電気自動車の初期モデルは買いなのか?
日本のサイトに、「デビューから4年を経たBMWの電気自動車「i3」に、新グレードの「i3s」が登場。よりパワフルなモーターと専用チューニングの足まわりが採用された電動スポーツモデルの出来栄え」とあります。
2017年におけるBMWグループの販売台数の内訳において、電動化車両が10万台を突破する見込みになったと発表。とはいえ、その内訳の多くを占めるのはBMWとMINIで扱われるプラグインハイブリッド。iブランドのみでの数字は定かではないが、2016年のi3の世界販売台数が「日産リーフ」の半分程度、2.5万台余と聞けば、10万台に対しての比率は正確ならずもある程度予想できる。
で、日本ではドイツ車信仰があって、ベンツ様、BMW様になっていますが、世界で一番高級車の売れるアメリカでは「足」のイメージが強いのではないかと思います。
i3は新車で確か3.5万ドルから4万5千ドルの間だったと記憶していますが、これが中古になるとガタ落ちです。これは日産のリーフと同じ現象です。
リーフは3万5千ドルが3年落ちになると1万ドルかそれ以下になりますが、i3は、平均して1万6千ドルです。
マイレージが1万マイル以下で2014-2015年式で16000-17000ドルが相場のようです。これはやはり、ユーザーの心理として、「BMWで電気自動車で買ったんだけど、不細工だし、小型だし、イマイチの走りだし、電池の寿命とか心配だし」の4だしにより、手放した人がたくさんいるということでしょう。これは日産のリーフも全く同じです。
これ、2012年式で、61000マイル、5990ドルです。叩けば5500ドルになるでしょう。リーフの方がi3に比べて販売台数が多いこともあり、普及した分、マイレージも多いのが特徴です。2-3万マイルなら1万ドル前後で買えます。
気になる走行距離ですが、リーフの場合、日産は107マイルだと言い実際には市街地なら90マイルはOKだと専門家は分析しています。i3は100-111マイルの間です。ちなみにテスラの新型モデル3は220マイルだそうです。そしてSは、まちまちですが200前後と言われています。走り方によるんでしょう。ガソリンと同じで急加速すれば電気をたくさん使う、高速で一定速度で走れば、あまり電気は使わない。
テスラSにもグレードがありますが、一番安いのは、2013年式
51000マイルで41000ドルです。さすがにテスラは人気のある車なのでしょう、これだけのマイレージでもまだ半額を維持しています。そう考えたらリーフとi3は人気のない車ということです。
たまたま、BMWで調べていたら、X1が格段に安いのです。この2015年式、24000マイルが$180000、これはなぜ? 人気がないのか?
X1は新車では3万5千ドルの車です、プラットフォームは3シリーズと同じ、私の記憶からの分析では、X5が当たったBMWはX3に手を出す、これも売れた。BMW=スポーツセダンのイメージで、3シリーズや5シリーズ、そしてクーペの偶数シリーズに派生しますが、これで売ってきた会社ですよ。
それがここ最近はSUVブームで、猫も杓子もSUVに傾斜していった。そこでセダンが全然売れなくなったBMWは焦って、SUVの拡充を急いだのでしょう。お堅いドイツもここでは商魂丸出しです、質実剛健が泣いて飽きれる! そこでSUVもどきのX1を作ったのでは? プラットフォームはセダンの3を使い、上物だけSUVに見立てたわけです。
これはホンダのCR-Vやトヨタのハイランダーなどもそうでしょう。こうして作られたSUVですが、X3とX1の差は何? あまり差別化できなかったのでは?
