良質のお客さんに感謝です 4月2日(木)

Dos de Abril (Jueves)
 昨日はランチは最低記録の3人か4人。しかしディナーで踏ん張りました。いつもおまかせで食べてくれるフランクさんとキムさんが電話してきて、「いつもと同じようにおまかせでお持ち帰り頼む」とオーダー、5品作りました。そして100ドルのチップを置いていきました。
 フランクさんは2年前に心臓発作で倒れています、そのときにキムさんが店に来て何か病院に持っていきたいと言い、私は料理を作り、それをお見舞いで無償提供。回復してからは毎回、黒ニンニクを差し上げています。幸いにもその後は倒れていません。そういう長い関係があるのわけです。この2人、考えたら25年前から知っているわけです。

 九州の健康食品に、「にんたま」というのがあり、にんにくと地鶏の卵黄でできているのですが、ガンに効果があるとか、いろいろ言われています。
 黒ニンニクも良いが、このにんたまも作ってみようと思い、レシピを入手。どうせ店は暇なのですよ、何かやらないといかん。ということで今日はにんたまを作ります。これも友人らに配布します。これが私の持ちつ持たれつ商法です。いつか彼らが助けてくれる。

 ではコロナアップデート
1)スペインの死者が1万人を超えました
2)世界では94万1千人が感染、今日で100万人ですね、死者は4万7千人
3)アメリカは21万7千人に増えています。このペースは急増すぎ 
4)ドイツの感染数が7万5千人を超えました
5)週間新規失業保険申請数が600万人を超えました、先週の2倍です
 Photo
 かつてはダイヤモンドや石油でしたが、今はマスク、マスクのブローカーがいるそうです。これが今一番お金になるのです。粗悪品が多いので要注意。やくざもマスクを売って金儲けする時代です。

 人種によってコロナに感染する率が違うそうです、アメリカの話。「自宅勤務してください」と言っても、それができるのはホワイトワーカーだけです。黒人層の多くはブルーワーカーで、サービス業などに多く、自宅勤務できない人が多い、そして収入は白人層よりも低い。したがって密のある仕事が多く、感染しやすいわけです。

 
Gov. Kemp to issue statewide shelter-in-place order
 今日出ます、ほぼ外出禁止ですが、これまでと余り変わりありません。食べないと死ぬので、レストランに行くことは可能で、ワインも売れます。普通の買い物はできない、というかすでにモールは閉まっているので、行くことはできませんが。
 ジョージアでは、4748人が感染し、150人が死亡しています。でもインフルエンザの全米での2千万人には程遠い。
 ロスの市長は、マスクをすべての市民に着けるようにオーダーしていますが、そのマスクはどこで買えるのか??? どこにもない。

 
Gradually Warming Up
 皮肉なような良い天気です。これで外出禁止とは、人間に病気になれと言っているようなものです。

 捨てる神あれば救う神もあるもので、あるワイン業者の「見切り商品」を見つけました。これによると市場で50ドル近いワインの仕入れ値が10ドルとか、それ以下のものもあります。このあたりを明日にでも仕入れ、週末の反応を見ます。
  乱世のタカ、攻めますよ。政府が「店閉めろ」と言うまではとことん、開けます。それが地域に根差したレストランの宿命でもありますし、運命でもあります。
 アメリカにおいて、あまり料理をしない・できない・したくない人達にとってレストランはキッチンも同様なのです。それを簡単に締めることはできないのです。ましてやこういう苦境の時にこそ開ける。
 すでに近隣では桃屋・Golden Buddaが閉店したまま、BuckheadのDorakuも閉店したまま。こうなると寿司を食べたくても店がない。これを逆手に取ると、うちへの需要が高まる、確かにランチは超暇ですが、それなりにディナーの仕込みをするとか、仕事はあります。
 メキシコ人の従業員の雇用も大事で、うちがクビにしたら飢え死にです。それもあって給料下げても、開けてあげることが大事なのです。生命線です。暇をどうするか? 頭使いましょう。それが今日のにんたま作りです。お客さんに喜ばれることをする。そしてコロナに効くかも知れない。そうした希望を持って仕事しないと面白くないでしょう。

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