厳しいご時世よ 10月3日(水)

Octobre Tres (miecoles)
 本当に厳しいご時世になってきました。ランチも暇ならディナーも暇です。年末までに閉まる店がたくさん出るのではないかと、私は推測しています。
 うちも厳しい。まあ、埋蔵金を掘って、それで穴埋めしていくしかありません。金曜日に高校生を2人、フロントで入れていましたが、今週からしばらくは1人にします。
 土曜日は今まで入る人がいなかったので、友人の息子をバスボーイで入れます、これはサービスの質を下げないためです。
 昨日から、メニューを変更しました。ワインの縮小です。例えばピノグリジオはグラス売りで2種類あったのを1つにしました。他にも3種類消しました。
 逆に赤ワインはボトル売りしていたものの、一部をグラス売りにして秋なので、酒類を増やしました。新しいものを買わないで、今ある在庫を上手く売っていき、総在庫を減らし、お金に換えるということです。
 フードのメニューでは、ディナーというまあ定食ですが、これに挑戦。例えば焼き魚のアペタイザーにサラダ、味噌汁、ごはんをつけて、セットにしたわけです。これでお客さんに、お腹いっぱいになってもらおうという考えです。弁当のディナー版ですね、しかし弁当箱には入れない。
 これを1カ月ほど、実験でやってみます。ダメならメニュー変更すれば良いわけです。「撃てる弾を持つ」ことが大事かと。たくさん撃てば、そのうち的に当たりますからね。毎回毎回撃ったものが当たるご時世ではありません。

 昨日はサーモンの新しいメニューも作りだしました。このソースが自画自賛で美味い。よくできました!状態です。ヒット商品を生む力がまだありそう。
 最近は、上からソースをかけるパターンでなく、皿にソースを敷くように撒いて、その上に魚を載せます。この方が見た目が綺麗なのです。なるべく、醤油を使わないで、違うもので味付けするわけです。そこに付加価値を見出し、利益を取る。

 昨日のガイヤの夜明けは「大人向けファッション」でした。DoClasse? 元はランズエンドの日本法人を務めていた女社長が2007年に自宅のガレージから始めたカタログブランドでしたが、今では店の展開も行っています。40歳以上の人に綺麗になってもらいたい。お手頃で品質は高い、それが受けて急成長。現在は年商270億円まで伸びています。
 現在、日本では人口の60%が40歳以上なのです。そこにターゲットを当てるのは、当たり前のことかもしれません。そして、そういう人が着る服がなかった。

 世界一貧しい大統領の演説 これを昨日、YouTubeで見ました。2012年の国連環境会議でのウルグアイの大統領の演説です。

 
Temps continue to rise
 暑いですよ、土曜日まで。テレビ局によっては、90度を出しています。

 「貧しい人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、もっともっとと、いくらあっても満足しない人のこと」大切なのは、考え方なのだそうです。

 押し入れ、ウォークインクローゼットの中を見てください。洋服がたくさんハンガーにかかり、着る機会もないまま放置されていませんか? そしてそれは、やがて寄付に向かう。そしてまた新しい服を買う、使い捨て文化の象徴みたいなことを繰り返しています。
 バーバリーでは、売れなかった大量の洋服などを焼却処分していたとして不買運動が起きました。他のブランドもそうです。そのブランドを維持するために、焼却廃棄されるのです、それが環境問題にもなっています。
 資本主義とは、金儲け。でも何をやっても許されるのか?もうそんな時代ではなくなったように思います。車はシェアする、宿泊先もシェアする、新しい時代が始まっています。お金の無駄遣いを押し入れを見て反省し、そのお金を有効に使うことを考えましょう。
 

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