白い話題を見つけました。 1、車の販売が伸びている? 2008年のレクサスの米国ディーラーの新車販売台数は昨年20%減少でしたが、中古車販売台数は4.3%増加、今年1月はさらに19.5%増加しました。BMWは米国で、昨年12月に7シリーズの中古セダンを848台販売しましたが、同社のこの7シリーズの新車販売台数はわずかに37台だった。とうわけで、ディーラーは認定中古車に新たなターゲットを得たのです。 金融危機の下、高い新車は買えないが、同程度の品質で価格の安い認定中古車なら買いたいのです。「腐っても鯛は鯛」で、ベンツは常に憧れの車なのです。ただ新車を買うお金はないが、高品質の中古車であれば「中古車に見えない」ので問題がないということです。今年と来年にはこうした高級車がリースを終えます。そして中古車市場に流れていくのですが、ディーラーが整備しなおして再販することにより、価格を維持でき、ブランドイメージも維持できるという作戦なのです。 2、金の産出量は減少に向かう? 南アフリカといえば金とダイヤモンドですが、金の産出量が減っています。これが響き、世界の金鉱山の生産量は昨年2385トンと、2007年から3.6%減少しました。 折しも投資家が世界的な金融危機の中で金を買いだめしている中で明らかになった供給量の減少は、金価格を1オンス=900ドル超まで押し上げる要因となりました。 価格がそれ以上高騰しない唯一の理由は、金に対する宝飾品需要が特にインドや中東で激減しているからです。 UBSやゴールドマン・サックスは2月初旬、金価格が短期的に1オンス=1000ドルを突破し、史上最高値を更新する可能性もあると予想しました。 続きあり

3つの収縮

 2日前に届いた日経ビジネスの最後に、堺屋太一のコメントがありました。「3重収縮からの脱出策」というものです。これは確かに的を得ています。  1つ目は金融収縮、2つ目は事業収縮、そして3つ目はマインド収縮です。このマインド収縮について、彼はいずれ起こるべき革命だったと書いています。20年以上も前から人類の文明が変わっていた。人々は、物財の豊かさ=人生の幸せ→物財の多さ=煩わしさ、と思い始めているのだそうです。  同じ号では、携帯電話の中での売れ筋がシンプルな機能で無駄を省いた機種が売れているとも書かれています。 確かに携帯電話は、どこでも通話できる便利さ→メッセージを送れる→写真が撮れる→ネットが見れる→銀行送金ができる→駅の改札が通れる→買い物の支払いができるなど、どんどん進化しています。 便利=良いことなんでしょうが、使えない人はどうするんですか? 取り残しですか?世の中のマジョリティはその取り残しです。40代以上の人の何%が電子メールを使えますか? 携帯電話を不自由なく使えますか? それに反して売り手や作り手は前に進みすぎてしまった。それではソッポを向かれ売れないのは当たり前でしょう?  そしてこうした技術が進めば進むほど、一番大事な人との対話が忘れられてしまいます。これから高齢化がますます進む中で孤独な人が増えていくと思います。世の中がそういう方向に向かえば、それは人間の住む場所ではなくなっていくのでは?という危惧もあります。そうでなくても、すでに今の若い人の中には人と一緒に遊べない人が増えています。それはコンピューターゲームなどにより、1人でいる時間が多いからです。  一例ですが、以前に2階の外壁のペンキ塗りをしていて落ちたことがあります。 かかとにひびが入り、しばらくの間松葉杖を使う生活が続きました。その期間はわずかに1ヶ月でしたが、いざ松葉杖を外し、普通に歩こうとすると歩けないのです。笑うかもしれませんが事実です。同じように脚を痛めた人がいて彼女もやはり松葉杖を使っていましたが、歩行のリハビリに行ったそうです。わずか1ヶ月で歩き方を忘れるのです。何年も1人で遊ぶことを覚えてしまうと、人との接し方を忘れてしまうのでは? どう人と付き合って行けば良いのか分からなくなるのでは?  そして、そこに焦点を当てればビジネスのチャンスは無限にあるのではないでしょうか

