投資→投機 12月5日(木)
Decembre Cinque (Giovedi) Cinco de Decembre (Jueves)
出始めのころは、こんな硬貨があるんだと思っていましたよ。ビットコインという名前ですから、確か1コインは100ドルしなかったはずです、2008年にサトシ・ナカモトという日本人によって発明・開発され、翌年から使用が開始されています。
16年の5月453ドルからしか見れないのですが、17年に19217ドルに急上昇します。ここで確か第一期ビットコイン長者が生まれたはずです。19年には3千ドル台まで下がります。21年に58000まで上がります。そして33000まで下げ、再び61855まで上げるのです。その後低迷、22年の12月には16000台まで下げますが、その後は右肩で63000台を維持していましたが、トランプの当選あたりから、規制緩和の方向に向かうというので、一気に9万ドルを付け、SEC長官に仮想通貨推進者がなるであろうということで今回10万ドルを超えたわけです。摩訶不思議な世界です。暗号資産というのが正しいのか、仮想通貨が正しいのか私には分かりませんが。
今は夢を買う時期ではないかと、「アメリカは仮想通貨に走るぞ、買いだ」で上げている。ちょうど赤字の会社が「新製品を開発しました、これが売れれば業績が改善される」で爆上げするようなものです。
裏付けがない! それが私が気にするところです。各国の紙幣は実に分かりやすく、国の裏付け=信用があるから、値打ちのない麻の入った紙に値打ちを印刷してそれが「価値」として流通しているわけです。仮想通貨はその先を行く? ユニバーサル通貨のドルが凋落して、それに台頭する通貨が必要?どこの国の発行でもない別の通貨です。それゆえの信頼感?しかし今は投機ですよ。
仮に譲って今後、こうした仮想通貨で取引がどんどんできる時代になるとしましょう。その通貨を買うのに莫大なお金が必要で、その価値は乱高下するわけで、安心して持てるものかどうか、右肩で上がっているときには「資産が増えた、持っているだけで増える」でしょうが、下がり出したら「しまった、大損した」という人もたくさん出るのでは? 良いことばかりではないですよ、世の中。株と同じ、上げ下げするなら、貨幣の役割は果たさないのでは?むしろ株のような投資商品であり、乱高下の度合いからすれば「投機」ギャンブル=ゲーム商品なのではないかと、私は括ります。私が死ぬ20年後にそれが普通に使われているかは疑問です。ゴールド4千ドルはあり得ても、ビットコイン20万ドルは10年後にさてどうなのか?
FRBのパウエル議長は、「ビットコインは米ドルなどの伝統的な通貨にとって脅威ではなく、むしろ金にとって脅威である。人々はビットコインを投機資産として利用している。金とまったく同じだが、仮想的でデジタルだ。人々はビットコインを支払い手段や価値の保存手段としては利用していない。非常に不安定だ。ビットコインは米ドルのライバルではなく、実際には金のライバルだ」と語っています。
さて数字を羅列しましょう。ビットコインは102837ドル=4%UP、イーサリアムは3931ドル=1.43%UP、ドージコイン0.45ドル=7.91%UPです。私はドージコインはそのままに、他の通貨は1千ドル以下にしました=昨夜大半を売却しました、もう怖くてね。
円は150.39円、ユーロは1.0576ユーロ、ゴールド2670、原油68.90ドル=OPECの会合中です。10年物国債は上げて4.227%です。
株はNYが昨日爆上げ、アジアもOK,欧州はFT以外が上がていますが、NYのプリマーケットは下げています。ただ気持ち下げなので、戻すかも。明日が11月の雇用統計です、私は数字は出ないという見方で株は下げると読んでいます。
昨日の朝の25度が嘘のように昨夜は50度ありました、現在49度です。
また明日の朝25度です。土曜日が29度、日曜日が36度です。
来週から平温に戻りそうです、しかし冬型の天気で雨が降るでしょう。
パウエルさん、ゴールド(金)が投機ですか、それもビットコインのライバル? 私はそうは思わないですけどね、永遠に輝くものがゴールドです。余剰金を金のETFに入れています。さらに下がれば買い増しします。何よりも安全確実であると私は信じているからです。
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