はてはて、今後????

まさかの下院での法案否決で、大暴落をしてしまったダウです。連鎖でアジアも下落、これを書いている深夜1時の時点では欧州市場は開いていないので連鎖がどこで止まるのか分かりません。ということで、店は閑古鳥が鳴いていました。 金融関係に勤めるタイラーが来たので「おい、タイラー悲しい1日だったなあ、こういう日は俺がビールをおごるから飲め」で私も7時半からビールを飲んでしまいました。その後、VIPのカート氏のお出ましで、「カート、どうなんだい?」で会話は始まりました。こういう話はアメリカ人に聞くに限ります。 それで否決された理由ですが、下院議員の多くは自分の次の選挙のことを優先してしまったというのです。仮に法案可決に投票すれば、「金持ちの金を守るために、俺たちの税金を使うのか」ということになります。 株式市場などにお金を突っ込んでいる連中は金持ち部類に入り、一般人には縁がないということです。実際にはWall St.だけの問題ではありませんが、一般のアメリカ人には理解できていないようです。 そしてそうした金融機関に勤める人の給与は馬鹿高く、そうしたことへの妬みもあったようなのです。 選挙となれば、金持ちも1票、普通の人も1票ですから。
さて、予定通りというかワコビアが消えました。 しばらくは名前はそのままのようですが、CITIに変わることでしょう。タイラーが支払いの時に、冗談交じりに「このカードでいいか」とワコビアのカードを出したので「機械に通してみないと分からないなあ、これで切るか」と私ははさみを渡しました。 こんな冗談が出るくらいの最悪の1日だったのです。
さて、どうしてワコビアはリーマンのように破綻しなかったのでしょうか? ここだけの話があったのです。ポールソンと、ワコビア、そしてシティの3人が話をしたと思います。 ポールソンが「おい、ワコビア。本音を言えよ、どうなんだ」「もう限界です、道は2つしかありません」「じゃ、シティ。 仮を作るけど、おまえが面倒見ろ。それしかないだろう」という話です。 ワコビアが破綻すると、おそらく取り付け騒ぎになっていたと思います。ワコビアは一般市民が口座を多く持っていますから、その影響度は計り知れません。WAMUも同じ理由だったと思います。 名前のある大きな金融機関がつぶれると影響度が高いのです。 明日、すべての人が銀行に行って、お金を下ろしたらどうなりますか? 銀行の前にガソリンスタンドのように行列ができますよ。そして「すみません、今日の準備金は終わりました。 ます明日お越しください」の張り紙ができることでしょう。 ガソリンもそうで、皆が一斉に満タンにするとなくなるのです。ただ、ガソリンは13日まで解決する勢いで、中でもQTは今週水曜日にほとんどの店に配達できると言っていました。
ということで、ドルは暴落するでしょう。すでに円に対しては103円です。 今後じわじわ下がり90円ぐらいになるのでは? ダウですか?厳しい見方は8000ドルですが、私は9000ドルだと思います。
ただ、こういうにも「裏」がありまして、そこを読まないといけません。私の言う裏は戦争をするためにアメリカを弱くしているのではないかということです。 恐慌時がそうでした。日本の歴史の教科書では「ルーズベルト大統領のニューディール政策によりアメリカ経済は立ち直った」でしたが、実際にはニューディール政策は差ほどの効果もなかったのです。それに業を煮やした政府は、日本を挑発して太平洋戦争に導いたのです。一説によると真珠湾攻撃も知っていて、わざとやらせたそうです。 
この手口は9・11テロでも使われたのではないかと言われています。ブッシュは知っていた、でもやらせた。それはイラクを空爆し軍需産業に莫大なお金を投じるため、そしてそれが最終的に政治資金などを通して戻ってくる。 そんなことはないでしょう? と思うでしょう? ベトナム戦争はどうでしたか? これもアメリカがCIAなどを通じて北ベトナムを嗾けたことが始まりだそうです。そして今はロシアに対抗するというか、グルジアで同じようなことをやっています。 南米では反米政権を倒すために、ゲリラ活動を支援しています。 
話は変わり、チャベスもなかなかやるもんです。 それは石油が高騰したことが幸いです。石油をアメリカには高値で売り、近隣の諸国には激安で売っているんです。それで仲間を増やしているわけです。
まあ、そんな感じでしばらくは目が離せませんね。 

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