今日の朝刊から

1、アトランタ市は歳入不足を補うために$20Mの経費削減を打ち出しました。マリエッタ市教育委員会は58人の人員削減、うち38人の教師削減を発表、これで$3.2Mの経費削減になります。今後も自治体の経費削減は続きます。 2、Cobb Co.で押し込み強盗があり、金品を奪われた事件ですが、どうやら顔見知りの犯行であると警察は判断しています。最近銃を持って押し入る強盗が増えていますが、この事件に関しては別と判断したようです。ちなみに侵入は地下室のドアからでした。 3、ダウンタウンのGlenn Hotel にある Maxim Primeが3月1日で閉店することになりました。 NYCからの進出ですが、約2年で閉店です。 一応市内で別の場所を探しているということですが、その行き先は不明です。 4、レイオフです。 スターバックスは1370人、他にも2社で1360人です。 5、衛星ラジオのSiriusが会社更生法の適用申請を検討中です。携帯端末の発達により、音楽配信もできますしビデオも見れますし、こうしたものが不要ということでしょう。  昨日のこと、店に行くと、美容師のデボラが「TAKA知ってる? 月曜日の夜にこのビルで強盗があったんだって」といきなり嫌な話です。聞けば、夜の11時ごろに美容師1人、お客さん1人のところを銃を持った男に襲われたようです。辺りは暗く、月曜日は特に定休の店が多いので狙いやすかったのでしょう。それを聞いてから、私も1人のときがあるので店の鍵を昼間でもかけるようにしました。従業員にも仕事が終わってから車まで行く間が一番危ないので閉店が近づいたら車を店の前に移動させるように指示しました。「起きてからでは遅い」のです。店の売り上げはクレジットカードが多く現金は少ないのですが、それでも多いときには500ドルあります。 今は100ドル目当てに銃を突きつける時代ですから気をつけないといけません。  どうやら花粉が飛び始めたようです。 私は大変敏感でして、2日前からどうも様子がおかしいと思っていましたが、やはりそうです。24時間のアレルギー薬を飲みますが、一番効くのは凍頂烏龍茶です。昨日も店に行ってしんどかったので濃い目のウーロン茶を飲みました。すると鼻水が止まりました。うそでしょう?と思う方、本当です。このお茶は昨年も書きましたが、確かに効果があります。ただ、いつも買

今日の朝刊から

1、郵便切手が5月から値上がりします。一般封筒の値段は2セント上がり44セントになります。これは郵政公社の$2.8Mの赤字を埋めるためです。今のうちに「永久スタンプ(ベルマーク)」を買いだめしましょう。今後もネットで公共料金などの支払いをする人が増えるので、切手の販売はますます下がり、再値上げになることは確実です。 2、Saturn of Gwinettが閉店しました。インディアナにあるディーラーが所有していましたが、突如の閉鎖です。まだ50台の新車がそのまま置いてあります。今後もディーラーの閉鎖は続くと思います。 3、恒例のレイオフニュースです。Walmartは業績好調ですが、それでも最大800人、 Nikeは1400人前後を、 GM は1万人を削減します。 4、保険会社の出したピックアップトラックにおける衝突テストで、Silverado, Ram, Titanの3車種が低い評価でした。  オバマはなかなか精力的に各地を回っています。月曜日はインディアナ州のある街へ出かけました。その街は失業率が15.8%でした。同じく昨日はフロリダ州のフォートランデールへ行きましたが、ここも失業率が10%を超えています。「僕がなんとかするから」と訴えていましたが、このメッキは剥がれませんかね? 選挙公約した400万人の雇用創出、どうするんですか? 工場を作るにしても簡単にはできない。ホワイトカラーをやってきた人に土方をやらせるんですか?  インテルの$7Bの投資は歓迎です。 アリゾナとNMに新しい設備の半導体工場を作るそうです。やはり製造業を国内に呼び戻すことが一番早いのではないでしょうか? 時給が合わない? そんなことはありません。Walmartのビジネスのやり方を知っていますか? 彼らが進出するとその回りにあるパパママストアが皆つぶれます。そして職を失った人を格安で雇うのです。他にいく所のない人が行き着く場所はWalmartしかないのです。時給10ドル以下で保険なし、残業手当てなしなどなど、格安労働力は国内に山ほどいるのです。まずは割の合う産業から国内に戻るべきでしょうね。潤えば使う、使えば他が潤う、こうしてお金が回っていくのです。少し「えげつい」書き方ですが、競争社会です、安く人を使うに越したことはありません。  オーランドでのケイリーちゃん殺害で起訴されている母親のケイシ

アサイベリーがあなたの体を救う!

