ジャパンフェストが終わって
今年の米国南東部最大のイベント、ジャパンフェストが無事にというか終了しました。やれやれの2日間でした。私の店はおそらく5年連続で出店をしていますが、今年が最後ということをすでに決めています。
今年の出店を決めた時点では(確か3月ごろだったような)、売り上げが前年比で20%程度の伸びでしたが、夏からそれは30%増になり、8月は過去最高の月間売り上げを更新するなど、多忙極まりない1ヶ月でした。そうした中、ジャパンフェストで売る商品の準備に入っていったわけです。
カレーやもつ煮込みに関しては8月から肉だけを仕込んで冷凍しましした。先週からは弁当に入れるおかずをすべて作っていったわけですが、金曜日は睡眠時間が4時間でした。土曜日の朝は朝6時に店に入りましたからね。日曜日は5時間眠ることができ、1時間の違いを認識しましたね。
そんなこんなで死闘だったわけです。特に週末は店が混むため疲労は大変なもので、「金取るのか、健康取るのか」の選択肢ですね。
韓国人は1日4時間しか眠らない、したがって20時間働き財を築くそうですが、私はそんなことは1年に1回で結構です。
うちのインドネシア人の中にも数名、毎日働いている連中がいます。月曜日から土曜日まではうちで働き、日曜日は他の店にバイトに行っているわけですね。やはり、7日あったら1日は休まんといかんですね。いつもは休み私が働いたわけです。
さて、反省ですが、劣化商品を出してしまったようです。それは弁当に入れたかぼちゃの煮物でしたが、2人の方から「少し酸っぱかった」と言われました。2-3日前に作って冷蔵保存したので問題ないと思っていましたが、冷却のときに劣化したのか、輸送中にそうなったのかは原因は不明ですが、腹痛までは行かなかったようでやれやれです、おなかを壊したというクレームはなかったので、そこは幸いでした。
もう1つは焼き鳥が固い、というクレームです。これは生から焼くと時間がかかるので(例年はそうしていた)、火を通して(下茹でして)焼いたということによるでしょう。茹で時間が長かったのか、脂がかなり落ちたことが固くなった原因です。
まあ、焼き鳥はどこの店でも出している商品で、またどこの店も普通に店で食べるのとは違いますね、クレームがあったのが土曜日でした。そして売れ行きが去年に比較して、大きく減っていたため日曜日はすべて串を外して、照り焼きにして販売し、それで完売することに成功しました。こうした方向転換は大事です。売れないものをそのまま置いていても廃棄処分するだけですから、なんとか売ってお金に換えないといけないわけです。
さらには土曜日のとんかつが今一だったことです。この原因は明快でカセットコンロで中華鍋を使い、フライヤーの代用としたため油の温度が上がらなかったということです。
日曜日は電気のフライヤーとルクルーゼの深鍋を持参して、温度管理ができたので、綺麗に揚がりましたけどね。こうした予測できないことが起こるわけで、それはその場では修正ができないわけです。
まあ、自前で作ったものは大体売れたという認識ですが、大きな問題は加工せずに売る商品でした。これが大きな誤算でここで、赤字になっています。どら焼きや団子類、たい焼きは昨年、よく売れた商品なので、今年は上乗せして購入し土曜日の時点ですべて解凍しておきました。いざふたをあけると売れない。これは土曜日分を納品してもらい、日曜日分をオプションにして売れたら追加発注すればロスを防げたわけです。
結局、これらは知り合いに分け与えるなどして少し減らしたものの、日持ちがしないため、学校等の日本人の子供が行く場所に寄付することになります。
こうして全体で考えると売り上げは前年比で30%減でした。正確な入場者数は把握していませんが、土曜日が7千人と聞いています。うちの売り上げで’いえば、土日ともにほぼ同じ数字でしたけどね。
ここで言い訳すると、韓国人と中国人が領土問題の悪化から、ジャパンフェストに来なかったのではないかということがいえるかどうかは定かでありません。
日曜日は会場と店または自宅を3往復しました。売れ残った商品の撤去、またオイルをドリンクのクーラーに捨てた従業員がいたので、その後始末に行くなど、無駄なことをしています。また会場で「あれがない、これがない」で数時間の間に2度も買い物に出ています。こうした苦労はなかなか分かってもらえない。
イベント慣れしていないので、漏れが必ずあり、そのフォローに時間を取られるわけですね。今回良かったのは、炊飯器を持ち込みしたので、ご飯は終わらなかった(日曜日の3時までは)ということでしょうか。
まあ、とにかく来年は新しい店に出てもらいたいですね、私は卒業です。2日間で燃え尽きました。やっている最中は楽しいですよ、行列できれば快感ですしね。そこは商売人ですが、スタッフの問題を抱えているため’、私の負担が多き過ぎるということです。自分の分身はいないものの、やはり店の仕事で手一杯の連中を「昼も夜も働いて頑張ろう」というのはかなりきついということですね。
そういう面でも、雇用数の多い店がやるのが一番でしょう。そして今年も寿司ニコニコやカニハウスなど非日本人の店が出ていますが、今後もそれが増えるのではないかと思います。それはまさにアメリカの日本食の主流になりつつあるわけですね。そうなると「おかしな日本食」が出てきますが、こうした品質面は歯止めが効かないでしょうね。日本人がやらなければ、他のアジア人の出店を考えるしかないのが主催者の方針でしょう。
わたしは日本人として日本人に食べてもらいたいものを目指して「もつ煮込み」や「ほかほか弁当」などを考えて提供してきたわけですが、イベント会場という限られた施設の中では、売るものにも限界があり、なかなか思うようなことはできないということです。また2万人近い来場があり、そこでマスに売るものはと考えると単純な商品になりますからね。面白いものを作るのは、華南ですが、実売に結びつかないと駄目なわけです。このあたりの駆け引きは面白いが数字が出ないと惨めそのものです。
