週末往来
クリスマス前でLenox Mallへ向かう道は大渋滞です。 毎度のことながら嫌気が刺します。景気悪いのに「それでも買うのか?」といった感じで、アメリカ人はやはり買い物好きなのですね。
さて、デトロイト3に対する救援策が死に体ブッシュから発表されました。 大きすぎて潰せない、潰せば失業率が10%を超え、大恐慌への引き金を引くことになるからです。 といって3月まで命を延ばしただけの話です。トヨタでさえ、通期1900億円の赤字になると発表しました。ただ、この赤字幅増えるでしょうね。 ホンダは正社員の削減もありうると福井さんはコメントしました。もう自動車全体が売れていないのでGMだのフォードだのという問題ではないのです。
思えば、9月のリーマン破綻がターニングポイントでした。 リーマンは投資銀行なので一般の国民にはあまり関係がないであろうということで政府は破綻を黙認し、救済しなかったのです。その後のAIGは「大きすぎて潰せない」と言う理由でした。世界中でビジネスを展開していますからね。ところがリーマンが破綻したことでゴールドマンサックスなどほかの投資銀行まで「やばいのでは?」という心理的要因が走り、あれよあれよで株価が急落、投資銀行は一般銀行に衣替えまたはメガバンクに救済合併されたのです。その救済したメガバンクも水槽の中の酸欠金魚みたいなもので、政府から支援を仰がないと潰れることが分かり、政府は酸素を送り込んでいるのです。
来年はさらに厳しいですよ。やまだかつて、いや未だかつて見なかったような大不況の嵐が吹き荒れることでしょう。いつもは楽観的なアメリカ人もさすがに落ち込んでいます。オバマに何ができる? 大きすぎて手がつけられないと思います。日本はさらに大変です。 漫画首相の支持率は20%を切りました。プリンスでしたけどね、やはり才能がなかったということでしょう。聞けば東京には3万人のホームレスがあふれているといいます。仕事ない、金ない、家ない、の3N(これは私の造語です)が今後増えることでしょう。 そういう面ではアメリカはそういう状態といつも隣合わせですから、あまり驚きがないと思います。
この国は世界の縮図ですから、金持ちと貧乏人が寄り添って?生活していますよね。 うちなんかの店の客層を見ても、2人で300ドル使うお客さんもいれば、水飲んですし1本食べて終わりのお客さんもいます。20万ドルの高級車で乗りつける人もいますし、古い日本車で来る人もいます。だから、あまり驚きがないのですが、日本のように平均化していた国が突如、階級社会になるとそのインパクトは大きいと思います。 昨日の友は今日の他人になります。生活レベルが違ってくるとやはり人を選んでしまうと思います。
そんなアメリカが日本よりも有利なのは、やはりこれでも国が豊かだからではないでしょうか? 整備されたハイウェイ、恵まれた住宅環境、相対的に安い物価など、私は日本よりもアメリカの方が暮らしやすいと思います。先日、ある記事を読んで感心しました。 アメリカの今の住宅モデルは80年前に出来上がっているのです。その原型がNJ州にあるそうですが、一般道から道を引き、放射状に左右に家を建てる、道の最後は丸くなったコルデサークル呼ばれる状態になっています。このコルデサークルの大きさは決まっていて、消防車がハンドルを切らずに曲がれるようになっているのだそうです。家の標準もそうで必ず家具などが家の中に入りますよね。そういう風に作られているのだそうです。住宅にはHOA(オーナーズ組合)があり、自分で勝手に家の色を変えてはいけないとか、フェンスを作るときにはHOAの同意を得ないといけないなどなど、決まりごとがあり、それにより家の価値を上げるようになっているんだそうです。 確かドイツなどもそうだったと思います。一見、いい加減で個人主義の塊のようなアメリカですが、ルールはあるのです。