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実は、紹介されたのは05年でしたが、ジワジワブームが広がり、私が知ったのは先週のことでした。いつも行くCostcoで新しく発売されていて買ったのが始まりで、それを従業員に見せると「それは抗酸化作用があり、がんに効く」とか私以上に知っていたのです。調査はここから開始、掘り下げてみました。  英語名というかポルトガル語ではAcai Berryと呼ばれ、ベリー系かと思いますが、ヤシ科の植物です。ただ果実がブルーベリーに似ていることからこのような名前になったのだと思います。  アサイの実は栄養価が高く、100g中に含まれるポリフェノールの量は4500mgでこれはココアの4.5倍、ブルーベリーの18倍、赤ワインの30倍もあります。他にも鉄分がレバーの3倍、プルーン150個分食物繊維やカルシウムも豊富なのです。ちなみに食物繊維はごぼうの3倍、カルシウムの量は牛乳と同量で「アマゾンのミルク」と呼ばれています。  具体的にはこうしたことから、老化防止に効果があり、目の疲れにも効果があります。これはポリフェノールの中にあるアントシアニンの効能です。  アサイベリーはオメガ系必須脂肪酸が豊富です。脂肪酸はコレステロール値を下げます。 アサイベリーはグリセミック指数が低いので消化が遅く、血液に吸収され、血糖値とインスリンレベルをゆっくりと上昇させます。この食生活は食欲をコントロールし、空腹を感じるまでの時間を遅らせるので、体重管理にも効果がありますのでダイエット中の人にも効果的です。 他にもテオブロミンが記憶力、思考力をサポートしますし、ビタミンEも豊富に含まれています。  アメリカでは減zくぁ位、127社がアサイベリー関連商品を売っていますが、含有量が低いなど品質の劣る商品も多いので買うときには気をつけてください。  私ですか? 毎日飲むに決まっているじゃないですか、健康第一です。

週末です、来週へのビタミン剤をどうぞ!

 昨日届いた日経ビジネスになかなか良いことが書かれていました。セブンアイの鈴木さんの言葉ですが、「過去の体験から抜け切れていないところに問題がある。経験があると人間と言うのは、自分は分かっていると、これでいいんだと過去にとらわれる。変わらないといけない、新しいものを作らないといけない、といわれても簡単にはできない。以前にディスカウントをやったけれど、うまく行かなかった。こういう体験をみんな持っている。だから、やれと言っても何でいまさらという反応がでる。1回体験してダメだったじゃないかとね。ただ時代は変わっているわけで、だから変えるのは当たり前だろう。生活のあらゆるものが変わっているんだから私たちも変わらないといけない。だから過去を全部忘れて新しいものを打ち出していかないといけない。商品も陳列も、全部変わっていかないといけない。消費は飽和といわれつつも人間の欲望は無限なんですよ。だからそこに新しいものを打ち出していけばよい」    どうでもいいような話ですが、SONYの08年3月期のテレビ事業の売り上げは1兆3千億円で、730億円の営業赤字でした。今期もテレビ事業は赤字です。私に言わせれば「赤字ならやめとけ、儲からないならやめろ」です。事実、パイオニアは撤退します。 なぜ儲からないか?それはSONYブランドに過信があったからではないか? SONYはブランド力が強い会社です。 SONY=高品質、デザイン性の高さなどすばらしい企業イメージがあった時代がありました。ただ、もうそれは薄れてしまったのでは? これが、マイナスに働くとSONY=高いだけのイメージしか残りませんから誰も買わない。ましてや薄型テレビで方向性を見失ったSONYはサムソンと提携したわけです。表はSONY中身はサムソンみたいなものでしょう。そして高いブランド力を利用して廉価版で稼ごうとする、それでも売れない。  SONYの「たられば」は前にも書きましたが、iPodをSONYが開発していればSONY神話は続いていたのでは、ということです。ただ、家電メーカーの発想ではiPodは作れなかったということです。あれはコンピューター屋の発想だと誰かが言っていましたね。  車も同じ運命を辿るかもしれません。「車はこうして作るんだ」という100年の歴史があります、その延長上にあるのがGMやトヨタでしょう。 ただ、世の中がガ

