今日の出来事から 5月13日(火)

 漫画「美味しんぼ」の件が波紋を広げています。まずはニュースからの記事です。
大阪市の橋下 徹市長は12日、「フィクションなのか事実なのか、よくわからないような表現の中で、根拠に基づかずに、いくら漫画の世界だといっても、あそこまでやるのは、行き過ぎかなと思いますね」、「『美味しんぼ』っていうのは、僕も楽しく読ませてもらってましたから...」と述べた。
小学館が出版する「ビッグコミックスピリッツ」に連載中の漫画「美味しんぼ」の原発をめぐる表現が、波紋を広げている。
その発端は、4月28日発売号に掲載された回だった。
この回では、福島第1原発を取材した主人公が、その後、疲れを訴え、鼻血を流す。
さらに、双葉町の井戸川 克隆前町長が実名で登場し、福島では同じ症状の人が大勢いると訴えた。
石原環境相は9日、「その描写するものが、何を意図して、何を訴えようとしているのか、私には全く理解できないんですけれども。風評被害を惹起(じゃっき)するようなことがあっては、決していけないのではないか。あってはならないことだと思います」と述べている。
一方、原作者の雁屋 哲氏は、自らのブログで「取材をして、しっかりすくい取った真実をありのままに描くことが、どうして批判されなければならないのか」と主張している。
そして、最新号が発売された12日、その波紋は、さらに拡大している。
漫画の中で、井戸川前町長は「鼻血や疲労で苦しむ人が大勢いるのは、被ばくが原因」とし、双葉町民に「福島県内には住むな」と主張。
最後は、主人公らが、「福島の復興は難しい」、「これが真実」と結んでいる。
漫画の中で実名で登場した井戸川氏は12日、「(鼻血がよく出るような症状があるということ?)きのうとけさは(鼻血が)出ませんけれど、ほとんど出るんですね、朝が特に。ふっと気を抜いた時に、タラッと出る感じがするんですね」と話した。
同じ症状の人が大勢いるとする根拠は、井戸川氏本人のフェイスブックに寄せられる声だという。
一方、今も福島県内の仮設住宅に暮らす被災者からは、「美味しんぼ」や井戸川氏に、批判の声が上がっている。
仮設住宅に暮らす人は、「あんなこと言うやつは、どうかしているよ。考えられないことだよ。(知っている人で鼻血が出たり、お父さん自身は?)ない」、「風評被害はあるな」と話した。
一方で、「井戸川さんが(福島に)住まないのが当たり前だと言っていた。わたしも、そう思うな」との声も聞かれた。
福島県は12日、今回の問題について、「本県への風評被害を助長するもので、断固容認できず、極めて遺憾」とコメントしている。
この問題は、福島以外にも拡大。
最新号では、大阪の震災がれき焼却所周辺の住民にも、鼻血や目などの体調不良を訴える人が、大勢いるとしている。
これに、大阪府と市は、「内容の訂正を求めたにもかかわらず、対応してもらえなかった」と、12日付で小学館に抗議した。
今回の問題について、小学館「ビッグコミックスピリッツ」編集部は、「鼻血や疲労感と、放射線の影響を関連づける発言が出てまいりますが、その因果関係について、断定するものではありません」とコメントしている。

 この件に関して前も書きましたが、では質問です「チェリノブイリに住めましたか?」同じことがおきた福島に住めますか?住めないでしょう。
 あの後何が起きたかはネットで調べると出てきます。あれから約30年近く経って、ようやく事故現場の周りには木が生い茂り元に戻りつつあるのです。まずは自然が元に戻る、それは植物からでしょう。そして動物が戻り、人間が住めるようになるのでしょう。まだ3年です、福島はね。今住んだらそのうちガンになって死ぬかも知れない、そんなリスクを背負いますか? 私はしませんけどね。
 政府の閣僚が苦言したとかも記事になっていますが、「じゃあ、石原。あんた住めよ」と言いたいですね。遠めに見ていて言うだけなら誰でもできますよ。あんた実際に住んで自分の子供をその土地で育ててみなさい。それで自ら証明すればいい。そこまで勇気のある閣僚がいますか?
 政府は、福島県民を本当に救いたいのであれば、他府県への移住を推進すべきであり、「復興」は考えないことです。復興は時間がかかります。10年ー50年の単位です。そんな簡単じゃあないはずです。まあ元々原発は自民党が推進したもの、後始末を取ってもらうしかないですね。

 
 

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