ネットのニュースから
常に情報をアップデートしておくことが、この不確実な世の中を渡っていく上で大切ではないかと思い、深夜にカチャカチャとカーソルを動かしては「ネタ」を探しています。そんな中からの話題です。
調査会社オートデータのまとめによれば、米国における高級車の新車販売台数は、11月に前年同月比で39%減少。メルセデスは米国での販売台数が43%落ち込み、ポルシェに至っては50%超の減少となりました。欧州やアジアでも状況は似たようなもので、欧州系が多い高級車メーカー各社は、工場閉鎖を延長したり、従業員のレイオフを進めたりして、生産を縮小しています。
過去の不況では、高級車市場は大衆車よりも回復が早かったのですが、今回は事情が少し違います。信用収縮が起きて以来、高級車を買いやすくしていた「すぐに借りられる」自動車ローンが消えてしまったからだ。
顧客の多くは、もっと安い車に買い替えるか、今持っている車を長く乗り続けるようになりました。欧州メーカーの一部は米国で、高級車の新車を買ってもらおうと、1台当たり平均8000ドルに上る割引や販売奨励金を用意していますが、それでも売れないのです。
新車でこれだけ大きな割引があれば、消費者は当然、中古車価格はもっと割り引かれることを期待します。自動車価格の動向を調査しているユーロタックスグラスによれば、ディーゼルエンジンを搭載した1年落ちの高級セダン――「アウディA8」や「ジャガーXJ」「メルセデス・ベンツSクラス」など――の11月の平均下取り価格は、1年前より21%も下がっています。
こうした高級車の多くは2~3年のリース契約で購入されていますが(お金持ちは常に新しい車を所有したいのでリースが多い、またリースにすると経費ですべて落ちるのでそういう理由もある)、特にBMWは、米国で販売した高級車の4台に3台をリースに依存していたようです。それが今後リースを終え、中古車市場に流れていくわけですから、ますます価格を下げてしまうということです。
アメリカ版ネズミ講で社長が先週逮捕されましたが、その被害額の大きさから「SECはどうして見抜けなかったのか」と疑問の声が上がっています。実際、SECの検査には引っかかっていましたが、それから先に進んでいなかったようです。まさかこんなになるとは思ってみなかったというのが本音でしょう。
ブッシュは「ビッグ3を潰さない」とポールソンに言ったようで、残りわずかの在任期間中に救済法案を可決させ署名したいようです。現在、そのために財務を調べている最中ですが、この「未体験ゾーン」の不況下でお金だけ突っ込んで延命装置をつけるだけで終わりにならないかと思うのです。世界のトヨタでさえ、下半期は1000億円の営業赤字になるといいます。 ミシシッピー工場は操業開始を無期限の延期にしました。またいすゞとの新型ディーゼルエンジン開発も中止、とにかくお金のかかることはすべて中止か延期にしています。この動きは非常に早く、的確かと思いますが、肝心の売り上げ回復は望めないということです。 これまで2009年いっぱいダメであろうというのが今回の不況の一般論でしたが、2010年もダメではないかという見方が増えてきています。
そして日本人にとっては頭の痛い円高があります。当然、円高になるのです。80円を視野に入れておいたほうがいいでしょう。これまで輸出で稼いできたところは、しばらくは儲けなしでしょうね。米ドルを持つ我々にとっても資産が減ることになります。思い切って株に投資するか、もしくは格安の不動産に投資して現金保有を極力減らすか、または金などにシフトするか、そのまま米ドルを持ち続けると試算の目減りは覚悟しないといけません。今、考えているのは投資での住宅購入です。多額の現金を持っている中国系などが、結構アメリカの不動産を購入しているそうです。ピーク時から最低でも20%下がっていますし、場所によっては30%以上も値下がりしているので買い時なのです。ただ、一般の人は株で損しているため、評価損を出してまで住宅投資に向かうお金はありません。今、まとまったお金を持っているのはロシア人、アラブ人、そして中国人ぐらいのものです。アメリカ人の一部(といっても10世帯に1世帯の割合)は、今後家を失います。こうして追い出された家を安く買い、追い出された人に貸すというパターンが増えつつあるという話を聞いたことがあります。アパートも需要が高く、家賃も値上がり傾向にあるのです。おかしなものです、ほんの数年前まではアパートは需要がなかったのです。それは住宅ブームで多くの人が家を買いに走ったからです。アパートもコンドに業態転換したものが多くありました。毎月の家賃の値段で家が買えるのであれば、みな家を買うでしょう? ところがバブルが弾けて、流れが一気に逆になったというか元に戻ったのです。だからアパートは今、強気で高飛車です。そう考えると、1000ドル程度の家賃の取れる住宅を投資用に購入し、家を追い出された人に貸すというビジネスがうまみがあり、5年後に市況が回復していれば、住宅の値上がり益も出るというものです。これも1つの博打ですけどね。