今日の朝刊から

週末です、寒さも和らぎます。 日曜日は67度まで上がるようです。 1、陸軍は1月の自殺者が24人と大幅に増加したことから調査を開始しました。ちなみに昨年4人、一昨年6人でした。 2、昨日、1月の小売実績が発表されましたが、ウォルマートを除いて全滅でした。サックスは23.7%減と最悪。小売はまさに冬のど真ん中にいるのです。 3、USエアは、16日から枕と毛布に7ドル請求することを決めました。JetBlueに追随したものです。 4、1月の全米の失業率が7.6%に上昇、12月比では0.4%の上昇です。毎日のレイオフを見るとこの数字に驚きはなく、2月が8%になっても不思議はありません。 5、BMWの昨年のロシアにおける売り上げが31%増加したことが発表されました。成金ロシアは高級車に走る?  トヨタが1950年以来、初めて赤字決算になることが発表され、CNBCでも報道されていましたが、先日のフィナンシャルタイムズにおもしろい記事がありました。「どうして車が売れなくなったか」という問題です。もちろん、金融危機もありますが、車の性能が上がり、以前ほど買い換える必要がなくなったので我慢すれば十分乗れるということ(特にホンダやトヨタで20万マイル以上走る車があります、初代のレクサスLS400で30万マイル近く走っていた車も知っています)。そしてライフスタイルの変化です。NYCなど都会生活をする人には車は必要でありません。アトランタでもミッドタウンや駅の近くに住む人向けの車レンタルビジネスを紹介したことがあります。必要なときだけ使うという「倹約生活」がすでに始まっており、車にも波及しているのです。さらには米人はようやく、ない袖は本当に振れないことに気づき、貯蓄を始めたというデータもあります。  専門家の間でも「住宅価格の下落停止と上昇がすべての鍵」とようやく認め言い始めました。これは私がずいぶん前から指摘してきたところです。米人はキャッシュフローがないのです。例えば、私は「まさかの時」に備え、必ず5千ー1万ドルを普通口座に持っていますが、大抵の日本人が同じだと思います。ところが米人の考え方は「そんな大金を利子も生まないようなところに置いておくのは馬鹿だ」ぐらいの考え方を持っており、より高い利率を求めて株式市場などに投資していくのです。 以前に聞いた話では米人は、せいぜい2000ドル程

