だから私はいつも言っている。

 今回の洪水、被害は後々公表されますが、かなりの被害をもたらすことでしょう。 GA州を中心にどしゃ降りが約1週間続き、河川が氾濫、低地が水で溢れ、道路は寸断、家屋や車は水面下となってしまい、月ー火曜日と学校は閉鎖になりました。

1、家を買うときには高い場所を買うこと。これはいつも言っています。アトランタの地形を見るとよくわかります。海抜約400メートルあります。そして小高い丘が山ほどあり、その地形を利用して前から見ると2階建て後ろから見ると3階建ての(または前から見ると平屋で後ろから見ると2階建て)構造の家屋が多くあります。これは素晴らしいことです。ただ、その地形を低い場所を買ってはいけません。これはクラーク・ハワードが言っていたことで、「同じ道でも高い場所と低い場所があり、大雨が降ると水は必ず高い場所から低い場所へと流れそれが家屋に侵入する恐れがある。家を買うときには雨が降ったら水がどう流れていくかを考える必要がある」と語っていました。今回の被害でもAlpharetta, Roswell, East Cobbなどは元々が高い場所にあるため被害報告がないと思います。地形がフラットなところほど水がたまりやすく、また河川の近くは氾濫があります。Buckhead では、Peachtree Creekが氾濫しましたが、これは過去にもありました。そのときはBobby Jonesゴルフコースが水面下となり芝生の張替えを余儀なくされました。今回もやはり同じような状況ですし、地盤が緩むため大木が簡単に倒れます。高い場所でもこの被害は予測できず、怖いものがあります。とにかく、家を買うときには高い場所を買うこと。私の家はNancy Creekのすぐ近くですが、7m近い高さがあるため、水位が上がっても我が家に来ることはまずないと思います。

2、これを地球温暖化の影響と呼ばずして何と呼ぶ? 2年前はカラカラの乾燥、一滴の雨もしばらく降らず、州知事が雨乞いをしたほどです。一転、今年は前半から雨が良く降り、約2年間続いた旱魃警報は解除され、その後も雨がどんどん降りました。例年、9月といえば残暑厳しいものですが、今年に関して言えば「さわやかな秋」でした。そしてこのような雨の連続です。砂漠化のパターンが出ています。 これも以前に書いたのですが、砂漠化の兆候としてこの繰り返しがあります。雨は通常、定期的に降らないといけない。それは作物の生育に大きく影響するからです。水分がないと木々は枯れます。また多すぎる水分も根を腐らせます。適量が必要なのですが、異常気象になると、降るときにはまとまって降り、降らないときにはぜんぜん降らないのです。こうして作物が育たなくなります。また大雨が土の中の養分をすべて流し出してしまいますから、残った土は使いものにならない、これも良くないことで砂漠化を加速させます。以前に、売国南東部がやがて砂漠化に向かうという記事を読み掲載しましたが、その序曲はすでに終わり、第一楽章を演奏中ではないかと思っています。まあ、第一楽章が終わるのは5年先だと思いますが、温暖化は加速していますから、早送りで3年かも知れません、そこまでの予測は立ちません。いずれにせよ、今のうちにここを引き揚げた方が無難ということです。同じ米国内であれば、西海岸の北部あたりが今後は最適でしょう。それは日本の東北や北海道がこれから暖かくなり住みやすくなるのと同じ理屈ですし、雪の影響で水が必ずあるという有難さです。今後20年で水が貴重なものになります。食料問題もありますが、水あっての食料です。

みなさんはどうお考えでしょうか?

そうそう、ハワイも狙い目です。 太平洋の北部の島々はあまり温暖化の影響を受けず気候変動もないようですが。

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