ウィズコロナで稼ぐしかない 6月4日(木)

Quatro de Junio (Jueves)
 昨日は久々に良いランチでした。今週のランチはガラガラでしたが、昨日にはそれがなかった。といっても客数は少ないですよ。ビジネスランチが戻る気配はない。
 ディナーは持ち帰りと遅い時間のパティオでなんとか売り上げを確保しましたが、売り上げの23.9%が酒類の売り上げでした。その80%が小売りになります。この小売りの売り上げがなければ、ここまで売り上げは回復していないでしょう。
 昨日、ワインの卸の営業がランチに来て、「このスタイル、どこまで継続するのか?」と訊かれたので、「まあ10月末までパティオが使えるので、そこまではこれを継続するでしょう。そして店内だけになって、少し縮小するが、6フィートの間隔を空けたテーブル配置しかできないので、酒類の小売りコーナーは常設になる」と答えました。

 最近は、リカーも確実に売れてきています。酒、ワイン、リカーの3本柱です。さすがにもう、ペーパータオルやグローブ、マスク、トイレットペーパーなどは動いていませんが、ラーメンやお菓子などはまだ少し動いているので、置いておきます。
 これがウィズコロナのビジネスで、昨年12月に酒類の小売りライセンスを取って、月間1万ドルを売れば良いと想定してコロナ前で最大、3000ドル売っていたのが、今ではその1万ドルを超えることになります。下手したら2万ドルが酒類の売り上げになる可能性も高い。
 最近では個別のオーダーも入ります。昨日も米人の友達から特定のワインが欲しいと言われ、探して1ケース売ります。他の店で買うよりも安くするので、うちで買ってくれます。
 右から左なので、マージンは少しですが、そういうビジネスもあって良いのでは?テキーラやウォッカの特別オーダーもそうです。
 したがって、売り上げが伸びて当たり前。新しい分野への挑戦です。コロナの影響で1ミリオンの売り上げを下回ると予測していたのに、ウィズコロナで1.2ミリオンになる可能性もあるわけです。売ってなんぼの世界です。

 昨日はサントリーの白州が入ってきて、その会社の営業とワインの試飲をしていましたが、白州があと何本の在庫があるかと確認したら7本だったので、すべて買うことにしました。持っていて腐らない、製造中止商品だけに高値で売れる、そこを見通しての買占めです。すでに顧客の1人にはコンタクトをして、土曜日に買いに来ると確約しています。幸いにもPPPによって、お金があるので、ワインや酒の仕込みです。経済回復していくとワイン屋の値下げも終わりになるのは確実で、その前に積み上げる、それを秋冬に安値継続で売る、これで年末までの売り上げ見通しは立つというものです、これ前にも書きましたけどね。
 家にはすでに10ケース近い在庫があり、30ケースにまで増やします。コロナが来てくれて「ありがとう、こんなビジネスチャンスはなかった」と後で言えるようにします。

 それではコロナのアップデート
1)経済回復を見越して株価が上げています。昨日でダウは26000を回復
2)航空会社は夏のフライト数を上げています
3)世界では653万人が感染、386,392人が死亡
4)米国では185万人が感染、107,175人が死亡、増加傾向にあります
5)コロナを出したプリンセスクルーズ社は運航停止の延長を決定
6)スペインは22日にフランスとポルトガルとの国境封鎖を解除予定
7)英国の5月の自動車販売は89%減、1952以来の数字
8)日本では5月の輸入車販売が46.4%減、2カ月連続の悪い数字

 黒人暴動の根幹とは何か? アメリカの黒人の人口は12.7%、しかし彼らが占める富の割合は2.7%でしかない。
 白人家庭の収入の中央値は13万4千ドル、しかし黒人は1万1千ドルでしかない。白人女性の収入の中央値は4万1千ドル、しかし黒人女性の中央値は120ドルでしかない。
 黒人の失業率は単純に白人の2倍。白人の持ち家率は73.1%、しかし黒人の持ち家率は40.6%。17年の黒人の刑務所収監人数は47万5千人、白人は43万人。
 そして黒人に加え、人口比率17%のラテン系がこの貧困層に加わり、全体の3割の貧困層が騒動に加わって、暴徒化している、そんな背景もあったと、現代ビジネスに出ています。
 しかしながら、私は反論しますが、移民で来たなら一生懸命働いて自分の富を形成しなさい。我々アジア系は同じカラードでも、勤勉に働き、富を形成し、子供の教育にお金をかけ、良い学校に入れ、それなりの仕事につけて、良い給料をもらっています。同じ移民でどうしてこうも違うものか。アジア人はそういう面では波風立てず、コツコツ頑張るのに、どうして黒人やラテン系はそれができないのか? 急がば回れ、そう感じるのです。

 さてジョージア州は、48,894人(+687人)が感染し、2,123人(+21人)が死亡しています。フルトン郡が4681人で1位です。
 経済再開から鈍化していた数字が増加傾向にあります。まあ、第2波とは言えない数字であると認識しています。
 もうビフォーアフターでなくウィズの世界ですから、インフルエンザが通年を通して存在するようにコロナも通年で身の回りにあると考えて行動するのが良いわけです。
 何も恐れることはない、恐れることはむしろ交通事故です。これで死ぬ人の数の方が多いのですから。
 ちなみに全世界では、125万人が交通事故で毎年死亡しています。日割りすると3,287人だそうです。そして怪我をする人が2千万人から5千万人もいるのです。コロナで50万人が死んでも可愛い数字です。

 
 午後に雷雨? 午後2時以降に30-50%で確率が出ています。ディナーに影響しなければ良いのですが。

 昨日は店でお客さんと白州と山崎の飲み比べ、そして家に持って帰っても飲み比べしていました。同じサントリーのウィスキーでも全然味が違い、確かに白州は爽やかでした。通の酒の飲みには物足りないのかも知れませんが、それぞれの個性があって良いのでは?
 アルコール度数43%をストレートやロックで飲むと結構回るもんです。いつもは6%のビールと13.5%のワインしか飲まない人間が43%にいくと、なかなかきつい。しかし、本当の味を知るには、ストレートで飲まないと分からない。水で薄めたのではボケますからね。

 昨日、試飲したワインの中にはイタリアのサンタマルガリータがありました。ピノグリジオです。普通のピノグリジオは安く薄くですが、これは高いのでフルーティでした。値段も2倍くらい高い。ちなみにこのサンタマルガリータが輸出額では1位だそうです。2位がNZのキムクロフォードで、量からいけばキムクロフォードなのですが、金額ベースではサンタマルガリータになるそうです。
 フレンチの白も少し置いた。そしてイタリアンの白も少し置いて様子見です。サンプルボトルももらうので、お客さんに試飲させながら売ります。口で説明するよりも、飲んでもらう納得して買ってもらう方が簡単です。今日もワインを売って稼ぎます。

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