寿司飯も変わるべきなのか?


 ハワイの往復の機内ってのは、時間がありましてね。いろいろなことを思いつくわけです。それをメモに書き留めていくわけですが、10程度のアイデアが浮かんできまして、その中の1つがこれ。

 以前にもご飯に15穀米を入れてみたんですが、あれには豆が入っていて大粒なんで、あまり好評ではなかった。そして小豆がご飯の色を変えてしまうので、寿司飯には今一で、やめていたんですね。

 それ以来、五分落としの玄米を配合して炊いていますが、今回はそれを100%に切り替えるというものです。養分が半分しかないものって、あまり意味がないような。
 それに加え、赤米や黒米などの6穀を入れて炊くと、白飯では養分がないが、これなら健康的で訴求力もあるんじゃないかと思って炊いているわけです。

 白米というのは、綺麗ですが栄養は大してない。もちろん、パンよりはありますよ。それでも、元々の玄米という素晴らしい養分を備えたものを削いでいくのが白米ですからね。
 パンも同じで、白いパンはあまり栄養素がない。だからさまざまなパン、例えばライ麦のパンとかが売られているわけですね。

 日本ではというか日本人の発想からいくと「馬鹿野郎、寿司飯は白に決まってんでい。玄米だと?そんな洋風かぶれは邪道じゃい」かも知れませんね。それが正統派かも?

 しかしながら、すでに世界的にみて寿司を食べる人口は日本人以外が多いのです。彼らの健康志向は日本人の域を超えています。彼らは寿司を健康食だと思って食べているわけですからね。そう考えると「玄米で、どうして寿司飯ができないの?」となるわけでしょう。

 これまでは「パサパサの玄米はくっつかないからできません」で断っていましたが、今では「何とかしましょう」に変化して、10-20%程度の配合をしているわけです。それが市場のニーズですからね。そして、より健康な方向に向かうという大前提があるわけで、今後もこの方向に間違いはないと思いますよ。

 そうなってくると、「この野郎、ふざけるな」では済まなくなりますね。そういうあんたが、時代遅れなんじゃないの?日本人はこうして孤立する。寿司の世界でもオリジナルなのに、ガラパゴス?ってことに成りかねない。

 良い例がありますよ。柔道着ですね。元々は白ですが、今ではカラフルになってきていますね。それが時代の流れです。世界に広がっていくにつれ選択肢が増える、そしてローカライズする、それで良いのです。「柔道着は白」と言っている日本人の発想では、勝てないんじゃないですかねえ? どうです、皆さん。

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