訃報

今日、知らされたのですが、ビル・ロバートさんが1週間前に肺がんで死亡したそうです。奥さんのジュリーさんが今日、教えてくれました。75歳だったそうです。

 このロバートさん夫妻はミネソタの出身で、店の顧客でした。いつも「ハマチのカマ」が大好物で、あまり品数がないため、食べ損ねることが多かったため、私は「電話で予め、注文してください」と伝えました。

 その後は、来店の当日は、必ず電話を入れてきました。いつも2人でシャルドネを4杯飲みます。4杯ならボトルを注文した方がお得なんですが、それでも決まって2杯ずつでしたね。

 いつも同じものを頼むので、何が違うものに挑戦したいということで、大抵私が薦めるものを黙って注文してくれていました。

 来店の際には、時間があれば必ずテーブルまで出向き、雑談をするのが常でした。彼は投資のコンサルタントをしていて、75歳という高齢にも関わらず、毎日9時に会社に行っていたそうです。

 夏になるとだいたい5月ぐらいからですかね、ミネソタに行き、10月まで帰ってきません。湖畔に別荘があり、自家用飛行機でカナダなどにも行くようです。

 数少ない、East lake GC の個人メンバーです。確か70年代だったと思います。East Lake 、Capital City 、Peachtree CCの3つが当時のアトランタでは名門だったようですが、その中からEast Lakeを選び、700ドルでメンバーになったそうですが、とても危険でプレイ中に銃声が聞こえることも多々あったそうです。レストランEugeneのオーナー、リントンのお父さんがボビー・ジョーンズの知り合いで、彼が本を書いていると教えてくれ、またEast Lakeが連邦政府やアトランタ市のサポートなしで、自力で民間の会社をメンバーにすることで支援を受け、現在のような運営形態になったということを教えてくれました。
 残念ながら、ビルさん夫妻と一緒にプレイする機会はありませんでしたけどね。

 ゴルフの話ももちろんします。私のブログやニューズレターも読んでいて、高スコアの時にはメールを送ってきました。

 今日は、いつもは2人なのに6人の予約でハマチのカマが2つでしたから、友人でも呼んでパーティかと思いましたが、来店したのは娘夫婦と孫で、知らせてくれたわけです。

 私は2つのハマチカマを無料で提供することにしましたが、それは最後にお勘定を見ると分かりますから、ジュリーさんは「ありがとう」とお礼を言いに来ましたが、私は「お勘定はビルが払うというので、ビルにビルを請求しました。ただし、お金をもらいに行くには、まだ最低30年はかかりそうで、それまでの利子も加わりますよ、2倍にはなるでしょうね。私は彼の後を追いますが今、行くわけにはいかないんでね。」とジョークを飛ばしました、こんなジョークが通じるものかとも思いましたがね、分かってくれて良かったです。

 店には結構、高齢の顧客が多く、数年前にも1人の紳士が亡くなっています。そのユダヤ人はSOTOのときからの顧客でしたから、95年から知っていたことになります。そういう顧客が実に多い。最高齢は93歳のおばあちゃんです。もうさすがに来店はなくなりましたが、先週はその友達が持ち帰りをしました。その友達でさえ、80歳の後半です。

 なかなか簡単に「店を閉めて引退して海外に」とはいかないのが現実です。

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