これが本当のアメリカンドリーム

 昨日の逆ドリームに続き、これが本当のアメリカンドリームです。昨年だったと思いますが映画にもなったので覚えている方もいるでしょう。クリス・ガードナーという黒人の話です。本も出ていますが、「The pursuit of happiness」です。  ガードナーは、1954年WI州ミルウォーキーの生まれで、貧乏の家に生まれます。父親は知らず、再婚した母親は相手の暴力に耐え切れず、家を放火(彼を殺すために)し、逮捕されます。それでガードナーは親戚に育てられます。高校を出ると兵隊になり、除隊後はサンフランシスコでセールスマンとして働き家族も持ちました。1981年のこと、病院にセールスに来たガードナーは赤いフェラーリを見ます。その持ち主に「どうしてそんな高級車に乗れるのか?」と質問。その男性は「ストックトレーダーで毎月8万ドル稼いでいるからさ」と答えたそうです。それからガードナーの人生が変わるのです。セールスを辞め、ある証券会社の研修プログラムに参加しました。ところが研修生の稼ぎはわずかに1000ドルでこれに怒った妻と喧嘩になりました。警察沙汰になりガードナーは逮捕、また駐車違反のチケット1200ドルが未納、それが払えない彼は10日間の拘置を余儀なくされました。その間に妻はアパートの契約を解除し逃亡、1人息子を置いていきました。  ホームレスとなったガードナーは安モーテルで暮らしますが、証券会社では成績が上がりました。ところが託児所のお金などを払えば結局、お金は残らず貧しいままでした。そこで彼は頭を使うのです。一番遅くまで仕事をする。そして一番早く出勤しました。実はオフィスを寝床にしたのです。ただ、これも長く続けるわけにはいかず、教会のシェルターを探しますが、定員が決まっているため早く行かないと入れません。入れなかったときには息子と共に地下鉄の公衆トイレの床に新聞紙を敷いて寝たのです。やがて、証券取引の資格試験に合格し、成績を上げていき、4年後には自分の会社を持つようになりました。  今では南アフリカ向けの開発投資を引き受け、アメリカと同国の政財界に顔が効くそうです。愛車はもちろんフェラーリ(Mジョーダンから購入)、ただこれも数台ある中の1台でしかありません。  ガードナーは会社の利益の10%を貧困層の教育のために寄付し、かつて自分が寝ていた地下鉄の会社の資金運営コンサルタン

スターバックで満足、元エリートの逆アメリカンドリーム?

 今朝のCNNで見た方もいるでしょう。私はその前にある本を読んでいたので知っていましたが、まさかテレビに登場するとは思いませんでした。  ギルさんはたぶん70才に近いと思いますが、NY郊外のスターバックスの店員です。この人の人生が今年映画になりますが、主演はトム・ハンクスです(彼がギルさんの書いた本の映画の権利を買ったこともあって)。  ギルさんは、裕福な家に生まれます。父親は文芸誌の批評家で家にはメイドもいました。 成人したときには10万ドルのお小遣いももらいました。ただでもらったお金は長続きしません。彼は、それを遊びに使い3年でゼロにしました。当然、大学での成績は今一でしたが、父親のコネを利用し有名広告代理店に就職、最後は副社長にまでなりました。家はコネチカットですべてが上流階級の生活でした、おまけに愛人まで作ってしまったぐらいです。  ところが、57歳のとき、会社を解雇されます。ここからが転落の始まりです。愛人にはすでに子供がいましたが、この浮気が発覚し、離婚。当然財産の半分は前妻に取られましたが、4人の子供の養育費などでほとんどお金は残りませんでした。お金のない男に寄り添う女はいませんから、愛人も逃げていきました。 ギルさんはアパートに引越しましたが、家具もなしの状態でした。そこの不運が重なり脳腫瘍で倒れます。当然保険はありませんから治療もできない状態でした。いつも行くスターバックスで沈み込んでいたところを、その店のマネージャーに声をかけられ、仕事を始めたのです。モップを持って床を掃除、お客さんのこぼしたミルクをふき取るなどなど、生まれてはじめての仕事ばかりでした。そこでギルさんは自分の幸せを見つけたのです。幸いにも心配した子供が店を訪ね、家族の絆を修復しました。自給10ドル以下の生活でも「豊かな生活」があることをギルさんは悟ったのでした。当然、本が売れたので印税とかも入り少しはお金が入ったと思いますが、今でもスターバックスで働き、家は歩いて20分程度の場所にある家の屋根裏だそうです。当然電子レンジはないとCNNのリポーターは語っていました。  大抵のアメリカンドリームは貧困や逆境の中からチャンスをつかみ、這い上がっていくのですが、これは全く逆さまの話です。  貧しいときに人は、「あーもっとお金が欲しい、あれが買いたい、これも買いたい」と欲を出し願うものです

究極の朝飯はこれだ?

