2日連続のワイン売り上げ好調 9月23日(水)
Veinte tres de Septembre (Miercoles)
少しずつですが、ワインの入れ替えを行っていますが、それもあって売り上げは好調です。この時期、例年暇になりますが、実際に客数はあまり多くありません。しかしワインを買いに来る人がいるので、助かっています。これにより前年比144%を維持しています。今日はCaymusを3ケース買ってくれる友達がいて、これで2千ドルの売り上げが計上できます。昨日、うちは酒類を400ドル程度仕入れたのですが、その配達に来た会社の運転手を同じモールのリカーストアで見ました、それで「あそこはいくら買ったんだい?うちに来るのがいつもより遅いじゃないか」と詰問しましたが、なんと120ケースの1万4千ドルも買っているわけです。どうやら同じ種類のウォッカを買ったようです。これは後でセールスに確認したことから分かりました。ビールもそうですし、ワインもそう、リカーもそうでしょう。一度に大量に仕込んで作るから、大量販売が可能。例えば10ドルのワインの中身の原価はいくら? 10セントもしないでしょう。50ドルのワインでさえ5ドル程度なのでは? ましてやリカー、ウォッカとなるとさらに安いのでは? 後は好みの味付け?にするだけでは? 米国でもジンやウォッカを作って売る人が増えています。このウォッカ、4ケース買うと1ケース付いてくるそうですから、酒屋はこれで安売りができるわけです。したがって定期的にドーンと買うらしいです。
このバーボンを知っていればかなりの通です。チャタヌーガの近く、Sweetens Coveで作られているもので、13年物です。これが割り当てが厳しく、生産量も少ない、確か年間14000本しか作らないそうで、プレミアムになっています。この通知が来たのが2日前、今年2回目の割り当てだったようです。そして思い切って6本買うことにしましたが、昨夜たまたま常連さんがこのバーボンの話を持ちかけてきたのです。それで2本買いたいというので、仕入れ数を12本に変更しました。この12本がうちのセールスに割り当てられた本数すべてです。そして次の入荷は来年です。市場価格が200ドルのテネシーのバーボン。右から左に売れます。もうサントリーの山崎も消えた、Don Julio1942も消えた。プレミアムの割り当てリカーはマニアがいるというか、酒好きの間では「入手困難」なので、すぐに完売します。まあ200ドルを少しずつ上げていくか、隠しておいて大事なお客さんだけに売るか。
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日本ではアビガンが来月にも承認されますが、アメリカではJ&Jが治験の最終段階に入ったそうです。コロナのワクチンです。
コロナでも儲ける会社NIKE、ニケの神様から取ったナイキです。北米での売り上げは2%下げていますが、中国が6%上がり、オンラインが83%も上げています。これで全体の売り上げが13%上がっています。
ゴールドが1900ドルを割り込んでいます。確か最近の高値は2050ドル程度ではなかったか? 1893ドルになっています。そんなもんです。「次は3千ドル」になりますが、かなり先の話になるでしょう。ゴールドの考え方は、世襲です。親の代その上の代から持っていたものを引き継ぐ、投資で買うものではありません。長期に超をつけて「超長期保有」が原則、その過程で少しずつ上がっていくものです。まあ生活に困ったら売れば良し。安くなったら買い足せば良し。長い付き合いが基本だと思います。
マケイン議員の妻シンディさんですが、今回共和党員ですが、バイデンを支持すると表明しました。まあ当たり前、葬式に来て欲しくないと言われたトランプです。大物議員が死んでその葬式に呼ばれなかった大統領は彼くらいです。それだけ家族のトランプに対する憎しみは強いわけです。
ゲームの何が面白いの? これが私の質問です。マイクロソフトはゲーム制作会社を78億ドルで買収する。ソニーのPS5が10月に発売予定で、4万円もする。そもそも仮想の世界がそんなに面白いとは思えないですよ。現実、リアリティにこそ楽しさがある。まあそんなことを言っているおじさんはもう古いのでしょう。しかし若者の全てがコンピューターゲームを楽しんでいるとは思えないのです。私は携帯のゲームでさえ、やったことがない。ましてやそんな愚かな?時間はありません。世の中にはひまな人が多いのだとしか思えないです。金儲け以上の楽しいゲームがありますか? 負けたら自殺するかも知れない、人生を終えるかもしれないこんな楽しい?ゲーム?スリル満載のゲームは他にはないはずです。
そういう面では昨日の「ガイヤの夜明け」は良かった。会社を普通の人が買う時代です。小さな店を買う、レストランを買う、そして経営するわけです。3組出ていましたが、赤字のクレープ&タピオカの店のオーナーは24歳で元フリーターです。頑張れよ、知恵出せよ、と思いましたね。レストランなんて妊娠→出産→子供の成長と全く同じですよ。妊娠(店が決まりその準備に入る)、ここで躓く人もいる、店を開けないで流産や死産もあるわけです。そして店が開いたら出産、ようやく店が開くが、生まれたての赤ちゃんと同じ、毎日24時間監視していないと死んでしまう。そして成長、売り上げが伸びていく。しかしその前に潰れることもある。幼児の死は結構ありますからね。それで安定して親離れして、軌道に乗れば、稼いでくれるようになる。実に手のかかるものです。中藤のおかみさんは「レストランは開けるまでが大変、そして開けてからも大変」。この言葉15年以上前に聞かされましたかね。私なんか20年もレストラン経営していますが、今だに大変です。気の休まる日はなかなかありませんよ。それでもお客さんが支持してくれることが一番の励みですね。そして従業員の生活がありますから、それも背負う。特に今回のコロナ騒動では金を渡したし、飢え死にさせないためにいろいろやりました。それがあって、ついてきてくれます。
とりあえず、今日までは快晴です。明日から2日かどれだけの雨になるのか。まあ100%ではないところが味噌。
昨日はクレイトンのシェリフ、Victorさんが来店しましたが、いつもは土曜ですが、自分の部下の騒動でマスコミに騒がれバタバタしていたのか、しばらく来ないと思っていたので良かったです。白人のシェリフが黒人を殴打、彼は解雇されたが抑えつけていたもう1人は解雇されませんでした。それに対する抗議が起きたのです、これはCNNも取り上げていました。それで「シェリフは責任とって辞めろ」でした。アトランタでは警察署長が辞任しましたからね、今回、KYのルイビルでも同じような問題が起き、抗議や暴動が起きかねないので、店やレストランは破壊されないようにハリケーン対策みたいなことをしていました。日本ではこうした暴動がまず起きない。しかし欧米では起きやすい。人種の問題か? ナイフとフォークの民族と箸の民族の違い? トランプ政権下だから起きたのか? それを非難するバイデンが大統領になれば収まるのか? ならないですよ、すでに言葉が変わっています、少し前までは「二極化」でした。金持ちと貧乏人、それが今では「分断」です。その分断も細分化され、1)収入格差による分断、2)人種による分断、3)文化や宗教による分断、となっています。資本主義の天井が見えて、次の成長がない。成長あってもそれを享受できる人が一部だけなら、なおさら一般大衆の怒りや憎しみは増大するでしょうね。
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