人の逆を行くと、何回も書いていると思いますが、それを実行しています。 今年はNHLのコバルチァックにオリジナルの鰐皮のベルトをプレゼントしました。バックルはスラッシャーズのロゴを入れ、17を横にあしらいました。このベルトはFlemingというゴルフ仲間のBobのところへオーダーしました。 Bobには、ものすごいお世話になっています。 PGAツアー選手を店に連れてくるのは彼です。まあ、最近はあまり業績が良くないというのでビジネスをBobに与えるというお礼もありますし、あと2-3本ベルトを彼のところにオーダーしようと思っています。どこかで恩を返しておけばまた返ってくるでしょう。コバルチァックはもうじき赤ちゃんも生まれますし、Tシャツもオーダーしたところです。こうして、お客さんと「家族付き合い」をしていけば、絆が生まれると思うのです。これが私の店の大きな特徴だと思いますし、従業員にもそれを言っています。
田中角栄が、あれだけの人脈を築いたのは、彼なりの戦略があったからです。今で言うマーケティングでしょう。人が行かないときに行く、誰もが行くときにはいかない。まさしく人の逆を行くわけです。病気の人の見舞いには一番に駆けつける、通夜もそう。 普通は死んだ人とは縁が切れるので、そんなに重要視しなくなります。彼はそのあたりを徹底的にやったそうです。例えばお金があれば人は寄ってきます。 お金のあるところに人は集まりますからね。ただ困った人のところには人が集まらない。それは助けを求められるからです。 助けを求めているなら助けてあげようじゃありませんか? 困っているなら救ってあげようじゃありませんか? 誰もやらないから自分がやる。それで何倍も喜ばれるのです。それで見返りを求めないこと。自分のために人を救うのです。困っている人を救うのが「使命」だと思えばよいでしょう。これは神の下さった「仕事」だと思えば、自分の幸せのために、それを実行すればいいでしょう。
別に私は、宗教家ではありませんが、数年前に地獄の底にいましたから、こんなことが言えるのでしょうね。そんなときにでも友人は助けの手を差し伸べてくれ立ち直ることができました。だから、その恩返しをしないと思っています。 それで人生プラスマイナスゼロになるのだと思います。今月も上げ下げのきつい売り上げですが、なんとか前年をキープできそうです。これも皆さんのおかげなのです。
皆さん良い週末をお過ごしください。
さて、デトロイト3に対する救援策が死に体ブッシュから発表されました。 大きすぎて潰せない、潰せば失業率が10%を超え、大恐慌への引き金を引くことになるからです。 といって3月まで命を延ばしただけの話です。トヨタでさえ、通期1900億円の赤字になると発表しました。ただ、この赤字幅増えるでしょうね。 ホンダは正社員の削減もありうると福井さんはコメントしました。もう自動車全体が売れていないのでGMだのフォードだのという問題ではないのです。
思えば、9月のリーマン破綻がターニングポイントでした。 リーマンは投資銀行なので一般の国民にはあまり関係がないであろうということで政府は破綻を黙認し、救済しなかったのです。その後のAIGは「大きすぎて潰せない」と言う理由でした。世界中でビジネスを展開していますからね。ところがリーマンが破綻したことでゴールドマンサックスなどほかの投資銀行まで「やばいのでは?」という心理的要因が走り、あれよあれよで株価が急落、投資銀行は一般銀行に衣替えまたはメガバンクに救済合併されたのです。その救済したメガバンクも水槽の中の酸欠金魚みたいなもので、政府から支援を仰がないと潰れることが分かり、政府は酸素を送り込んでいるのです。
来年はさらに厳しいですよ。やまだかつて、いや未だかつて見なかったような大不況の嵐が吹き荒れることでしょう。いつもは楽観的なアメリカ人もさすがに落ち込んでいます。オバマに何ができる? 大きすぎて手がつけられないと思います。日本はさらに大変です。 漫画首相の支持率は20%を切りました。プリンスでしたけどね、やはり才能がなかったということでしょう。聞けば東京には3万人のホームレスがあふれているといいます。仕事ない、金ない、家ない、の3N(これは私の造語です)が今後増えることでしょう。 そういう面ではアメリカはそういう状態といつも隣合わせですから、あまり驚きがないと思います。
