分かりやすいかも? ウクライナ情勢の裏側
アメリカの田舎、アトランタに住んでいて全く関係ない話ですが、ドイツ在住の川口さんという方がの記事からの抜粋です。実に分かりやすく解説しています。
ウクライナについての報道を見ていると、おかしなことばかり。ドイツのニュースはクリミア情勢一色で、欧米が対ロシア制裁に踏み切り、さらに日本がその列に加わったということまで逐一報道された。日本の動向をここまで仔細に取り上げている。
ドイツメディアは、ロシアはウクライナの主権を踏みにじり、侵略し、国際法を破ったので、厳しく制裁しなければいけないという。独シュタインマイヤー外相は、「今になって既存の国境を変更するというのは、信じられない事態であり、これが認められるなら、将来、紛争があちこちで始まることになる」と言った。
この主張、「ロシアが悪い、プーチンが悪い」というのは、アメリカの言い分の通りで、それにEUが追随している状況だ。そして日本も同様に、17日、やはりロシア非難に加わった。ただ、EUも日本も、ロシアとは持ちつ持たれつの状態を保ちたいさまざまな事情があるので、諸手を挙げて制裁に加わっているわけではないだろう。
プーチン大統領のしていることが良いとは思わないが、アメリカよりずっと悪いとも思わない。どちらかと言うと、アメリカの方が独善的で今まで、他国の主権を侵して出兵し、民主主義政権を樹立するという大義名分のもと、実際には治まっていた国を内乱状態に陥れてきたのは、他でもないアメリカだ。
イラクでも、リビアでも、シリアでも、アフガニスタンでもそうだった。アメリカが介入した国で、平和になった国は、日本とドイツ以外どこにもない。ユーゴスラビアを粉々にしたのもアメリカだ。アメリカが軍事介入をする理由はただ一つ、これらの国の政権がアメリカの利害に反する行動をとっていたからで、民主主義とは関係ない。
11月、EUは、EUへの加盟を餌に、ウクライナのヤヌコーヴィチ大統領に、その条件となる協定への署名を迫った。これはロシアを完全に無視して、ウクライナをEUに引き入れようとする計画だった。ロシアは近い将来、EUに対抗するため、周辺国を統合して、非関税の通商同盟を作り上げようとしていて、ウクライナが重要なカギとなる。
ウクライナがEUに入り、NATOに加盟させられるのを、ロシアは黙認でいない。通商同盟はおろか、ロシアそのものが大変なことになるからである。
昨今のEUの東方拡大には、プーチン大統領は腹立たしい思いをしていた。そして隣国のウクライナまでEUに加盟すれば、喉元にナイフを突きつけら、プーチン大統領としては追い詰められた気がしたに違いない。だから打開策として、ロシアはウクライナのヤヌコーヴィチ大統領にもっとおいしい条件を提供して、とりあえず、ウクライナのEU接近を防いだ。
それを見たアメリカとEUは、プーチンの気持ちを理解しないまま、去年の暮れ、キエフの反政府グループをけしかけ、抗議デモをさせた。まあ、よく映画にあるようにCIAを使った作戦だろう。デモはエスカレートして死者が出る事態になったがこの狙撃は、反政府側の自作自演だったという有力な説もある。
一連の反政府デモにはアメリカの大々的な支援がなされており、しかも、そのおかげで出来た現在のウクライナ暫定政権は、民主主義などとはあまり縁のない政権であるという印象が強まってきた。そしてアメリカもEUも、この政権を直ちに合法と認め一方、プーチン大統領は、この政権はクーデターであり、その正統性を認めていない。
その後がプーチンの早業でロシアは、クリミア半島に軍を進め、ロシア寄りだったクリミアの自治政府がウクライナからの独立を宣言し、国民投票でロシア編入を決めたが、16日に国民投票が行われ、17日には、ロシアの通貨、モスクワ時間、そしてロシアの社会福祉システムが速やかに導入され得るための話し合いが進んでいた。
それに追随するようにウクライナの東部、南部の、やはりロシア系住民の多い地域が、我も我もとロシア帰属の希望を表明し始めた。第2、第3のクリミアが出そうな勢いで、実際問題として、クリミアは特殊な地形なので、これらの地域も配下におさめなければ、水、電気、ガスの供給が滞るらしい。つまり、ロシアにしてみれば、最初から、クリミアの併合だけでなく、ウクライナの東部、南部地方の分離も計画に含まれていた可能性が高い。
国民投票からわずか2日後の18日、プーチン大統領は、正式にクリミア自治共和国編入の条約に署名した。プーチン大統領によれば、クリミアはロシアの不可分な領土であり、1954年、当時のフルシチョフ書記長がクリミアをウクライナに割譲したのは誤りだった。そして、今、このソ連時代の歴史的な誤りがようやく修正されたということ。
