良い人生とは 9月23日(月)
Veintetres de Septembre (Lunes)
ある人の人生です。 彼は関西系の私鉄百貨店で婦人服のバイヤーをしていました。ある日、神戸の灘のDという酒に出会います。
このDがえらい美味かったらしい。それで「どんな人が作っているんやろう?」と思い、酒蔵を訪問、2年ほど時間があれば通っていたそうです。
そして2年後にそこの社長から「うちに来ないか?」と言われ、仕事を辞め、酒蔵に入るのです。
最初の2年は掃除、酒のタンクとか身の回りの掃除、そして酒蔵で働く人の食事を作ることだったそうです。その後仕事を少しずつ、教えてもらい、今は「蒸し米」担当だそうです。
酒は、10月に稲の収穫をしてから、半年ほど作りますが、そうなると家には帰れないそうで、家族と半年は離れて暮らす。
最近では、姫路に田んぼを借り、自分で酒米を育てているそうで、夏場は時間があれば、田んぼに行き、雑草を抜いたりして手入れをしていたそうです。自分の作った酒米で酒を造る、それも夢の1つですかね。
同じブランドの酒でも毎年微妙に味が違うそうです。酒蔵の社長にもうるさがられほど、酒へのこだわりがあるそうです。
百貨店のバイヤーから酒蔵に入り、給料は当然下がりましたが、それでも今が一番楽しいのだそうです。自分が好きなことをして暮らす、それが一番人間として幸せなことだそうです。
その人は、今回のジャパンフェストに来ていたのですが、そこの酒はまだ登録されていないので、様子見に来てお手伝いをしていました。
灘で3人の蔵人が作る銘酒ですよ。昔から灘五郷?という言葉があり、大手が
1)白鶴 2)大関 3)白鹿 4)日本盛 5)沢の鶴の5社です。その下に準大手が8社あり、その下は零細企業です。
明石の明石鯛も、その零細企業の1つで、3人の蔵人によってつくられています。これもこの半年でアトランタに入ってきた酒です。今回はロンドンからそこの営業の人が来ていました。
来年の東京五輪は、その競技はもちろん、それ以上に日本という国を世界に知らせる良い機会です。日本の文化、特に食文化は寿司や天婦羅を中心にどんどん広がりを見せ、酒もその1つです。まだまだ未知の世界である日本酒がここで少しでも認知されれば、それはこうした零細企業の励みにもなり、活力となると思います。
日本酒は斜陽産業?そうです、確かにそうです。全体の売り上げは落ち、酒蔵の数も全盛期の半分になっていることでしょう。しかし、その中で獺祭はNY郊外に酒蔵を作り、世界を見据えている。八海山も頑張っています。そこに続け!ではありませんが、何かできることはあると思うのです。
金曜日に書いたエスペランサもそうです。皮革産業は長年、通産省の政策により海外からの輸入を関税などで守られてきた。そして自由化(たぶん今は関税がゼロかと)、安い靴が海外から入ってくると日本のメーカーは倒産すると言われたものです。そして実際に廃業した人もたくさんいます。倒産した会社もあるでしょう。海外に工場を作った会社もあります。
この前少し調べていたのです。私が約40年前にエスペランサにいたときに神戸の長田にあったメーカーさんは今でもあるのかと? 1つありました、カワノという会社です。デパートなどには1万円程度のお手頃な靴がCelicaというブランドで売られています。この会社は100年企業です。そして潰れていないのです。
その昔、展示会に行くと、この会社は企画力があったのでしょう。ヒットを予感させるデザイン性の良い靴がたくさんありました。
エスペランサでは、それを最初だけ買い、それを二流のメーカーに持ち込んで、安く作らせ、それを大量に売っていました。そういう真似専門のメーカーもたくさんありますからね、しかし結果として、真似をする会社は今日、生き残っていない、買収され、ESPERANZAの名前も消えるかもしれない運命にあります。エスペランサの会社神戸レザーは1948年の創業でしたから、71年でその幕を閉じたのです(買収されると赤字部門は切り捨てですから、ブランドは存続できないかと)。創業家が頑張って100年続く会社とは大きく異なるでしょう。
酒蔵も同じですよ。全体のパイが縮小するから「あー駄目だ」で終わる酒蔵と、自分の信じた道を貫いて、世間が回りが潰れようと、その荒波を超えていける体力と忍耐力を持って、目的地に到達できる会社もあるわけです。ぶれない経営、どんな業種にも言えることではないでしょうか?
