今日の出来事から 師走 1日 (金) 売り上げを作るということ
Deciembre Uno ( Veirnes)
昨日は、11月の最終日でしたが、常連さんに助けられ(またもや)、売り上げを達成しました。締めてみれば11月は前年比で10%のUPでしたが、ランチが低く3%しかUPしていません。無茶苦茶暇なランチでも売り上げが上がっているのは単価のせいです。週のうち2日はこういう日があります。昨日も1組の親子が200ドル近く使ってくれた。その前の日は、20年来の夫婦が300ドル近く使っています。
2日前にインスタに和牛のリブアイを掲載し、コストコがパウンドあたり91ドルなら、うちは70ドルで売るから買いたい人はどうぞ、と流したところ、常連さんの1人が昨日来て欲しいというので、350ドルで買ったものを横流しで400ドルで売ってあげました。わずか50ドルの儲けですが、彼ならまあいいやと思い販売。
こうして売り上げを作ることもできるという技ですかね。もっと宣伝してコストコに流れるお客さんを獲得したいものです。コストコならサイズが大きいので1千ドルとか700ドルです、うちはその半分程度のサイズで、そんなに負担にならないでしょう。
まあ、和牛は金持ちの食べるものですが、その需要はあると思います。今日から店の前に張り紙します。何でも売れるものは売る!これが私流。
モレル・マッシュルームといいますが、ミドル地区でよく採れます。実はこれが旨い、コリコリ感があり、春先に出てくるらしいのですが、上の地図は見つかった場所です。
昨夜、2日連続で来てくれた常連さんと話をしていて、彼がアイオワにハンティングに行くというので、違う常連さんからもらったヴェニスンの肉を焼いてあげた。私はヴェニスンを食べたことがありませんでしたが、鹿肉みたいなもので生臭いだろうと思い、2日前に解凍して、にんにくを擦り、塩コショウして寝かせておいたのです。
なかなか美味かったですよ。そこから黒トリュフに話が移り、このモレル茸の話になったということです。モレル茸は結構高いのです。「アメリカのトリュフ」とまではいかないが、フレッシュは春先しかないので、高いようです。
10-best-places-find-morel-mushrooms/ これを見て、春先にハントしてください。
この男がジェームズ、20年近くも知っていて、最近は週一で来てくれます。ヴェニスンをくれたのはメーコンといい、ベルト屋のボブの友人で、うちの店の近くに住んでいて、週に2-3回来ますよ。
12月末で閉店が決定した店があります。前にも書いたドルチェというイタリアンです。バックヘッドのど真ん中にありますが、ここも競合が激しい。プリッチイ、アンティカポスタ、ブリオなどなど、イタリアンが凌ぎを削っています。マイアミから上がってきたのですが、数億円がこれでパー。入る週末には180人程度も入りますが、暇な日は20人とか格差が激しい。月曜日を閉めたのが8月、そしてついに毎日閉めるという結末です。
他にも昨日聞いた話では、赤字の店が多いということで、年末に閉まる店が意外にも多いと思います、どこまで持ち堪えるかですよ。まあ、まず赤字にしないことが前提です。
特に他の都市から来るとコネがないから、お客がなかなかつかない。私なんか21年もここにいるので、日本から来ても、ここでも顔があるので、知り合いも多く、彼らが結構助けてくれます。
20年にNOBUが来るのは良いが、果たして成功するか? これまで有名店がNYなどから来ていますが、そのほとんどが2-3年以内に撤退しています。
アトランタという街は、観光地ではないので、有名店といえども、地元の人を相手にしないといけない。ビジネス需要はあるものの、それは一部の地域だけです。
毎週通ってくれるようなローカルの人をどれだけ取り込めるかが、カギだと思います。 サンディスプリングスにあるルミはいつも混んでいますし、アンティカポスタもオーナーのマルコがしっかり、各テーブルを回り、お客さんに挨拶しています。レストランビジネスは、藁の家みたいに1日でできるものではなく、煉瓦を積み重ねる家だということです。
来週の火曜日あたりから寒くなるようです。
土曜日はベンツスタジアムで午後4時からUGA対アーバンがありますから、ビジネスは死んでしまうでしょう。その分、今日の夜が混むのではないかと思っています。皆さん、良い週末を! UGA復讐、頑張れや。
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