この国は世界の縮図ですから、金持ちと貧乏人が寄り添って?生活していますよね。 うちなんかの店の客層を見ても、2人で300ドル使うお客さんもいれば、水飲んですし1本食べて終わりのお客さんもいます。20万ドルの高級車で乗りつける人もいますし、古い日本車で来る人もいます。だから、あまり驚きがないのですが、日本のように平均化していた国が突如、階級社会になるとそのインパクトは大きいと思います。 昨日の友は今日の他人になります。生活レベルが違ってくるとやはり人を選んでしまうと思います。
そんなアメリカが日本よりも有利なのは、やはりこれでも国が豊かだからではないでしょうか? 整備されたハイウェイ、恵まれた住宅環境、相対的に安い物価など、私は日本よりもアメリカの方が暮らしやすいと思います。先日、ある記事を読んで感心しました。 アメリカの今の住宅モデルは80年前に出来上がっているのです。その原型がNJ州にあるそうですが、一般道から道を引き、放射状に左右に家を建てる、道の最後は丸くなったコルデサークル呼ばれる状態になっています。このコルデサークルの大きさは決まっていて、消防車がハンドルを切らずに曲がれるようになっているのだそうです。家の標準もそうで必ず家具などが家の中に入りますよね。そういう風に作られているのだそうです。住宅にはHOA(オーナーズ組合)があり、自分で勝手に家の色を変えてはいけないとか、フェンスを作るときにはHOAの同意を得ないといけないなどなど、決まりごとがあり、それにより家の価値を上げるようになっているんだそうです。 確かドイツなどもそうだったと思います。一見、いい加減で個人主義の塊のようなアメリカですが、ルールはあるのです。
人の逆を行くと、何回も書いていると思いますが、それを実行しています。 今年はNHLのコバルチァックにオリジナルの鰐皮のベルトをプレゼントしました。バックルはスラッシャーズのロゴを入れ、17を横にあしらいました。このベルトはFlemingというゴルフ仲間のBobのところへオーダーしました。 Bobには、ものすごいお世話になっています。 PGAツアー選手を店に連れてくるのは彼です。まあ、最近はあまり業績が良くないというのでビジネスをBobに与えるというお礼もありますし、あと2-3本ベルトを彼のところにオーダーしようと思っています。どこかで恩を返しておけばまた返ってくるでしょう。コバルチァックはもうじき赤ちゃんも生まれますし、Tシャツもオーダーしたところです。こうして、お客さんと「家族付き合い」をしていけば、絆が生まれると思うのです。これが私の店の大きな特徴だと思いますし、従業員にもそれを言っています。
田中角栄が、あれだけの人脈を築いたのは、彼なりの戦略があったからです。今で言うマーケティングでしょう。人が行かないときに行く、誰もが行くときにはいかない。まさしく人の逆を行くわけです。病気の人の見舞いには一番に駆けつける、通夜もそう。 普通は死んだ人とは縁が切れるので、そんなに重要視しなくなります。彼はそのあたりを徹底的にやったそうです。例えばお金があれば人は寄ってきます。 お金のあるところに人は集まりますからね。ただ困った人のところには人が集まらない。それは助けを求められるからです。 助けを求めているなら助けてあげようじゃありませんか? 困っているなら救ってあげようじゃありませんか? 誰もやらないから自分がやる。それで何倍も喜ばれるのです。それで見返りを求めないこと。自分のために人を救うのです。困っている人を救うのが「使命」だと思えばよいでしょう。これは神の下さった「仕事」だと思えば、自分の幸せのために、それを実行すればいいでしょう。
別に私は、宗教家ではありませんが、数年前に地獄の底にいましたから、こんなことが言えるのでしょうね。そんなときにでも友人は助けの手を差し伸べてくれ立ち直ることができました。だから、その恩返しをしないと思っています。 それで人生プラスマイナスゼロになるのだと思います。今月も上げ下げのきつい売り上げですが、なんとか前年をキープできそうです。これも皆さんのおかげなのです。
皆さん良い週末をお過ごしください。
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