X5から派生したX3は比較的、本物?従って価格も新車で5万ドルと高い、中古でも3万5千ドル程度です。ちなみにX5になると5万7千ドルから10万ドルのレンジになります。
ChevyのVoltです、新車では3万7千ドル。Voltは2017年から100%のEVを作り出しました。それまではプラグインハイブリッドでした。従って中古車市場にはほとんど出ていません。
これがプラグインですが、2013年式で3万9千マイルで$14000です。アメ車にしては意外にも値崩れは少ない。
そこでついでにプリウスも調べましたよ。2015年式で3万マイル、$17200は、妥当な値段、3年落ちですが、まだ18年は始まったばかり、新車価格を$28000と想定して39%ダウンです。
こうして調べた結果ですが、電気自動車の中古を1万5千ドルで買い、3年乗るとしたら、元は取れるのでは?ということです。
ふつうの新車を4万ドルで買うとします。すると3年後には、価値が35-40%下がりますから、15000ドル程度を失うわけです。それなら電気自動車の中古はとりあえずOKということです。仮に1万5千ドルで買って、3年後に売っても5千ドルはあるかもしれませんしね。
2017年におけるBMWグループの販売台数の内訳において、電動化車両が10万台を突破する見込みになったと発表。とはいえ、その内訳の多くを占めるのはBMWとMINIで扱われるプラグインハイブリッド。iブランドのみでの数字は定かではないが、2016年のi3の世界販売台数が「日産リーフ」の半分程度、2.5万台余と聞けば、10万台に対しての比率は正確ならずもある程度予想できる。
で、日本ではドイツ車信仰があって、ベンツ様、BMW様になっていますが、世界で一番高級車の売れるアメリカでは「足」のイメージが強いのではないかと思います。
i3は新車で確か3.5万ドルから4万5千ドルの間だったと記憶していますが、これが中古になるとガタ落ちです。これは日産のリーフと同じ現象です。
リーフは3万5千ドルが3年落ちになると1万ドルかそれ以下になりますが、i3は、平均して1万6千ドルです。
マイレージが1万マイル以下で2014-2015年式で16000-17000ドルが相場のようです。これはやはり、ユーザーの心理として、「BMWで電気自動車で買ったんだけど、不細工だし、小型だし、イマイチの走りだし、電池の寿命とか心配だし」の4だしにより、手放した人がたくさんいるということでしょう。これは日産のリーフも全く同じです。
これ、2012年式で、61000マイル、5990ドルです。叩けば5500ドルになるでしょう。リーフの方がi3に比べて販売台数が多いこともあり、普及した分、マイレージも多いのが特徴です。2-3万マイルなら1万ドル前後で買えます。
気になる走行距離ですが、リーフの場合、日産は107マイルだと言い実際には市街地なら90マイルはOKだと専門家は分析しています。i3は100-111マイルの間です。ちなみにテスラの新型モデル3は220マイルだそうです。そしてSは、まちまちですが200前後と言われています。走り方によるんでしょう。ガソリンと同じで急加速すれば電気をたくさん使う、高速で一定速度で走れば、あまり電気は使わない。
テスラSにもグレードがありますが、一番安いのは、2013年式
51000マイルで41000ドルです。さすがにテスラは人気のある車なのでしょう、これだけのマイレージでもまだ半額を維持しています。そう考えたらリーフとi3は人気のない車ということです。
たまたま、BMWで調べていたら、X1が格段に安いのです。この2015年式、24000マイルが$180000、これはなぜ? 人気がないのか?
X1は新車では3万5千ドルの車です、プラットフォームは3シリーズと同じ、私の記憶からの分析では、X5が当たったBMWはX3に手を出す、これも売れた。BMW=スポーツセダンのイメージで、3シリーズや5シリーズ、そしてクーペの偶数シリーズに派生しますが、これで売ってきた会社ですよ。
それがここ最近はSUVブームで、猫も杓子もSUVに傾斜していった。そこでセダンが全然売れなくなったBMWは焦って、SUVの拡充を急いだのでしょう。お堅いドイツもここでは商魂丸出しです、質実剛健が泣いて飽きれる! そこでSUVもどきのX1を作ったのでは? プラットフォームはセダンの3を使い、上物だけSUVに見立てたわけです。
これはホンダのCR-Vやトヨタのハイランダーなどもそうでしょう。こうして作られたSUVですが、X3とX1の差は何? あまり差別化できなかったのでは?
X5から派生したX3は比較的、本物?従って価格も新車で5万ドルと高い、中古でも3万5千ドル程度です。ちなみにX5になると5万7千ドルから10万ドルのレンジになります。
ChevyのVoltです、新車では3万7千ドル。Voltは2017年から100%のEVを作り出しました。それまではプラグインハイブリッドでした。従って中古車市場にはほとんど出ていません。
これがプラグインですが、2013年式で3万9千マイルで$14000です。アメ車にしては意外にも値崩れは少ない。
そこでついでにプリウスも調べましたよ。2015年式で3万マイル、$17200は、妥当な値段、3年落ちですが、まだ18年は始まったばかり、新車価格を$28000と想定して39%ダウンです。
こうして調べた結果ですが、電気自動車の中古を1万5千ドルで買い、3年乗るとしたら、元は取れるのでは?ということです。
ふつうの新車を4万ドルで買うとします。すると3年後には、価値が35-40%下がりますから、15000ドル程度を失うわけです。それなら電気自動車の中古はとりあえずOKということです。仮に1万5千ドルで買って、3年後に売っても5千ドルはあるかもしれませんしね。
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