こんな旨そうなマグロが入るんです。


このメバチマグロは、かなりの芸術品です。時たまこんな旨いマグロが入ります。 まあ、2週間に1回ですかねえ。景気が良ければ腹を4分の1すべて買うのですが、少しサイズが大きいので8分の1にしました。それでも腹の先頭の部分なので、大トロもあり、見事な味でした。とろけるようなトロ。最近では養殖の冷凍物が出回っています。 値段は格段に高く、仕入れ値でも1パウンドあたり50ドルもします。 ただ、不味いのなんの、 人工的に作られた脂ってのは旨いわけがないです。
やはり、生きた魚をしっかり食べた天然のまぐろには太刀打ちできません。それで天然の方が値段が安いのです、マグロに関しては。シマアジやマダイとかであれば、養殖が発達していることもあり、安定供給ができ、養殖のほうが価格が安いのですが、マグロはまだまだ養殖過程でロスが大きいのでしょう。 高いですね。 かつてはクロアチア産でしたが、最近はオーストラリア産で、こちらのほうがやや天然に近いと私は思います。
それでも、できるだけ天然にこだわって行きたいと思います。
天然の良いマグロが入って来なくなる日が、私の寿司ビジネスの終わりになります。できる限り続けたいですけどね、これだけは妥協できませんし、旨いもんを売りたいので、不味いは高いはでは、自分で納得できません。別にこだわりではなく、正直な意見だと思います。自分で食べたくないものをどうしてお客に出せるのですか?と考えれば分かってもらえるでしょう。

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