パワーをもらったみのさん!
この方、みのさんです。土田みのさん、知っている方はいないと思いますが、この方の作っている製品はご存知のはずです。
Global Knifeという会社があります。料理用の刃物を作っています。
うちの従業員も使っていますが、この方が土曜日に来られたわけです。それはCooks warehouse Internationalという料理器具などを販売する店がアトランタに5軒ありますが、その社長のマリーが「寿司食べるならTAKAへ」と紹介してくれたからです。
マリーとはかつて、そこで料理教室を何度がやったことがあるので、その縁でもあります。やはりこういうところ、アメリカ人としっかり交わらないとダメですね。コネや交友は大事です。マリーもたまに寿司を食べに来ますからね。
で、このお父さん、現在76歳です。今でも年間80日は海外に出ています。2月はドイツで食器や刃物などの世界最大の見本市があり、そこでもブースを出しているそうです。
国民1人あたりの売り上げでは、スウェーデンが一番のお得意だそうで、スウェーデン人でグローバルナイフの名前を知らない人はいないそうです。
包丁の研ぎ方 Youtubeにこんな動画もあります。
工場が新潟の燕三条にあるそうです。この名前を聞いて、私はすぐに想像ができましたね。かつてはスプーンやフォークを作っていたはずです、それが廃れて業態転換したと。
まあ、大体当たっていました。燕三条のナイフやフォークは世界のトップクラスです。そして米国や欧米の市場をかつては制覇していました。
ところが韓国や中国の安物に市場を食われ、円高もあって、衰退していったのです。みのさんも会社をクビになったそうです。そこから包丁の世界に入っていったのです。
そしてその経緯は聞かなかったのですが、世界中に売るようになっていったわけです。アメリカでも専門店やデパートなどに売っています。
来年が創業して30周年で、その記念の包丁も作っているそうですが、この方が若い人に「もっと遊びなさい」と言うのです。
女遊び、男遊びですね。まあ怪我しない程度にやれということですが、そういうことは若いときにしかできないからだそうです。
まあ、私は散々遊んだからもう卒業ですが、遊びは勉強ですね。人生の勉強です。まあ、ということで、この面白いみのさんを来年のジャパンフェストに読んで、包丁の研ぎ方をやってもらい、グローバルの包丁も売ってもらうという企画を提案したいですね。
みのさんが「来年、生きていたら来るで」と言っていました。若いスウェーデン人とアメリカ人を連れてきて、同じペースでビールを飲み、日本酒を2本空けて、たくましい76歳のおじいさんでした。久々に老人のパワーをもらいました。
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