週末往来 すでに月曜日ですが、、、。
週末に地銀が2つほど潰れました。これが今年最初の銀行倒産です。潰れたのはイリノイ州とワシントン州にある銀行でFDICがすばやく処理し、受け皿銀行に引き継がれています。実は昨年は25行が一昨年は3行が潰れています。
大手もシティとバンカメが危険水域に入りました。バンカメの株価は7ドル台、シティは3ドル台で、このまま進むとさらに公的資金の融資を受けるしかありません。シティ同様、バンカメも会社を2分割するのではないかと見られています。そして健全な銀行部門は生き残り、膿の部分は近々作られるであろう、政府の受け皿銀行に買取となり、処理されるでしょう。ということは日本のバブルの後始末と同じ道を歩むということでしょうか? イギリスも同様の受け皿機関を検討中です。ほかにもスイスのUBSは60億フランの政府融資を受けましたし、ドイツも第2位のコメルツ銀行が100億ユーロの融資を受けた上で国有化となります。今後のパターンとして大手は影響が大きいので救い、弱小は潰して統合していくというやり方が継続されると思いますが、今夏まで続くと見ています。ということは、今夏が一番厳しい時期になるということです。第3四半期で落ち、第4四半期で横ばいからやや上昇に転じるというのが私のシナリオです。これは複数のアメリカ人と議論した末の推測です。
そう思って開設したのがVanguardの口座です。株価は一時的に6000ポイントまで下がるかも知れませんが、先取りをすることを考えると年末には9000ポイントまで回復していくのでは?という予測からの行動です。あくまでも私見ですから、鵜呑みにしないでくださいね。
南アフリカ昨年の金産出量が前年比で14%減でした。中国が微増、アメリカは若干の減少でしたが、金といえば南アフリカのようなものですから、この大幅減は今年の金相場に大きな影響を与えそうです。すでに産出国としては3位に下がってしまいました。今年は、アメリカの大幅な利下げや巨額の財政支出を受けて、インフレ復活の可能性やドル安不安に投資家が注目することから金価格は上昇し、史上最高値を更新する可能性があります。 以前にCITIのアナリストが今年中に2000ドルという予測があると書きましたが、1000ドルは間違いないようです。
またユーロや円など、米国債やドルに代わる投資先のいくつかが独自の問題に直面していることを考えると、金は「安全」なのです。
金に対する投資家の強い需要はこれまで、別の投資で出した損を穴埋めし、証拠金の支払い要求に応え、償還資金を確保する必要に迫られたヘッジファンドの多額に売りに使われたようですが、今年はそれもあまりないので、今年は上がるであろうという予測です。
オバマの大統領就任に沸くアメリカですが、確かに注目度は高いですね。ただ、やることだらけです。それを列記すると、
1、大恐慌以来の深刻な不況
2、イスラエル問題とアフリカで起きている内戦
3、イラクとアフガニスタンの問題
4、かつての敵、ロシアと中国の問題 以上が国際問題
5、失業者の急増
6、医療制度改革
7、連邦政府の莫大な財政赤字と地方自治体の財政危機 以上が大きな国内問題
すでに実行しようとしているのが、キューバのグアナモンタ基地の閉鎖(ここは拉致などした容疑者を拷問したことで有名、ブッシュ政権はそれを黙認した)、金融機関救済のための受け皿機関の設置などなど、手をつけられるところから始めています。
今回のアメリカ発の世界不況はアメリカが最初に回復しないとうまく世界全体が回復しないと思います。そのためには莫大な資金が必要ですが、アメリカ政府にはお金がなく借金まみれの状態です。そこに世界から投資させるのは至難の業ですがやらないといけない。そしてこれもしたくはないが、印刷機を回さないといけない。まあ、放っておいて破綻するならやったほうがいいでしょう。国民支持率70%があれば、「多少の犠牲も覚悟してくださいね」でお願いできるでしょう。こうして高い支持率を背景に改革CHANGEを推し進めていける可能性は高いと思います。人事をみても自分にアドバイスできる人を据えています。かつての敵ヒラリーを国務長官にするなどブッシュの「身内戦略」とは大きな違いがあります。
ただ、1つだけ危ないのはケネディの二の舞にならないかということです。その1つがCIA長官にリベラルな部外者を起用したことでしょか? 諜報機関はこれまでやりたい放題のことをしてきたわけですが、ここで抑制されるわけです。こうした不満分子が大きくなると危険でしょう。イラクからの撤退やアフガニスタン問題の行方によっては、軍部から不満が出ることでしょう。彼らの職域が侵されるわけですし、財政再建のために軍事費削減ともなれば、ますます危うい立場に立ちます。その裏でぼろもうけをしている人達がいるわけで、彼らにとって「邪魔者」扱いされないことでしょうね。
