明日は感謝祭そして早朝ゴルフ! 11月24日(水)
Veintequatro de Novembre (Mircoles)
ということで明日のブログはありません。朝4時に老犬のおしっこに付き合い、その後寝れなくて、5時からNHKスペシャル「EV化の衝撃」を見ていました。なかなか面白い。ホンダの取材、トヨタの取材が日本勢、そしてルノーの取材、中国のメーカー、そしてモーター部品を納める日本電産の取材でした、アメリカのメーカーは取材なし。カーボンニュートラルは良いが電源はどこから? フランスは良いですよ、原子力からですから。中国も慌てて原発を作っています。日本はそうはいかないでしょう。そして失われる雇用をどうするか。ドイツの例でいえば160万人の自動車産業従事者がいて、30万人が仕事を失うそうです。日本の場合は550万人が自動車産業従事者で100万人がそうなるとか。ホンダは栃木の真岡でエンジン工場がありますが、これは5年後に閉鎖です。周辺の部品メーカーは他業種への変換を強いられています。900人いる工場の労働者は配置転換などで、対応するのか。
部品点数が30%少なくなるから、人もいらない。そして部品点数が少ないということは、それだけ簡単に作れるわけで、このままいくと高性能低価格の中国のEVが太陽光パネルのごとく世界を支配するのでは? 日本企業は中国企業の下請けに成り下がるのか。燃料電池車として水素エンジンも並行していく日本は生き残れるのか?そこがガラパゴスと言われるのでしょうが、バッテリーのEVの方が水素ステーションを作るよりも簡単でコストも安いのでしょう。しかし、その電力を作るのに火力発電所が天然ガスなどを燃やすとどうなるのか。そして加速化する原子力発電所建設+核廃棄物の処理と保管、さらには事故が起きる可能性。
どんどん出てきますよ、EV。これはPolestar 5という車で2024年モデルです。アメリカの小売りの株が下げています。GAPやNordstromですが、人件費の高騰に加えサプライチェーンの崩壊で棚に物がない状態に近いとか。これがブラックフライデーの売り上げを下げることになり、市場は失望売りをする。そんなシナリオがないでもない。
ハリス副大統領が大統領になったのを知っていますか? 11月19日のことです。それはバイデンが病院で内視鏡の検査を受けたときで、職務ができないので1時間25分だけ、権限を委譲したそうです。その時は核兵器のボタンもハリスが持っていたとか。バイデンは高齢のため職務が2024年まで遂行できるか疑問視されているそうです。認知症の進行と失言です。ここでなんらかの病気が加われば、任期の残りをハリスに譲るのですが、ハリスでは次の大統領選挙には勝てないそうです。女性+インドと黒人の移民、それが理由だとか。
吐く息の白いこと、冬ですよね。明日はゴルフで、明後日は店の掃除とクリスマスの飾りつけがあります。昨日、ワインを買いに来たHome Depot勤務のホセさん、やはり昨年ワインを買った人でした。総額3千ドルで、小切手かカードかと言われ、小切手を選択しました。値引きしているので、ここでカードを使われると3%ですから90ドル失います。小切手なら手数料はかかりません、現金と同じ扱い、午後には銀行に行き、即入金しました。まあバウンスすることはないと思いましたが、金額が多いので早めに入金です。昨日は他にもワインが売れて売り上げの40%がワインの小売りでした。前年比も120%に上がっています。
売れたワインは昨年からの持ち越しがあったので在庫処分にもなりました、これは良いこと。良いワインでも名前が売れていないとなかなか売れないものです。ファッションのブランドみたいなものです。モラビトという皮革のブランドがありますが、物は良い、しかしメジャーではない。エルメスのケリーを作ったのはモラビトにいた職人だったという話があります。しかし人はモラビトは買わない、エルメスを買うわけです、ワインも同じですよ。
株もそうだと言われたことがあります。いくら業績が良くても人気が出ないと上がらない。ブランドは株には通用しませんが、名前があると赤字でも上がる。リビアンがそうで、9月からようやく車を作り始めていて大赤字でもIPOして資金を調達、一気に上がりました、今は120ドルまで下げましたが、復活はするのか? この関連記事を昨日読みましたが、営業黒字にいつできるかです。本当に車だけを売って黒字にできるのか、それがカギだとマスクが言っています。受注は5万5千台、そしてアマゾンから10万台がありますが、これがいつまでに納品できるのかも大事なことでしょう。市場に本当に出て実際に公道を走るリビアンを見れば、連鎖反応で消費者が買っていくだろうと思うのですが、そこまで軌道に乗せるのが大変で、2年後までは赤字を垂れ流すでしょう。そしてそれが縮小して損益分岐点を超えるのはいつか? 私にはまったく見当がつきません。
仮にそれがレストランなら簡単。売り上げがあり、そこから人件費、仕入れ代金、光熱費、家賃などを引いたものが利益です。初期投資があり、それを償却していけば済むことで、50万ドルかかった私の店は4年程度で回収しました。やはり借金がないのは有利ですよ。余計な支払い、金利と元金を払う必要がないわけですから。払い終えたら収益が大きく改善します、あとは売り上げを伸ばすだけです。幸いにも人手不足なので人件費はあまり上昇せず、既存の従業員の給料を上げることで対処できています。彼らもその方が喜ぶわけです。しんどい思いをしても給料が高い方が良いのです。次のブログは金曜日になります。アメリカの皆さん、良いサンクスギビングデーを!
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