調査会社オートデータのまとめによれば、米国における高級車の新車販売台数は、11月に前年同月比で39%減少。メルセデスは米国での販売台数が43%落ち込み、ポルシェに至っては50%超の減少となりました。欧州やアジアでも状況は似たようなもので、欧州系が多い高級車メーカー各社は、工場閉鎖を延長したり、従業員のレイオフを進めたりして、生産を縮小しています。
過去の不況では、高級車市場は大衆車よりも回復が早かったのですが、今回は事情が少し違います。信用収縮が起きて以来、高級車を買いやすくしていた「すぐに借りられる」自動車ローンが消えてしまったからだ。
顧客の多くは、もっと安い車に買い替えるか、今持っている車を長く乗り続けるようになりました。欧州メーカーの一部は米国で、高級車の新車を買ってもらおうと、1台当たり平均8000ドルに上る割引や販売奨励金を用意していますが、それでも売れないのです。
新車でこれだけ大きな割引があれば、消費者は当然、中古車価格はもっと割り引かれることを期待します。自動車価格の動向を調査しているユーロタックスグラスによれば、ディーゼルエンジンを搭載した1年落ちの高級セダン――「アウディA8」や「ジャガーXJ」「メルセデス・ベンツSクラス」など――の11月の平均下取り価格は、1年前より21%も下がっています。
こうした高級車の多くは2~3年のリース契約で購入されていますが(お金持ちは常に新しい車を所有したいのでリースが多い、またリースにすると経費ですべて落ちるのでそういう理由もある)、特にBMWは、米国で販売した高級車の4台に3台をリースに依存していたようです。それが今後リースを終え、中古車市場に流れていくわけですから、ますます価格を下げてしまうということです。
アメリカ版ネズミ講で社長が先週逮捕されましたが、その被害額の大きさから「SECはどうして見抜けなかったのか」と疑問の声が上がっています。実際、SECの検査には引っかかっていましたが、それから先に進んでいなかったようです。まさかこんなになるとは思ってみなかったというのが本音でしょう。
ブッシュは「ビッグ3を潰さない」とポールソンに言ったようで、残りわずかの在任期間中に救済法案を可決させ署名したいようです。現在、そのために財務を調べている最中ですが、この「未体験ゾーン」の不況下でお金だけ突っ込んで延命装置をつけるだけで終わりにならないかと思うのです。世界のトヨタでさえ、下半期は1000億円の営業赤字になるといいます。 ミシシッピー工場は操業開始を無期限の延期にしました。またいすゞとの新型ディーゼルエンジン開発も中止、とにかくお金のかかることはすべて中止か延期にしています。この動きは非常に早く、的確かと思いますが、肝心の売り上げ回復は望めないということです。 これまで2009年いっぱいダメであろうというのが今回の不況の一般論でしたが、2010年もダメではないかという見方が増えてきています。
そして日本人にとっては頭の痛い円高があります。当然、円高になるのです。80円を視野に入れておいたほうがいいでしょう。これまで輸出で稼いできたところは、しばらくは儲けなしでしょうね。米ドルを持つ我々にとっても資産が減ることになります。思い切って株に投資するか、もしくは格安の不動産に投資して現金保有を極力減らすか、または金などにシフトするか、そのまま米ドルを持ち続けると試算の目減りは覚悟しないといけません。今、考えているのは投資での住宅購入です。多額の現金を持っている中国系などが、結構アメリカの不動産を購入しているそうです。ピーク時から最低でも20%下がっていますし、場所によっては30%以上も値下がりしているので買い時なのです。ただ、一般の人は株で損しているため、評価損を出してまで住宅投資に向かうお金はありません。今、まとまったお金を持っているのはロシア人、アラブ人、そして中国人ぐらいのものです。アメリカ人の一部(といっても10世帯に1世帯の割合)は、今後家を失います。こうして追い出された家を安く買い、追い出された人に貸すというパターンが増えつつあるという話を聞いたことがあります。アパートも需要が高く、家賃も値上がり傾向にあるのです。おかしなものです、ほんの数年前まではアパートは需要がなかったのです。それは住宅ブームで多くの人が家を買いに走ったからです。アパートもコンドに業態転換したものが多くありました。毎月の家賃の値段で家が買えるのであれば、みな家を買うでしょう? ところがバブルが弾けて、流れが一気に逆になったというか元に戻ったのです。だからアパートは今、強気で高飛車です。そう考えると、1000ドル程度の家賃の取れる住宅を投資用に購入し、家を追い出された人に貸すというビジネスがうまみがあり、5年後に市況が回復していれば、住宅の値上がり益も出るというものです。これも1つの博打ですけどね。
Comments