腐った国アメリカ 12月12日(火)

Deciembre Doce ( Martes)
 最近、そう思いませんか? マジ、腐ってますよ。

1)アホとしか言いようのない大統領、あの話し方で頭がないとすぐにわかる、成り上がりの不動産屋。選挙の時の討論会で、弁護士上がりのクリントンの英語と比較してもよく分かったでしょう? まあ、インテリ英語を聞いて気分が悪いのは貧民でしたけどね。他人からお金集めて、自分のお金に換金して、破産して返さない、それで成長していった男とはこの程度なのかと思います、まあこれができるのがアメリカかなあとも、要領が良ければ、上がっていけるという証明でもある。

2)今年はセクハラの年として永遠に刻まれるのか? 映画プロデューサー、俳優、議員、大統領、議員候補、ディズニー、空軍学校? あらゆる職場でセクハラ病がウィルスを拡散したのではないかと思います。しかし、これはなぜか? 今までは問題にならなかったのですよ。それが誰かが手を上げたため、一気に吹き出した。この前、友達と話をしていて、カソリックは結婚するまでHしてはいけない、そして一度結婚したら離婚できない、妊娠したらおろせない、などなど厳格な決まりがありますが、カソリックの多くは、若い時に知り合い、清らかな交際を進め、そして1人の人しか知らずに結婚する。そのストレスで、こっそり浮気に走る、そして日曜日に懺悔のために教会に行くのです。
 このようなストレスがセクハラを呼び、性犯罪を呼ぶのではないかと。日本が良いとは言わないが、「大人が遊べる」場所がたくさんあり、それはそれで性犯罪の防止にもなり、また貧困な女性を救済する場にもなっているわけです。アメリカには表舞台にそれがない、裏には山ほどありますが、それが身近なところにないから、こういうセクハラだとか性犯罪があるのだという見方もあっておかしくないということです。

3)この前、日本に荷物を送るのに郵便局に行った。年末の忙しさを見越して朝の九時過ぎに行ったのに、すでに10人が待っている。ここで2-30分待つのは嫌だから、5分ドライブして違う郵便局に行けば、まだ5人しか待っていない。それでここで10分待ち、用事を済ませたわけですが、カウンターには1人しか仕事していません。カウンターの数は最初の郵便局が5、次の郵便局は6ありました。これはUSPS(米国郵政公社)が破綻しているからです。確か連邦政府からお金を注入してもらわないと、成り立たない。そして各郵便局が赤字をなくすために、最低限の人員でやっているから、お客を待たせようがお構いなし。それで嫌になる人はUPSストア、Fedexキンコーズに行って用事を済ませます。割高でも時間を節約できるのは大きい。
 そして、毎月AXISを送付していますが、あて先は間違っていないのに、戻ってくることが多々あります。これも私は納得がいかないわけです。誤配や遅配は当たり前、本当に世界で一番の国の郵便局なのかと疑いたくなります。
 これを民営化して誰かが経営するともう少しは、マシなシステムを開発し、待ち時間を短縮して、スムーズな接客ができ、お客さんが戻ってくると思いますがね。もう手遅れかと思います。

4)英国やフランスはパリ協定を守るために、2030年でしたか、ガソリン車の販売を全面的に禁止、ドイツもそれに向かっています。ボルボはあと2年ですべての生産車が電気自動車になります。そういう大きな転換期の2017年にアメリカのアホボンは、パリ協定から離脱すると宣言しました。これには世界が猛反発しましたが、実際に離脱できるのは、まだ数年先で、この能無しが再選されることはないと思うので、また戻るとは思いますが、それでも地球の温暖化に背を向ける行動です。どんどん海水が侵食していくマイアミを見たことがあるんだろうか。
 カリフォルニアの山火事も、見方によっては地球環境の変化により、乾燥が進んだ結果として、起こったと考えられないか。
 金持ちがカリフォルニアから逃げ出す? 私の知り合いでおそらく1番か2番のお金持ちは、今回、ブルックヘブンに家を買ったそうです。カリフォルニアとフロリダに家がありましたが、元々GAテックの出身ということもあって、またここに戻ってきたのか? 年収50億くらいは取っていた人ですよ、経済界でも地位が高い人ですけどね。

5)健康保険とは何のためにあるのか? まさかのためですよね。そのまさかの時に使えないかもしれない、それは保険会社が儲けるためにあり、保険者が迷惑するためにある、それがアメリカの健康保険です。保険を維持するためには健康でなければならない。使い過ぎると、キックアウトされる。それがアメリカの健康保険です。
 この前、保険について書いた友達が言っていましたが、医者やリハビリのインストラクターと直接話をして交渉したら意外にも安いと言っていました。ある治療はわずかに40ドル、それが保険会社に行くと800ドルになるのです、20倍という数字には驚かされました。
 日本には流通の複雑さがあって、作ったメーカーから代理店→一次問屋→二次問屋→小売店に商品が流れるのが普通のようでしたが、それでも20倍にはならないでしょう。だから、この国はおかしい。なんとなく美味しい汁がここにあるんだと思いますよ。

 ということで、「アメリカは腐っている」、と言えるでしょ? ではなぜこの国に住んでいるか、それはお金儲けができるからです、それ以外の何物でもない。
 この国はまだまだ一生懸命働けば、お金が儲かる国なのですよ。家が買えて別荘が買える。車も2-3台買える。田舎に住めば物価も安い。テロも起きるが田舎には関係ない。
 お金だけのために、この国で凌ぎを削っていると言っても過言ではありません。どう頑張っても日本では、ここまで儲けることはできませんからね。資本主義=お金儲け=アメリカ、私はそう思っています。

Atlanta, GA 7-Day Forecast
 まだまだ裏庭には雪が残っています。畑に行けるのは明日かと思いますね。

 三菱重工のMRJはすでに世界の空を飛んでいたはず。ではどうしてまだ飛んでいないのか??? それは純国産、内製で済ませようとしているから? そんな記事を読んでなるほど、と思いました。
 開発の段階で、ボーイング社から「737のコックピットを使わないか?」と打診があったそうです。これを使えば、まあ飛行機の心臓部分は実績のあるものですから、開発費は抑えられ、開発時間なども短縮され、今頃は世界からの受注をこなして、出荷していたのでは?と言われています。
 しかし、三菱重工はそれを断った。あくまでもMRJは国産でなければならない。外勢を使えば意味がない。そう考えたのでしょうかね?
 しかし、工期はどんどん遅れ、まだ目途が立っていません。ここが頑固な職人気質の日本企業? 柔軟性がないんでしょうね。
 「下町ロケット」というドラマがありましたが、ここでも帝国重工がロケット部品はすべて内製でという社長命令がありましたが、決局は佃製作所のバルブを使うことになりました。そしてロケットは飛んだ。あくまでもドラマの中の出来事なんですが、どうも被る部分があります。
 企業の考え方でも、日本式は長期成長型、アメリカ式は短期決戦型、どちらにも良い所と悪い所があるでしょう。企業業績が回復し来年の税収はバブル期並みという日本ですが、それが庶民の給与に反映されないのは、長期成長型のため、儲かっても「内部留保」して還元しようとしないから? いつまでも日本人の社員さんは、歯を食いしばって、欲しがりません勝つまではの精神を続けるのでしょうか? 良いとこどり、私ならそうします。

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