今日のニュースから 3月16日(水)

 福島県庁で、放射線量が通常値の400倍だったことが分かりました。普通、1000マイクロシーベルト(そういう単位があります)は1年間Okですが、仮に24時間2人連続で屋外にいると、この1年間分を浴びた計算になるそうです。ちなみに県庁は原発から60キロの距離にあります。

 この数字は一定ではなく、風向きによって大きく左右されますが、今現在も放射線が放出されていることを考えれば増加傾向にあることは間違いないでしょう。

 海外メディアが日本叩きを始めています。それまでは「辛抱強い、規律正しい日本」でしたが、原発事故が大きくなるにつれ、東電や政府見解のあいまいさなどを非難するようになっています。私としては「想定外、それも予想をはるかに超えた出来事のため対応できないのは不思議ではない」というコメントですがね。確か昨年でしたか、北朝鮮がミサイルを発射したときもそんな感じではなかったですかね。「まさか日本に撃ち込んでくるはずがない」が日本政府の想定でしたから、想定外が起きると対応できないわけです。ただ、そういうぬるま湯状態にしたのは米国の戦後政策ですけどね。

 東京湾岸の埋立地で、液状化が問題になっています。30-50センチ下がったり上がったりしています。この修復、誰がするんですか? ここにある建物はすべて危険ということになりますよね。「砂上の楼閣」という言葉がありますけどね。

 火災が起きた4号機の放水について、当初のヘリ作戦を切り替え、地上からの放水になります。警視庁が持つ協力な放水車を使うようで、機動隊が作業を行いますが、放射線量を測定しながらの作業になり、「危険ならやらない」ということですね。ということは放水できない状況もあり、より多くの放射線が舞うことになります。この方がますます危険ですが、、、。
 一応、17日早朝と言っていますから、間もなく始まるでしょう。

 IAEAは今回の原発事故をチェリノブイリに次ぐ大惨事でレベルを6としました。チェリノブイリhが7で、最大でした。

 今後、東北産の野菜などに大きな影響が出ると思われます。まずは安全なものでも出荷できない状況が続いています。そして今後の放射線放出によって汚染されることも考えられます。それは家畜も同じ、飲料水も同じです。こうした最悪の事態を想定した対応を今からやっておく必要がありますが、政府の頭の中は福島第一しかないようです。

 原発内では現在、50人が決死の覚悟で作業を進めています。被爆の可能性が一番高い中、停電のため懐中電灯を頼りに作業をしているそうです。東電では彼らの身元を明らかにしていません。彼らが最後の頼みの綱となっています。これに失敗すると大惨事になるからですね。そしてこの50人の次に控えている人は誰もいません。他の原発から名乗りを上げる人はいないようです。

 シーベルトの単位ですが、1シーベルト=1000ミリシーベルト=100万マイクロシーベルトとなります。人体は常に年間2.4ミリシーベルトの自然放射線を常に受けています。問題なのは短期間に大量の放射線を浴びることです。
 短期間に7シーベルト受けるとほぼ死亡し、4シーベルトで50%が死亡する、2シーベルトで20人に1人が死亡するそうです。福島県庁は18-20マイクロシーベルトですから、ほぼ問題はないということになります。

 いろいろ勉強しますね。実に複雑で難しい。火事なら消せばいい。でも高圧高熱すぎて簡単には消せない。そして原子力と聞いただけで「危険」となります。原子炉かどうか知りませんが、原子力発電所の壁は2メートルの厚みがあるそうです。中に入っている鉄筋も普通の建造物の2倍の太さ、そしてその鉄筋と鉄筋の間隔もいつもの半分で頑丈に作ってあるわけですね。それが吹き飛ぶほどのエネルギーを持つわけですから半端じゃないですね。

 
さわやかに今日のランチは、メンチカツとカレイの煮付けです。Aちゃん、魚のたんぱく質を一杯摂ってください。ご飯は控えめね。日本人はご飯好きで、ここがダイエットのネックになっています。 

 

 

 

 

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