今週の金融市場はハリケーン並み!

日曜日だというのに、ビジネスニュースを見続けていた私です。極東アジアが休日のため、株式の大きな下落は報じられていませんが、開いている市場を2-3%下落していました。 DOWの先物も300ポイントほど落ち、月曜日に200-300ポイント落ちることでしょう。
リーマンブラザースは予想とおり破産、バンカメがメリルリンチを買収することで合意しました。 ほかにも危ないといわれる金融会社は山ほどあります。 AIG,WAMUなど自己資本率を上げていかないといけませんね。
石油は100ドルを切りました。これは私の予想とおりで、年末には80ドルまで下がると見ています。
金がどうも読めませんが、ここ最近の動きを見ていると、石油の相場にかなり連動していたように思います。970ドルまで上がったのが2ヶ月前のことでした。ここ最近は750ドルが安値で、今日は少し戻していますが、これは米ドルが急落しているからでしょう。 石油は下がっていますが、機軸通貨の米ドルが円やユーロに対して下がっているため、お金が金にシフトしているのではないかと思っています。私は800ドル以下の金は買いだと思っています。これだけ金融不安が出てくると「有事の際には金」だということです。ドルは長期的に信頼できませんし、ユーロも経済見通しが暗くなっていたためすでに下がりはじめています。 円もたいしたことなく、そうなればまたドルを買うしかないのですが、なんだかんだ言ってもアメリカ経済が世界経済を支えているのだということが実感で分かりました。
さて、金融問題に話を戻すと、「おやおや、まだサブプライムの膿を出していないのですか」と素朴な疑問が出てきますが、ここ最近は他のローンの焦げ付き、クレジットカードの返済不履行、ホームエクイティローン、一般の住宅ローンの焦げ付きなど、結果的に住宅価格の下落により、含み資産減少(蒸発といっても良いでしょう)からくる不良債権処理が増えているのです。金もないのに世界経済を支え、自分の生活の質向上を狙って買い物をしてしまったアメリカ人のツケがたまってしまい、払えなくなったということです。
今後も金融機関が救済される、破産するなど混乱は続くと思います。これがまた、世界中に伝染しなければ良いのですが。

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