良い月は終わり、新たなる挑戦の月 6月1日(月)
Uno de Junio (Lunes)
今日から6月です。思えば先月は前年比で5%も売り上げが伸びました。2016年に新しい店になってからの5月の最高売り上げを記録しています。コロナ騒ぎの中、それも関係ない。売れるものをしっかり売る。
暑くなって赤ワインが鈍化する中、リカーを週末は売っていました。Belugaのウォッカ2本、Patronのテキーラ1本、響が2本、山崎18年が1本など、値下げスペースの横にスパークリングのコーナーを設け、ふと思うとリカーが棚に置いたまま、これも置いとけば売れるかも?と思い、ディスプレーをしましたが、これが売れました。これまで日本のウィスキーはワインの横に少しだけ置いてきたのですが、リカーのコーナーを作ったのが良かった。こうして5月の売り上げはできたのだと思います。
恥も外聞もないですよ、生きるために必死。何でも売らないと。「これ売ると店の格が」、「これ売ると体裁が悪い」そんなのでコロナでビジネス殺されてどうします? コロナをビジネスで殺さないと。
店の再開もそうでしたが、うちには「再開」という言葉がない。一度も店を閉めていません。
コロナ騒ぎで店が営業閉店するときは、仲間内を呼んで(まあゼネコンですが)、閉店セール。一升瓶を振る舞い、在庫を綺麗にしましたし。
その翌週からも閉店することなく、毎日5人のランチを作り、弁当などを持ち帰りで供給し、ディナー持ち帰りオンリーが約1カ月続きましたかね。
その中で、お客さんがギフト券を買ってくれる。総額3500ドルかと思います。現金を置いてくれた方、1千ドル以上。100ドルしか買っていないのにワインを300ドル買い、さらにチップを300ドル置いていった人、皆さん良い顧客です。
それは過去4年で、この店で種を蒔き、水をやり、顧客に尽くしてきたからではないかと思います。
私は良く言いますが、レストランは社会の一部です。その昔、日本では家族が集まると、炊き出しとかして家族総出で食べ物を作ったものですが、少子化が進むと、仕出し屋に頼むようになる。それで家族が集う。
アメリカの場合は、レストランに出向く、それが集いです。感謝祭やクリスマスの前には必ず家族でレストランに行って食事をするものです。
その中で、子供たちが成長し、結婚し、孫が生まれるとか、たまに祖父母が亡くなるという不幸もありながら、レストランは社会の一部なのですよ。そこに溶け込んでいくこと、皆さんの生活の一部になり、ローテーションに入れてもらったことが勝因ではないかと思います。
そのためには、お客さんの所に行き、話をして家族構成を頭に入れるとか、基本的な日常のデータ収集は欠かせません。
その昔、エスペランサにいたときには、「顧客から個客へ」という本が売れていました。確か船井総研が出していたのでは?
それまで大量に物を売っていた時代から、個々に攻めていく時代に変わったのが80年代の後半でしたかね。
レストランでも同じですよ。個々のお客さんの好みに合ったものを提供していかないといけない。
最近、イタリアンワインを置きだしたのも、個々対応です。2人しか基本いませんが、そこから派生することも考えて、慎重に数を増やさないように在庫を抑えながら扱っています。
その積み重ねでしか、ありません。1つが50になるし、100にもなる。積み重ねですよ、三匹の子豚の煉瓦の家です。
それではコロナのアップデート
1)世界では618万人が感染、372,469人が死亡
2)米国では179万人が感染、104,383人が死亡。
3)日本では北九州市が第2波の傾向、学校など5か所でクラスター
4)5月の日本の車販売は44.9%減、過去最大の落ち込み
よく見る現代ビジネス、見出しはこんなの?
1、コロナ対策200兆円では全く足りない、300万人失業も?
2、日本人が知らないコロナパンデミック長期化、3つのシナリオ
3、習近平の香港潰しにアメリカ政府の中枢がついにブチ切れた
4、「激突コース」を突き進む米中、ついに見えていた軍事的選択
5、コロナ融資は不良債権の山に、現役銀行員が明かす内部事情
6、コロナ不況で生き残る会社、心肺停止する会社実名50社
7、いい加減にしてほしい「テレワークできない人」の存在を忘れていないか?
とまあ、コロナ関連と米中問題です。
さてジョージア州は、全米の公民権運動のメッカ? 大変な騒ぎになっていましたが、そこは沢田研二です「勝手にしやがれ」。うちはSandy Springsなので全く関係ありません。ビジネスにも一切影響ありません。
こんなのに、巻き込まれません。確か金曜日の夕方からテレビは大忙しで、ライブの中継を深夜まで。そしてCurfew=門限という言葉を25年もアメリカに住んで初めて知る。さらにはDeploy=展開する、という言葉も覚えた。単語が2つも増えましたよ。
店が壊され、保険でカバーされるので、店は安心? 休業補償も出るし、売り上げとして損を計上できるなら、嬉しい悲鳴? ビジネスオーナーとはそういうものですよ。何が起きてもいい、最後に儲かればそれでいい。まあ半分、保険金殺人みたいなもんですか?
観覧車が半分、消えています。ダウンタウンです。
明日から気温が上がりますが、日曜日の89度は変わります。アイフォンでは85度になっていますし、月曜日が82度になっていますから、下がってくるでしょう。
それにしても誰が暴動に行くのか? 暇な人が多いんだと思います。私は店が忙しいので行けないし、行きたいとも思わないし、行く気もない。
他の街で黒人が1人、警察官に殺害された、よくある事です。それで全米が騒ぐ?本当はコロナとか別の目的があっての相乗り行動ではないかと。最近ロスの姐貴とラインしていないから、このあたりを分析して欲しいものです。
今、昨年の6月の売り上げを確認しましたが、実に悪い数字です。前年超えは当たり前で、目標を一昨年にしないといけません。まあ今のペースが続けば、それも超えるでしょう、というか超えないといけない。志と目標は高い方がいい。
良いことばかりではありません、ハワイのコンドの入居者が出ていきました。先月の半ばでした。確か旅行会社のホノルル支店長夫妻だったかと思うのですが、ハワイ経済もメタメタです。観光だけですからね、あそこは。
まあ、このコンドの借金は先月末で12000ドルしかなく、予定では11月に完済します。テナントがいない間に古いところ汚いところを直すのも良し。
今日はようやく予約が決まった車のディーラーにBMWの試乗に行ってきます。アメリカではBMW安いので庶民の高級車です。私も人生初のBMWになります。10年間のレクサス生活にお別れ。次はベンツ、最後はポルシェ、いろいろ乗れば経験も積めて、車の批評を書くことができます。
レクサスは流石にトヨタ、壊れない良い車、しかし「面白み」がない。石橋渡るトヨタの車です。地味になりそうで、ドイツ車がどういうものか、楽しみです。
ドイツといえば、刃物、ゾーリンゲンのナイフは10年愛用しています。同じナイフを3年ごとに買い替えです。それだけ丈夫で使い勝手が良いのです。
さあ、6月も良い情報をお届けできると思いますし、そのための努力もします。結果を出すためには必死こいてやるしかありません。明日死んでもいいくらいの気持ちですよ。売り上げ上がって満足でコロッと死ねるなら最高のエンディングです。
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