テレビを買う方はぜひ読んでくださいね。

毎日のように値段が変わる薄型テレビです。もう、別に「薄型」と呼ぶ必要もないでしょう。
いろいろなサイズや機種、機能がありますから、迷ってしまいます。そこで私が実際に買う立場に立って考えてみました。

1、まずはプラズマにするか、LCDにするか、これが第一の関門です。価格で言えば、プラズマのほうが200-300ドル安いと思ってください。 プラズマは前にも書きましたが、将来的には消えると思いますが、それは関係ありません。 画像自体もどちらも良いところあり、悪いところありなので「どちらがいい」とは言い切れません。でも、とりあえず、どちらかに決めることです。

2、次の選択はサイズになります。 これは置く場所によりますね。 マスターベッドルームであれば、32型では小さいでしょうから、36-42型が適度なサイズだと思います。ただ、子供部屋やゲストルームなら32型で十分です。リビングルームに置くのであれば、最低42型は欲しいですね。46,47,50型はほとんど差がないと思ってください。要は今見ているテレビとの比較になります。 今のテレビよりも大きいものを買えば、少し小さめを買っても、小さいとは思わないでしょう。これまで何年も見慣れてきたサイズというのが頭の中にありますから、それと比較してしまうのです。店で見ると当然、大きなサイズに目が行ってしまいますよね。実際に家で今あるテレビの縦幅を測ると良いでしょう。 新しいテレビは当たり前ですが、横長なので横幅に関しては大きく感じますが、縦幅で気に入らなくなる可能性があります。ですから、今あるテレビの縦幅を計り、それよりも長いものを買えば満足度が高まります。アパート住まいの方は50型が限度かと思います。大きいとある程度の距離が必要でしょう。普通の家庭であれば、52型までで十分かと思います。マンション(英語で言うマンションです)にお住まいの方、お金もあるでしょうから、好きなものを買ってください。

3、形式、サイズと決まってくると、次は画像度の問題です。 基本的には720Pと1080Pがあると考えてください。当然、1080Pのほうが画像度が高く、値段も高いのです。 PanasonicのプラズマTVで言えば、720P はすでに50型で900ドルまで落ちていますが、1080P だと1299ドルです。これだけの違いがあります。 予算が許す限り、1080Pをお勧めします。 まあ、これもメーカーの戦略でしょう。画像度は高いのが良いに決まっていますが。競争上、また一般大衆向けや量販店向けにこうした廉価版のTVが品揃えで必要なのでしょう。

4、ここからはもう、。オプション的な世界です。 120Hzというのがあります。これがどうやら今のところ、一番綺麗な画像のようです。そしてFHD(フルハイディフィニション)のテレビもあります。FHDで120Hzが一番高いテレビだと思ってください。 VIZIOの46型LCDで言えば、普通の1080Pは999ドルですが、高機種は1299ドルです。ここに東芝が参入してきまして、同型で同機能で同じ1299ドルです(なんと600ドル引き)。 関係ない話ですが、東芝は買いです。 その理由は次に。

5、最後はブランドです。東芝が買いなのは、すでにテレビ戦争から脱落した会社だからです。 いまや主流はPanasonic、Samsung、Sony、Sharpがたぶん4強でしょう。そこに安価なVIZIO、そして欧州家電の王であるPhilips、韓国2番手LG、などがあり、これだけでおそらく市場の7割ぐらいを抑えていると思います。あとはMagnabox,Sanyo,Polaroidなどなどわけの分からないようなメーカーが名前だけつけて、台湾とか中国のOEMで売っているだけの話ではないでしょうか? 東芝のLegzaは決して品質は悪くありません、、むしろ画像は綺麗だと思います。ただ、ブランド力がないのです。だから、値下げするしかないのです。ということは買いなのです。 SONYとSamsungは提携しているので中身は同じようなもの、他のメーカー同士も同じように連携していますから、まあ中身は似たりよったりです。ただ「家電は日本ブランド」という方は多いと思います。

6、どこで元を取るか。 今売られているテレビは厚さ10センチです。これが主流の座を降りるのが3年後と考えてください。別に3年後に買い換えるわけではないでしょう、たぶん5年は見ると思いますが、数年後にはさらに綺麗な画像になり、さらに薄くなれば、そちらを買いたいと思うでしょう?そうなると今から買うテレビは「中継ぎ」みたいなものです。 例えば1299ドルのテレビを買うとします。税込みで1403ドルになります。これを3年間で割れば、1ヶ月39ドルの負担ですね。これを安いと思うか高いと思うかの問題でしょう。 999ドルのテレビなら1ヶ月30ドルの負担です。

