８月２９日（月）

 Veintenueve de Agosto (Lunes)

　日本で空き家が増えているのですが、その理由は何か？　たいていの場合は両親が亡くなり、子供はそこに住まなくなるから空き家になるのです。古い中古住宅は売れるものではありません。では解体して更地にして売るか？　それは費用が発生し赤字になるのでやりたくない、結局はそのまま放置するのが一番お金がかからないからそうする。解体するのに安くても200-300万円、そして不用品の引き取りー粗大ゴミの処分に何十万円もかかるわけです。そこから土地代を引くと赤字です、だから売らない、売れない。日本という国は永久にこの問題を抱えていく、新築至上主義みたいなものもあるわけです。一部には中古住宅をリノベして再販するケースもあります。

　北海道では10年前に5万件のを空き家だったのが今では、３倍の15万件になっているそうです。そこである人が「０円物件紹介サイト」を立ち上げています。家を無料で譲渡するもので、譲渡される人が手数料を払う仕組みです。こういうのがどんどん出てきて、空き家が無くなる方向に向かえば良し。仮に新築の家を６千万円で買うとして５０年後にゼロになるのなら、中古をリノベした家を３千万円で買い、それが３０年後にゼロになる方が、お金が浮くわけです。こういう発想がもっと増えていけば良いのですが。家の内装、日本なら壁紙張り替えと床の張替え、あとは水回りとキッチン、バストイレの改装だけかと、これで良くなるなら中古でも新築に近い状態になるのです。資源のない国、そして物を廃棄する場所のない国がどんどん、新しいものを作ればどうなるか？　古いものを見直して改装して再利用することは良いことであるという方向に転換すべき時代になっていくと思いますけどね。

どうでも良い３面記事です、オレゴンのスーパーで銃撃事件、少なくとも３人が死亡しています。

中国最大の淡水湖が７０％以上も干上がって、その周辺の農業や生活に支障が出ています。稲作も盛んな地域で、稲は全滅です。外交よりも内政が大事よ、習近平さんよ。国民飢えたら、責任問題で再選はないよ。

金曜日に４桁の下げだったダウ、今日もプリマーケットで下げています。日経は一時８５０の下げでした。「物価指数が２％になるまでやる」と言ったパウエルの言葉は重い。しかしこれで景気が後退したら利上げは延期しないといけないでしょう。８月の指数が8.0％以下になれば良いのですが。ガソリンが下がったのは良い感触ですが、これがどこまで数字を下げる効果があるか。

インドネシアのスマトラ島ではM6.1の地震が発生していますが、大きな被害はないようです。

色の濃いのがミシシッピーです、水が溜まっている＝洪水になっています。平地が多いので、水が逃げない。

見上げても何も変わらん！　仮想通貨、ビットコインは２万ドルを簡単に割り込みました。買うか？買う気もしない。５年後に上がれば良いではないか。10年物国債は3.1％に上がっています。原油は93.3ドルとあまり変わらない、ドルが強く為替は138.64円まで円が下げています。まあ金曜日の下げで月曜日のアジア下げ、当然欧州も下げ、１周してＮＹも下げて終わるでしょう。反発は火曜日か水曜日に少しだけ、これで８月の＋はマイナスに変わるのではないかと。

インターネットの調子が良くないので、ここで終わります。