日本はどうすべきか? アメリカやEUと足並みをそろえることも重要だが、やり過ぎない方がいい。ロシアとのパイプは、いずれ日本にとって重要なものになるだろうから、ロシアを敵に回すことはない。そもそもEUが派手に宣伝している対ロシア制裁は、ポーズだけの可能性も高くドイツもフランスも伝統的にはロシアに近い。ソ連時代は敵対していたこともあったが、今のロシアに対して、多くのドイツ人はそれほどの嫌悪感を持ってはいない。
不気味なのは、アメリカ軍が兵力をポーランドや黒海に集結させ始めていることで、世界のあちこちで戦争を仕掛けてきたのはアメリカだから油断は禁物。一番避けたいシナリオは、アメリカが何らかの理由をこじつけて軍事介入し、アメリカの軍需産業が大儲けすること。
もう一つ心配なのは、ウクライナの核武装で、ソ連時代にウクライナには大量の核兵器が配備されていた。ソ連崩壊のとき、それらはすべて廃棄されたが、これから核武装に走る可能性もある。現在、ウクライナは破産状態にあるが、北朝鮮でも核を開発できるのだから、油断はできないし、2012年にウクライナは世界4番目の武器輸出国でもあった。
まあ、この見方がかなり正しいと思いますよ。クリミア半島はロシアの艦隊にとっても重要な拠点みたいです。クリミア半島は黒海に面していますが、その黒海はトルコと通してエーゲ海とつながっていますから、ここから地中海に出れるわけです。
ただロシア自体も黒海に面しているんですが、距離の問題なんでしょうか? そしてトルコと仲良くしていないと、その領内を通過させてもらえないはずですけどね。
戦争の主役は戦闘機ですが、その戦闘機を搭載しているのは空母です。その空母をどこの配置して戦うかが大きなカギなんでしょう。空母はまさに空の母です、戦闘機の燃料を補給し、甲板は滑走路になっていますからね。
オバマが戦争を仕掛けるとは思いませんが、イラクが終わり、アフガンが終わり、お金の儲け口のない軍需産業と仕事のない?ペンタゴンが結集して、仕事を作る可能性はあるわけです。
ある預言者が2015年に第3次世界大戦が起こると予言しています。来年の話ですが、果たしてどうなるのか? 東アジアでも中国が昔の話を持ち出して「そこ私の土地のことあるよ、ヨコシナサイ、今の中国大きいからいつでも取るのことあるよ」で仕掛けています。世界の2箇所で戦争が起こるのでしょうか???
まあ、私には関係ない、で通すしかありません。戦争は戦争する職業の人がするものです。私はその職に就いていないんでね。戦争反対!とか言っても何の意味もないし、時間の無駄。そんな時間あったら老後の資金つくりに励みます。
ウクライナについての報道を見ていると、おかしなことばかり。ドイツのニュースはクリミア情勢一色で、欧米が対ロシア制裁に踏み切り、さらに日本がその列に加わったということまで逐一報道された。日本の動向をここまで仔細に取り上げている。
ドイツメディアは、ロシアはウクライナの主権を踏みにじり、侵略し、国際法を破ったので、厳しく制裁しなければいけないという。独シュタインマイヤー外相は、「今になって既存の国境を変更するというのは、信じられない事態であり、これが認められるなら、将来、紛争があちこちで始まることになる」と言った。
この主張、「ロシアが悪い、プーチンが悪い」というのは、アメリカの言い分の通りで、それにEUが追随している状況だ。そして日本も同様に、17日、やはりロシア非難に加わった。ただ、EUも日本も、ロシアとは持ちつ持たれつの状態を保ちたいさまざまな事情があるので、諸手を挙げて制裁に加わっているわけではないだろう。
プーチン大統領のしていることが良いとは思わないが、アメリカよりずっと悪いとも思わない。どちらかと言うと、アメリカの方が独善的で今まで、他国の主権を侵して出兵し、民主主義政権を樹立するという大義名分のもと、実際には治まっていた国を内乱状態に陥れてきたのは、他でもないアメリカだ。
イラクでも、リビアでも、シリアでも、アフガニスタンでもそうだった。アメリカが介入した国で、平和になった国は、日本とドイツ以外どこにもない。ユーゴスラビアを粉々にしたのもアメリカだ。アメリカが軍事介入をする理由はただ一つ、これらの国の政権がアメリカの利害に反する行動をとっていたからで、民主主義とは関係ない。
11月、EUは、EUへの加盟を餌に、ウクライナのヤヌコーヴィチ大統領に、その条件となる協定への署名を迫った。これはロシアを完全に無視して、ウクライナをEUに引き入れようとする計画だった。ロシアは近い将来、EUに対抗するため、周辺国を統合して、非関税の通商同盟を作り上げようとしていて、ウクライナが重要なカギとなる。
ウクライナがEUに入り、NATOに加盟させられるのを、ロシアは黙認でいない。通商同盟はおろか、ロシアそのものが大変なことになるからである。