私自身が実際にどうなのかと言えば、ブランドはどうでもいいですね。だから寝室用はVIZIOの37型1080Pを650ドルで買いました。リビングルームで言えば、やはり画像度が高いものを選びますね。映画やスポーツを見ますから、これまで東芝の上記したモデルはなかったので、VIZIOかPanasonicにしようと思っていましたが、これで東芝に傾きですね。大きさは46型で十分です、というのは今見ているのが36型ですから。 まあ、高い買い物です、慎重に選んでください。

120Hzについて調べておきました。

量販店のテレビ売り場でよく見かけるのが、楔状の縦線が左へ動いていく(レゾリューションチャートといいます)モノクロ画面や世界地図の画像。これらの画像が画面を横切ったりするのを見て、「ん?」と思って足を止めたことはありませんか。これは「動画解像度」のデモ画面で、テレビの動画性能をユーザーに伝えるためのものです。細かな地名や国境線が書き込まれた世界地図は、それが動いていくとテレビによってはとても見づらくなります。動画解像度は薄型テレビの性能の決め手の一つで、この秋は、従来の倍速120Hzからさらにバージョンアップした240Hz駆動のパネルを搭載するなど、各社から新提案が相次いで発表されるようです。今回は動画解像度とそれによって起る「動画ボヤケ」について解説します。
動画ボヤケって何、倍速パネルってどんなもの?
動画解像度が低いと「動画ボヤケ」が起こり、残像が生まれて、見ていて気持ちの悪い映像になります。ブラウン管式テレビと比べ、薄型テレビ、特に液晶方式はこの動画解像度が弱点といわれてきました。しかし、メーカー各社の努力で最近は大きく改善されています。従来の倍速120Hzからさらにバージョンアップした240Hz駆動のパネルを搭載するメーカーもあります。
液晶方式が薄型テレビの主流の座をプラズマ方式と争うようになり、大画面化していくほど、この動画ボヤケが目に付くようになりました。液晶方式の動画ボヤケには二つの要因があります。一つは、応答速度の問題。液晶の場合、バックライトの光(FL管、LED)が液晶層に入り、カラーフィルターを通過してカラー映像を描きます。このとき、液晶層の中に配向された液晶体に電圧を掛けることで並びの向きが変わって光の屈折現象が起き、遮られた光と通過した光の組み合わせで映像を描きます。液晶体に電圧をかけて実際に光を遮るまでには一定の時間が掛かります。この「応答速度」を速めるため、現在の製品はみな、画面が変わる時に通常より高い電圧を掛けて応答速度を高速化する「オーバードライブ技術」を採用しています。もう一つが「ホールド表示」。バックライトは常時点灯していますので、一コマの画像を表示している間、同じ状態が続いて完全なリセット状態にならず、一コマの間透過光を出し続けます。これが液晶方式特有の「ホールド効果」です。「明るい液晶」はこのホールド表示による部分が多いのですが、反面、画像が急峻に動いた時の残像感の原因になります。
液晶方式に力を入れる各社は「動画ボヤケ」の改善に取り組み、成果を上げています。
各社のアプローチには以下があります。
■パネル倍速駆動(120Hz、180Hz、240Hz)画面の1秒間毎の書き換え回数を60Hz回からその整数倍の回数、120回あるいはそれ以上に増やす。
■黒挿入擬似的に映像をリセットする効果を狙い、映像のコマ間に一定の間隔で黒の表示データを書き込む。そのままでは映像が暗くなるので、同時に映像の明るさを高める。
■バックライトブリンキング黒挿入を行うと、映像が暗くなってしまう。バックライトのFL管の映像表示部分だけを点灯し、黒表示部分は消灯することで、明るさの減少を最小限に抑えることができる。動画ボヤケ改善と輝度、コントラストとの両立ができる。
現在30V型以上の製品の大半がパネル倍速駆動を採用し、「動画ボヤケ」改善の中心、さらに他の併せ技で動画ボヤケ現象を改善しています。テレビの映像は毎秒60コマ(正確には60フィールド)で構成されますが、先のホールド効果の弱点を軽減するために、コマ数をテレビ側が表示する際に擬似的に二倍に増やすのです。その場合、映像の動きを検出して中間的なコマを挿入して使う場合もあります。液晶テレビを購入する場合は、迷わず「倍速パネル」搭載機種を選びましょう。

ただ、そこまでの精度を求めるかどうかは予算です。だから、日本のテレビは高いのです。シンプルな機能で安いものを買う方が賢明かもしれませんね。高機能高品質は理想ですが、アメリカの2倍の値段でテレビを買うのは正しい選択でしょうか? いずれ値崩れするものにそんなに投資はいらないのです。 2年前に32型を買った人はいませんか? いくらで買いましたか? 最低でも1500ドル以上でしょう。今は499-449ドルのレンジです。 2年間で3分の1にまで下がっているのです。高いものを買う必要はないでしょう。

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