今時のマグロ

 これまで冷凍のO2マグロを扱ってきましたが、フレッシュも登場しました。これなら解凍しなくて良いわけですね。
 O2というのは、釣った後解体して、すぐに冷却し酸素を噴きかけ、マイナス50度程度に凍らせます。そうすることにより、鮮度が保たれるのです。

 今回のフレッシュは、酸素を入れた袋に新鮮なマグロが入っています。フィリピンからLAに空輸され、それがアトランタまで来ます。


フィリピンのミンダナオ島近海は、キハダマグロが沢山いるそうで、水も綺麗なことから味も良いのです。こんなところでも日系企業が頑張っているわけですね。結構、危険なところで、ドールバナナは撤退したそうですが、このマグロの会社は頑張っています。現地の人を雇用してうまくやれば金儲けになるわけですね。

このマグロは竿で釣ったものです。それがまた鮮度を保証します。通常のマグロは延縄ですから、最初に引っかかったマグロと最後に引っかかったマグロでは鮮度が3-4日違ってきます。これが延縄の怖いところですね。まだマグロのダメージも最小限に抑えられます。

 すでにこうしたマグロはNYCなどのレストランで多く使われ始めているそうです。メバチや本マグロの入荷が厳しい中、キハダを扱っていかないと商売になりません。そして一部では養殖マグロなども扱われ始めています。時代の流れですね。

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