今年の出店を決めた時点では(確か3月ごろだったような)、売り上げが前年比で20%程度の伸びでしたが、夏からそれは30%増になり、8月は過去最高の月間売り上げを更新するなど、多忙極まりない1ヶ月でした。そうした中、ジャパンフェストで売る商品の準備に入っていったわけです。
カレーやもつ煮込みに関しては8月から肉だけを仕込んで冷凍しましした。先週からは弁当に入れるおかずをすべて作っていったわけですが、金曜日は睡眠時間が4時間でした。土曜日の朝は朝6時に店に入りましたからね。日曜日は5時間眠ることができ、1時間の違いを認識しましたね。
そんなこんなで死闘だったわけです。特に週末は店が混むため疲労は大変なもので、「金取るのか、健康取るのか」の選択肢ですね。
韓国人は1日4時間しか眠らない、したがって20時間働き財を築くそうですが、私はそんなことは1年に1回で結構です。
うちのインドネシア人の中にも数名、毎日働いている連中がいます。月曜日から土曜日まではうちで働き、日曜日は他の店にバイトに行っているわけですね。やはり、7日あったら1日は休まんといかんですね。いつもは休み私が働いたわけです。
さて、反省ですが、劣化商品を出してしまったようです。それは弁当に入れたかぼちゃの煮物でしたが、2人の方から「少し酸っぱかった」と言われました。2-3日前に作って冷蔵保存したので問題ないと思っていましたが、冷却のときに劣化したのか、輸送中にそうなったのかは原因は不明ですが、腹痛までは行かなかったようでやれやれです、おなかを壊したというクレームはなかったので、そこは幸いでした。
もう1つは焼き鳥が固い、というクレームです。これは生から焼くと時間がかかるので(例年はそうしていた)、火を通して(下茹でして)焼いたということによるでしょう。茹で時間が長かったのか、脂がかなり落ちたことが固くなった原因です。
まあ、焼き鳥はどこの店でも出している商品で、またどこの店も普通に店で食べるのとは違いますね、クレームがあったのが土曜日でした。そして売れ行きが去年に比較して、大きく減っていたため日曜日はすべて串を外して、照り焼きにして販売し、それで完売することに成功しました。こうした方向転換は大事です。売れないものをそのまま置いていても廃棄処分するだけですから、なんとか売ってお金に換えないといけないわけです。
さらには土曜日のとんかつが今一だったことです。この原因は明快でカセットコンロで中華鍋を使い、フライヤーの代用としたため油の温度が上がらなかったということです。
日曜日は電気のフライヤーとルクルーゼの深鍋を持参して、温度管理ができたので、綺麗に揚がりましたけどね。こうした予測できないことが起こるわけで、それはその場では修正ができないわけです。
まあ、自前で作ったものは大体売れたという認識ですが、大きな問題は加工せずに売る商品でした。これが大きな誤算でここで、赤字になっています。どら焼きや団子類、たい焼きは昨年、よく売れた商品なので、今年は上乗せして購入し土曜日の時点ですべて解凍しておきました。いざふたをあけると売れない。これは土曜日分を納品してもらい、日曜日分をオプションにして売れたら追加発注すればロスを防げたわけです。
結局、これらは知り合いに分け与えるなどして少し減らしたものの、日持ちがしないため、学校等の日本人の子供が行く場所に寄付することになります。
こうして全体で考えると売り上げは前年比で30%減でした。正確な入場者数は把握していませんが、土曜日が7千人と聞いています。うちの売り上げで’いえば、土日ともにほぼ同じ数字でしたけどね。
ここで言い訳すると、韓国人と中国人が領土問題の悪化から、ジャパンフェストに来なかったのではないかということがいえるかどうかは定かでありません。
日曜日は会場と店または自宅を3往復しました。売れ残った商品の撤去、またオイルをドリンクのクーラーに捨てた従業員がいたので、その後始末に行くなど、無駄なことをしています。また会場で「あれがない、これがない」で数時間の間に2度も買い物に出ています。こうした苦労はなかなか分かってもらえない。
イベント慣れしていないので、漏れが必ずあり、そのフォローに時間を取られるわけですね。今回良かったのは、炊飯器を持ち込みしたので、ご飯は終わらなかった(日曜日の3時までは)ということでしょうか。
まあ、とにかく来年は新しい店に出てもらいたいですね、私は卒業です。2日間で燃え尽きました。やっている最中は楽しいですよ、行列できれば快感ですしね。そこは商売人ですが、スタッフの問題を抱えているため’、私の負担が多き過ぎるということです。自分の分身はいないものの、やはり店の仕事で手一杯の連中を「昼も夜も働いて頑張ろう」というのはかなりきついということですね。
そういう面でも、雇用数の多い店がやるのが一番でしょう。そして今年も寿司ニコニコやカニハウスなど非日本人の店が出ていますが、今後もそれが増えるのではないかと思います。それはまさにアメリカの日本食の主流になりつつあるわけですね。そうなると「おかしな日本食」が出てきますが、こうした品質面は歯止めが効かないでしょうね。日本人がやらなければ、他のアジア人の出店を考えるしかないのが主催者の方針でしょう。
わたしは日本人として日本人に食べてもらいたいものを目指して「もつ煮込み」や「ほかほか弁当」などを考えて提供してきたわけですが、イベント会場という限られた施設の中では、売るものにも限界があり、なかなか思うようなことはできないということです。また2万人近い来場があり、そこでマスに売るものはと考えると単純な商品になりますからね。面白いものを作るのは、華南ですが、実売に結びつかないと駄目なわけです。このあたりの駆け引きは面白いが数字が出ないと惨めそのものです。
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