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という訳で、お店のお客さん向けに健康情報を流しておりますが、レシチンにたどりつきました。 レシチンは脳の記憶力を高める働きがあり、おそらく脳の血管を刺激し、血液の流れを良くすることによって、そうした働きが高まるのでしょう。 そこで考えたのは「カレーライス納豆と茹でたまごのトッピング」です。 カレーはご承知の通り、そのスパイスが集中力を高めると言われています。そしてレシチンが豊富に含まれるのは、たまご(特に卵黄)、納豆、豆腐、ウニ、銀杏なのです。朝からウニを食べるわけにはいかないし、銀杏は食べ過ぎるとよくないといわれています。たまごはスクランブルでなく一番健康的な茹で卵にすることにより、余計な油などを摂取する必要がありません。そしてカレーに豆腐では合わないので納豆です。  実際に試食しましたが、これだと合わないことはありません。ゆで卵は本来少し半熟程度に仕上げるべきでした。 (ちなみに半熟は水からスタートして13-14分でできます)  今日はAXIS2月号の郵送とかで忙しいので「今日の朝刊から」はカットしますが、日曜日にアメリカ人の友人と話をしたところ、ハンバーガーのFlipは土曜日に45分待ち、 Neau Beauとかいうレストランは2時間待ちだったそうです。この不景気に行列ができる店があるということです。私の店もたまに行列ができますが、せいぜい5分ー10分待ちですから、上には上があります。  私の推測では、この状況下でも10-20%のレストランは売り上げも上がり儲かっています。他の80%が下がって悪いところは閉店しているのです。決してすべてが悪いわけではないということです。 その友人の話では、リタイアを考えて投資したお金の45%が消えたそうです。それでゴールドがどうの、株価がどうのという話をすると奥さんのVが気分を害してしまいました。仮に50万ドルあった資産が22万5千ドルも消えたら、そりゃ気分が悪いでしょうね。 そしてゴールドの話をしたら「バブルだよ、80年にバブルがあってドーンと下がったのを覚えているからね」といわれました。  じゃあ、何に投資するかね? 株はもっと下がるでしょう。不動産もさらに下がるムード。 債券ですか? チンプンカンプンですね、だから確実なゴールドの比率を増やそうとしているだけなんですがね。

今日の朝刊から

週末からの3日分のニュースです。 1、Marietta警察は、車を燃やした男女をそれぞれ逮捕しました。 燃やした原因? 車のローンが払えないので、事故(放火)に見せかけて保険金を騙し取ろうとしたものです。こうした事件は今後増えると思います。 そのうち、家やレストラン、店などを燃やす人も出てきます。全国的には生活苦から一家心中する事件が2件すでに起きています。 パターンはみな同じで、お父さんが家族を銃で撃ち、最後に自分の頭を打ち抜くというもので、こういう文章を書いている自分が情けないです。「死ぬ前にやることがあるだろう、このすっとこどっこい」ですね。 2、家を建てるはずが空き地になってしまった、こんなロットが増えています。メトロアトランタでは、昨年の第4四半期に約15万件もこんな空き地があります。この筋は07年の同期よりも4%増えています。すでに指数が悪いのは分かっていますから、大きく増えることはないと思いますが、そのまま放置される可能性が高いと思います。そのうち高層ビルも建設半ばで放置される可能性があります。 3、アトランタ市は、財政難かららに5つの消防署を閉鎖することを決めました。これに伴い27人の消防士が配置転換か職を失うと思われます。 4、銃の所持が増えています。犯罪の増加から「自分の身は自分で守る」という考え方が増えてきています。ジョージア州全体では、07-08年比較で79%上昇しています。 これは1つにオバマ就任で銃規制が進むという懸念に基づいた先取り申請が増えていたという事実がありますが、ひどい郡ではCobbの場合、07年の申請件数が3660件だったのに対し08年は8770件と140%も増加しています。銃があれば事故も増えます。暴発、子供の遊びなど危険はすでに家の中にあるのですが、開拓時代からの流れですから、これを止めることは「憲法違反?」なのかも知れませんね。 5、3月24-25日にCeltic Woman が再訪米し、 FOX劇場でコンサートを行います ケルト音楽と現代音楽の融合、心なごむ歌声は多くの人を魅了することでしょう。ちなみに、私はCDを持っています。 6、ゴルフクラブSt.Marloが冬のスペシャルを2月8日まで延長しました。平日40ドル、週末45ドルでプレイできます。 マネージャーに話を聞いたところ「天候しだいなんですよ。寒いと2月末まで