今日の英語、「Arteries」。これは動脈です。老いてくると気になる動脈硬化、動脈瘤、などなど血液をサラサラにしないと「死にまっせ」です。
1)オレンジ 2)ケール 3)にんにく 4)赤ワイン 5)チョコレート 6)レンズ豆 7)アーモンド 7)ザクロ 8)ブルーベリー 9)ビーツ 10)サーモンなどが良いようです。
10月1日から軽減税率が導入され、店で食べると10%、持ち帰りなら8%と、こんなのどこのバカが作ったのか? 大蔵省のエリートが国民を舐めています。こんなの現金払いなら不正ができるでしょう。店内を持ち帰りにすれば店は2%のお金が浮く。私なら少なくともそうしますよ。
1つの店で同じものを買い、税率が違うというのは、単純に考えてもややこしいくないですか? 持ち帰りが増えるに決まっています。それは=ごみを増やすことにもなる。そこまで考えている人は少ないと思います。で店の外に出てすぐに食べる、近くに椅子とかあればそこで食べる、大して変わらない、お客もそうでたかが2%浮いて嬉しいですか?千円使って20円ですよ。そんなのは、どうでもいい。
私は前から言っているのです。税率は10%でもいいですよ。しかしすべての食料品は5%に下げなさい。その方が分かりやすいし、国民も一番大事な食料品の税率が下がるなら、他が10%でも納得するのです。どうしてエリートはこれが分からないのか??
ある人の人生です。 彼は関西系の私鉄百貨店で婦人服のバイヤーをしていました。ある日、神戸の灘のDという酒に出会います。
このDがえらい美味かったらしい。それで「どんな人が作っているんやろう?」と思い、酒蔵を訪問、2年ほど時間があれば通っていたそうです。
そして2年後にそこの社長から「うちに来ないか?」と言われ、仕事を辞め、酒蔵に入るのです。
最初の2年は掃除、酒のタンクとか身の回りの掃除、そして酒蔵で働く人の食事を作ることだったそうです。その後仕事を少しずつ、教えてもらい、今は「蒸し米」担当だそうです。
酒は、10月に稲の収穫をしてから、半年ほど作りますが、そうなると家には帰れないそうで、家族と半年は離れて暮らす。
最近では、姫路に田んぼを借り、自分で酒米を育てているそうで、夏場は時間があれば、田んぼに行き、雑草を抜いたりして手入れをしていたそうです。自分の作った酒米で酒を造る、それも夢の1つですかね。
同じブランドの酒でも毎年微妙に味が違うそうです。酒蔵の社長にもうるさがられほど、酒へのこだわりがあるそうです。
百貨店のバイヤーから酒蔵に入り、給料は当然下がりましたが、それでも今が一番楽しいのだそうです。自分が好きなことをして暮らす、それが一番人間として幸せなことだそうです。
その人は、今回のジャパンフェストに来ていたのですが、そこの酒はまだ登録されていないので、様子見に来てお手伝いをしていました。
灘で3人の蔵人が作る銘酒ですよ。昔から灘五郷?という言葉があり、大手が
1)白鶴 2)大関 3)白鹿 4)日本盛 5)沢の鶴の5社です。その下に準大手が8社あり、その下は零細企業です。
明石の明石鯛も、その零細企業の1つで、3人の蔵人によってつくられています。これもこの半年でアトランタに入ってきた酒です。今回はロンドンからそこの営業の人が来ていました。
来年の東京五輪は、その競技はもちろん、それ以上に日本という国を世界に知らせる良い機会です。日本の文化、特に食文化は寿司や天婦羅を中心にどんどん広がりを見せ、酒もその1つです。まだまだ未知の世界である日本酒がここで少しでも認知されれば、それはこうした零細企業の励みにもなり、活力となると思います。
日本酒は斜陽産業?そうです、確かにそうです。全体の売り上げは落ち、酒蔵の数も全盛期の半分になっていることでしょう。しかし、その中で獺祭はNY郊外に酒蔵を作り、世界を見据えている。八海山も頑張っています。そこに続け!ではありませんが、何かできることはあると思うのです。
