新しい体制で今後を臨む。

 今日は、少しばかりの事件がありました。2月に入ったキッチンのシェフを首にしました。もちろん後釜が決まっていての首ですが、フードの品質を維持するための処置でした。本人にはしっかり説明したつもりですが、「2週間の猶予もなく首にするのは納得がいかない」と反論、私は品質低下を招くようなことをしたのだから、即日首は当たり前のことであると説明しました。まあ、少しばかりの手当てをつけることにしましたが。
 それにしても、最近の若者はおかしい。仕事中にテキストメッセージを受け、それに返答している。そういうことをするから、集中心が失われミスを犯すのです。本人はそれが分かっていない。また仕込み中にイヤホンで音楽を聴く。ということは、こちらが用事があって呼んでも返答できないということですね。そういうことを考えないで、自分の好きなことをするわけです。そういうことが度重なったこともありましたけどね。だいたい、毎日何かを注意しないといけない。それで解決すればよいが、その注意することにも疲れ果てたのです。
 後釜に座るのは、元いた人物で、脱サラして店を開けたものの、数ヶ月で閉店しました。 今のご時勢に店を開けても非常に厳しいことを物語っています。まあ、腕は確かなので再雇用しましたが、仕事もなく差し押さえを待つ状態だったそうです。当然カードの借金もあるし前途多難ですが、とりあえず、救いの手を差し出すことにしました。といって私に多額のお金があるわけではありませんが、未払いの1か月分の住宅ローンを立て替え、それを給与から天引きするなどの方法です。まあ、一生懸命働いてくれることを期待します。こういうどん底にいる人間は強いと思います。

 そして2人いる寿司シェフのうち、1人はあと1週間でやめる予定でしたが、1週間前倒しで辞めてもらいました。ここ最近の売り上げを考えると2人でも十分対処できると判断したからです。今後どういう事態が起ころうとも、準備をした格好になります。すでに求職もありますが、週3回で週末のみのバイト扱いにして人件費を少しでも抑えようかと思っています。
 レストランは8月は忙しいものの、9-11月までは大したことないのです。それを考えて少しでも経費を浮かせる予定です。3人の前には2人でやっていたのですから、できないことはないと思います。
 
 リストラと言えばそうかも知れません。会社が生き残っていくには、より強い組織に1枚岩にしないといけない。わずか10人の会社でも足並みが乱れることを防ぎ、危機感を抱かせる。そうすれば大丈夫かなあ。ぜんぜん赤字にはほど遠いのですがね、仮に売り上げが20%落ちてもしっかり収益を確保できる体制にしたということです。少数精鋭。

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