昨今のEUの東方拡大には、プーチン大統領は腹立たしい思いをしていた。そして隣国のウクライナまでEUに加盟すれば、喉元にナイフを突きつけら、プーチン大統領としては追い詰められた気がしたに違いない。だから打開策として、ロシアはウクライナのヤヌコーヴィチ大統領にもっとおいしい条件を提供して、とりあえず、ウクライナのEU接近を防いだ。
それを見たアメリカとEUは、プーチンの気持ちを理解しないまま、去年の暮れ、キエフの反政府グループをけしかけ、抗議デモをさせた。まあ、よく映画にあるようにCIAを使った作戦だろう。デモはエスカレートして死者が出る事態になったがこの狙撃は、反政府側の自作自演だったという有力な説もある。
一連の反政府デモにはアメリカの大々的な支援がなされており、しかも、そのおかげで出来た現在のウクライナ暫定政権は、民主主義などとはあまり縁のない政権であるという印象が強まってきた。そしてアメリカもEUも、この政権を直ちに合法と認め一方、プーチン大統領は、この政権はクーデターであり、その正統性を認めていない。
その後がプーチンの早業でロシアは、クリミア半島に軍を進め、ロシア寄りだったクリミアの自治政府がウクライナからの独立を宣言し、国民投票でロシア編入を決めたが、16日に国民投票が行われ、17日には、ロシアの通貨、モスクワ時間、そしてロシアの社会福祉システムが速やかに導入され得るための話し合いが進んでいた。
それに追随するようにウクライナの東部、南部の、やはりロシア系住民の多い地域が、我も我もとロシア帰属の希望を表明し始めた。第2、第3のクリミアが出そうな勢いで、実際問題として、クリミアは特殊な地形なので、これらの地域も配下におさめなければ、水、電気、ガスの供給が滞るらしい。つまり、ロシアにしてみれば、最初から、クリミアの併合だけでなく、ウクライナの東部、南部地方の分離も計画に含まれていた可能性が高い。
国民投票からわずか2日後の18日、プーチン大統領は、正式にクリミア自治共和国編入の条約に署名した。プーチン大統領によれば、クリミアはロシアの不可分な領土であり、1954年、当時のフルシチョフ書記長がクリミアをウクライナに割譲したのは誤りだった。そして、今、このソ連時代の歴史的な誤りがようやく修正されたということ。
日本はどうすべきか? アメリカやEUと足並みをそろえることも重要だが、やり過ぎない方がいい。ロシアとのパイプは、いずれ日本にとって重要なものになるだろうから、ロシアを敵に回すことはない。そもそもEUが派手に宣伝している対ロシア制裁は、ポーズだけの可能性も高くドイツもフランスも伝統的にはロシアに近い。ソ連時代は敵対していたこともあったが、今のロシアに対して、多くのドイツ人はそれほどの嫌悪感を持ってはいない。
不気味なのは、アメリカ軍が兵力をポーランドや黒海に集結させ始めていることで、世界のあちこちで戦争を仕掛けてきたのはアメリカだから油断は禁物。一番避けたいシナリオは、アメリカが何らかの理由をこじつけて軍事介入し、アメリカの軍需産業が大儲けすること。
もう一つ心配なのは、ウクライナの核武装で、ソ連時代にウクライナには大量の核兵器が配備されていた。ソ連崩壊のとき、それらはすべて廃棄されたが、これから核武装に走る可能性もある。現在、ウクライナは破産状態にあるが、北朝鮮でも核を開発できるのだから、油断はできないし、2012年にウクライナは世界4番目の武器輸出国でもあった。
まあ、この見方がかなり正しいと思いますよ。クリミア半島はロシアの艦隊にとっても重要な拠点みたいです。クリミア半島は黒海に面していますが、その黒海はトルコと通してエーゲ海とつながっていますから、ここから地中海に出れるわけです。
ただロシア自体も黒海に面しているんですが、距離の問題なんでしょうか? そしてトルコと仲良くしていないと、その領内を通過させてもらえないはずですけどね。
戦争の主役は戦闘機ですが、その戦闘機を搭載しているのは空母です。その空母をどこの配置して戦うかが大きなカギなんでしょう。空母はまさに空の母です、戦闘機の燃料を補給し、甲板は滑走路になっていますからね。
オバマが戦争を仕掛けるとは思いませんが、イラクが終わり、アフガンが終わり、お金の儲け口のない軍需産業と仕事のない?ペンタゴンが結集して、仕事を作る可能性はあるわけです。
ある預言者が2015年に第3次世界大戦が起こると予言しています。来年の話ですが、果たしてどうなるのか? 東アジアでも中国が昔の話を持ち出して「そこ私の土地のことあるよ、ヨコシナサイ、今の中国大きいからいつでも取るのことあるよ」で仕掛けています。世界の2箇所で戦争が起こるのでしょうか???
まあ、私には関係ない、で通すしかありません。戦争は戦争する職業の人がするものです。私はその職に就いていないんでね。戦争反対!とか言っても何の意味もないし、時間の無駄。そんな時間あったら老後の資金つくりに励みます。
Comments