金曜日に書いたエスペランサもそうです。皮革産業は長年、通産省の政策により海外からの輸入を関税などで守られてきた。そして自由化(たぶん今は関税がゼロかと)、安い靴が海外から入ってくると日本のメーカーは倒産すると言われたものです。そして実際に廃業した人もたくさんいます。倒産した会社もあるでしょう。海外に工場を作った会社もあります。
この前少し調べていたのです。私が約40年前にエスペランサにいたときに神戸の長田にあったメーカーさんは今でもあるのかと? 1つありました、カワノという会社です。デパートなどには1万円程度のお手頃な靴がCelicaというブランドで売られています。この会社は100年企業です。そして潰れていないのです。
その昔、展示会に行くと、この会社は企画力があったのでしょう。ヒットを予感させるデザイン性の良い靴がたくさんありました。
エスペランサでは、それを最初だけ買い、それを二流のメーカーに持ち込んで、安く作らせ、それを大量に売っていました。そういう真似専門のメーカーもたくさんありますからね、しかし結果として、真似をする会社は今日、生き残っていない、買収され、ESPERANZAの名前も消えるかもしれない運命にあります。エスペランサの会社神戸レザーは1948年の創業でしたから、71年でその幕を閉じたのです(買収されると赤字部門は切り捨てですから、ブランドは存続できないかと)。創業家が頑張って100年続く会社とは大きく異なるでしょう。
酒蔵も同じですよ。全体のパイが縮小するから「あー駄目だ」で終わる酒蔵と、自分の信じた道を貫いて、世間が回りが潰れようと、その荒波を超えていける体力と忍耐力を持って、目的地に到達できる会社もあるわけです。ぶれない経営、どんな業種にも言えることではないでしょうか?
今日の英語、「Arteries」。これは動脈です。老いてくると気になる動脈硬化、動脈瘤、などなど血液をサラサラにしないと「死にまっせ」です。
1)オレンジ 2)ケール 3)にんにく 4)赤ワイン 5)チョコレート 6)レンズ豆 7)アーモンド 7)ザクロ 8)ブルーベリー 9)ビーツ 10)サーモンなどが良いようです。
10月1日から軽減税率が導入され、店で食べると10%、持ち帰りなら8%と、こんなのどこのバカが作ったのか? 大蔵省のエリートが国民を舐めています。こんなの現金払いなら不正ができるでしょう。店内を持ち帰りにすれば店は2%のお金が浮く。私なら少なくともそうしますよ。
1つの店で同じものを買い、税率が違うというのは、単純に考えてもややこしいくないですか? 持ち帰りが増えるに決まっています。それは=ごみを増やすことにもなる。そこまで考えている人は少ないと思います。で店の外に出てすぐに食べる、近くに椅子とかあればそこで食べる、大して変わらない、お客もそうでたかが2%浮いて嬉しいですか?千円使って20円ですよ。そんなのは、どうでもいい。
私は前から言っているのです。税率は10%でもいいですよ。しかしすべての食料品は5%に下げなさい。その方が分かりやすいし、国民も一番大事な食料品の税率が下がるなら、他が10%でも納得するのです。どうしてエリートはこれが分からないのか??
昨日の朝だけは気持ち良かったですね。午後は暑い! 今日も記録的な暑さが戻ってきます。 今週は明日以降、90-91-94-93-94-93-91-91度と毎日90度を超えます。これまでにない残暑、というか夏が1カ月伸びている、それも前後に伸びている。
感覚としてアトランタの場合は
春 3月と4月
夏 5月、6月、7月、8月、9月
秋 10月、11月
冬 12月、1月、2月
こうなっていると私は思うわけです。夏が前後に伸びています。その分、秋と秋が削られている。前は春があった、秋があったのです。これも温暖化??
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