大手もシティとバンカメが危険水域に入りました。バンカメの株価は7ドル台、シティは3ドル台で、このまま進むとさらに公的資金の融資を受けるしかありません。シティ同様、バンカメも会社を2分割するのではないかと見られています。そして健全な銀行部門は生き残り、膿の部分は近々作られるであろう、政府の受け皿銀行に買取となり、処理されるでしょう。ということは日本のバブルの後始末と同じ道を歩むということでしょうか? イギリスも同様の受け皿機関を検討中です。ほかにもスイスのUBSは60億フランの政府融資を受けましたし、ドイツも第2位のコメルツ銀行が100億ユーロの融資を受けた上で国有化となります。今後のパターンとして大手は影響が大きいので救い、弱小は潰して統合していくというやり方が継続されると思いますが、今夏まで続くと見ています。ということは、今夏が一番厳しい時期になるということです。第3四半期で落ち、第4四半期で横ばいからやや上昇に転じるというのが私のシナリオです。これは複数のアメリカ人と議論した末の推測です。
そう思って開設したのがVanguardの口座です。株価は一時的に6000ポイントまで下がるかも知れませんが、先取りをすることを考えると年末には9000ポイントまで回復していくのでは?という予測からの行動です。あくまでも私見ですから、鵜呑みにしないでくださいね。
南アフリカ昨年の金産出量が前年比で14%減でした。中国が微増、アメリカは若干の減少でしたが、金といえば南アフリカのようなものですから、この大幅減は今年の金相場に大きな影響を与えそうです。すでに産出国としては3位に下がってしまいました。今年は、アメリカの大幅な利下げや巨額の財政支出を受けて、インフレ復活の可能性やドル安不安に投資家が注目することから金価格は上昇し、史上最高値を更新する可能性があります。 以前にCITIのアナリストが今年中に2000ドルという予測があると書きましたが、1000ドルは間違いないようです。
またユーロや円など、米国債やドルに代わる投資先のいくつかが独自の問題に直面していることを考えると、金は「安全」なのです。
金に対する投資家の強い需要はこれまで、別の投資で出した損を穴埋めし、証拠金の支払い要求に応え、償還資金を確保する必要に迫られたヘッジファンドの多額に売りに使われたようですが、今年はそれもあまりないので、今年は上がるであろうという予測です。
オバマの大統領就任に沸くアメリカですが、確かに注目度は高いですね。ただ、やることだらけです。それを列記すると、
1、大恐慌以来の深刻な不況
2、イスラエル問題とアフリカで起きている内戦
3、イラクとアフガニスタンの問題
4、かつての敵、ロシアと中国の問題 以上が国際問題
5、失業者の急増
6、医療制度改革
7、連邦政府の莫大な財政赤字と地方自治体の財政危機 以上が大きな国内問題
すでに実行しようとしているのが、キューバのグアナモンタ基地の閉鎖(ここは拉致などした容疑者を拷問したことで有名、ブッシュ政権はそれを黙認した)、金融機関救済のための受け皿機関の設置などなど、手をつけられるところから始めています。
今回のアメリカ発の世界不況はアメリカが最初に回復しないとうまく世界全体が回復しないと思います。そのためには莫大な資金が必要ですが、アメリカ政府にはお金がなく借金まみれの状態です。そこに世界から投資させるのは至難の業ですがやらないといけない。そしてこれもしたくはないが、印刷機を回さないといけない。まあ、放っておいて破綻するならやったほうがいいでしょう。国民支持率70%があれば、「多少の犠牲も覚悟してくださいね」でお願いできるでしょう。こうして高い支持率を背景に改革CHANGEを推し進めていける可能性は高いと思います。人事をみても自分にアドバイスできる人を据えています。かつての敵ヒラリーを国務長官にするなどブッシュの「身内戦略」とは大きな違いがあります。
ただ、1つだけ危ないのはケネディの二の舞にならないかということです。その1つがCIA長官にリベラルな部外者を起用したことでしょか? 諜報機関はこれまでやりたい放題のことをしてきたわけですが、ここで抑制されるわけです。こうした不満分子が大きくなると危険でしょう。イラクからの撤退やアフガニスタン問題の行方によっては、軍部から不満が出ることでしょう。彼らの職域が侵されるわけですし、財政再建のために軍事費削減ともなれば、ますます危うい立場に立ちます。その裏でぼろもうけをしている人達がいるわけで、彼らにとって「邪魔者」扱いされないことでしょうね。
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