何か怪しい 12月4日(水)
Decembre Quattro (Mercoledi) Quatro de Decembre (Miercoles)
バフェットの投資が変化しているらしい、テレ東のニュースによると株から債券に移行している。株はバブルにあると、バブルはやがて弾けると。私もそれに同感。S&PのPERが25で日経平均は15なのだそうですよ。仮想通貨も得体のしれないもの、それがトランプの号令によって上げている。摩訶不思議な現象ですよ。「米国を暗号資産のメッカに」、それでここまで上げる?根拠も裏付けも何もない。博打から投機=ゲームですよ。
思い出してほしい、1929年の大恐慌、その前のアメリカは空前絶後の好景気だったわけです。 世界恐慌前のアメリカは、戦地ではなかったので、第一次世界大戦後の好景気により大量生産が浸透、自動車や家電が良く売れた。
この高い山が、1929年の10月です、好景気でどんどん上がる株、そして一部の投資家が先行きに不安を感じ、売り出すと、雪崩のように崩れていった。386ドルの株価が34カ月で41ドルまで下落、89%の下落でした。
今は、それに加えて「格差」があります。それをフランス革命と重ねるのは正解かどうか分からないですが、それ以前に「荘園制度」がありました。大地主がいて、農奴だった人地が解放され、雇用のような小作農になる。それでも生活は苦しい。フランス革命前のフランスの状況は、次のような特徴。A)身分構造は、第一身分(聖職者)、第二身分(貴族)、第三身分(平民)の3つに分かれており、第一身分と第二身分は特権身分として免税特権などが与えられていた。B) 第三身分の人口は全人口の98%を占めていましたが、地主や商人などの富裕層、中産階級、小作人など立場が弱い下層階級に経済的な格差があった。C) イギリスとの植民地戦争やアメリカ独立戦争への支援などにより財政は悪化し、国民も貧しかったため税金をこれ以上徴収することもできませんでした。革命前のフランスでは、「タイユ税」という税金が民衆を苦しめていました。
現代のアメリカでは、コロナという疫病の後、インフレが進行し、格差がより広がった。資産を持っている人は大きく増やしたが、そうでない人は貧しいまま。これが現代の格差。株や債券、土地、家屋、ゴールド、仮想通貨を持っている人は資産を大きく増やしたが、そうでない人は全くお金がない。そうなると、革命的なことが起きても不思議ではない。トランプ信者の中にはそういう連中が多い。トランプはナポレオンか?またはヒットラーか? 救世主か独裁者か? FLの豪邸に住む人間に庶民向けの政治ができるわけはなく、知識人ならそれを分かっているはずですが、庶民はそれが分からない。「今が酷いから、次の人に賭ける」しかないのですよ。
まあ私は何が言いたいか?「備えあれば憂いなしではないが、軽減はできる。最悪の事態を想定し、行動することは悪いことではない」
場所はチャールストンとヒルトンヘッドの間です。人が少ないのが良い。
明後日、出る11月の雇用統計が楽しみです。
株は今日も好調? 仮想通貨は戻しています、ビットコインは95700、イーサリアム爆上げの3701、ドージコインは0.41で変わらず。仮想通貨こそ投資詐欺?ではないが投機ですよね。はしごの下を外された感じ。下を見ないから上にはまだはしごがある。でもいつか崩れるのでは? 怖くて買う気がしません。
為替は151.07円、1.0478ユーロは少しドル高。ゴールド横ばいの2670ドル、原油は70.21ドル、10年物国債は上げて4.275%です。
昨日はダウが下げナスダックは上げましたが、これが反転することもありますよね。アジアは豪州と中国が下げ、欧州はFTが下げています。NYのプリマーケットは強気。全面高です。これでまた迷いますが、12月の第2週を区切りに少し売って現金化しますね、用心のため。年金運用の投資信託は触りませんが、自分で運用している個別株は現金化します。仮想通貨を運用しているアカウントも、ゴールドに一部切り替えるでしょう。見えないものより見えているものを買う=現物は強し!と感じるからです。
たまたまテレ東の番組を見ていて、感じるものがあっての今回のブログです。長期では株は安心、しかし、短期ではこの過去4年の上げから調整あってしかりです。株高、鉱物資源高、仮想通貨高、何でも高い。投資インフレ?
企業業績良し、でも中身は? インフレで10%値上げしたから、売り上げ10%上がった。でも原材料も10%上がっていないか? じゃあ同じこと?そんな数字のトリックに惑わされていませんか? 最後は銀行にお金があることです、私はそこしか見ない。それで調節しますよ。そこが一番正直な数字です。今回、ミニ改装で5千ドル使いますが、それも余裕があればこそできることです。
年末なんでワインとかも多めに買って仕込んでいます。昨日からお客さんにはワインをクリスマスギフトとして渡しています。これも年末恒例のこと。今年はシャルドネとカベルネを準備、酒も少し加えて、1年の感謝にする。もうそんな季節です。
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