このままいくとリセッションになる 9月22日(木)
Veintedos de Septembre (Jueves)
パウエルが0.75%上げ、英国銀行も利上げしました。パウエル曰く「物価が下がるまで徹底してやる」と言っているので、年内にもう1回やる?そうなると株はますます下がるかと。アメリカ人の多くが投入している401Kや個人年金も落ち込みが広がりますね。私の個人投資も30%マイナスから浮上して25%マイナスまで戻したのですが、このままいくと40%マイナスまで落ち込むわけです。単純に10万ドル投資していたものが換金すると6万ドルにしかならない、そこまで私は深読み?しています。まあ売りませんけどね、余剰金なので、含み損は気にすることではない。5年後を見据えるしかないじゃーないですか。
夕方のTBSニュースでは、ボルチモアでフードバンクに並ぶ人の数が増えていると報道がありましたが、それをあまり感じないですね。インフレで生活が苦しいとか、訴えていますけど。うちでは従業員の給料は昨年よりも上がり、インフレ対応もしています。したがって、それをあまり感じないのですが。問題は利上げすれば、インフレは収まるのか??? 今回の原油高を招いた1つの問題は、ロシアのウクライナ侵攻だと思っています。その原油もかつての100ドル超えは当面なさそうで、20%下落しています。原油の価格は今の85ドル前後がしばらくは続くのではないかと。これから冬になり需要が増す可能性はありますが。そして肝心の戦争はロシアの劣勢が濃厚になってきています。ここでまた問題が起きようとしていて、プーチンの意地?で核を使う可能性が出ています。本音は「どうせ負ける、そして俺は政権を追いやられる。独裁も終わりか。刑務所に行くかもな、それなら核で最後の賭けをするしかないやろー」じゃーないですか。昨日も兵力増員に抗議してモスクワでデモが起きてかなりの人が当局につかまっています。こうした反体制派をどこまで取り締まることができるのか、そのうち身内に謀反が起きる可能性も十分にあります。プーチンの失脚後に政権を取れる可能性があるなら、やるでしょう。しかしこの戦争の無駄使いのツケを払うのは大変です。ロシア経済はガタガタになるでしょう。そこまで考えても良いのでは?
ガソリン車の次はディーゼル車です。カリフォルニア州は2040年までにディーゼル車の販売を中止する法案を出す予定です。ガソリン車が2035年でしたか? 大気汚染問題は深刻なのです。
マーケットです、日銀が介入して円が145円になったのに、141円まで上げています。市場では円が売られるから、円を買うわけですよね、その円はどこから来るのでしょう?印刷機回して作るのか、手持ちのお金が予備費とかで日銀にはあるのか、素朴な疑問が湧きます。ゴールドも少し持ち直し1676ドルです。原油は83.97ドル、10年物国債は3.554%とあまり変わっていません。株は昨日、0.75%が決まった時には上げていたのですが、パウエルの記者会見で下げ始め最後は暴落に近い投げ売りでした。それを受けてアジアも下がり、欧州も下がり、今日のNYがプリマーケットで微下げしています。
まあ、物は考え方次第というか、バブルに近い株式相場と言われてきましたから、大暴落するよりもミニクラッシュが何回もある方が、良いのではないかと思います。年内、まだまだ下げると思います。ダウは3万ドルの攻防になっていますが、2万ドル台に落ちても良いではないですか、大暴落でパニックになっているわけではないので。「下げたものはまた上がる」、そんなもんですよ。その下値でどこまで買えるか、ここで運命が分かれるわけです。私はそう思いますけどね。含み損はありますよ、それは全体が今そうなので、仕方なし。カップヌードルでさえ、お湯を注いで3分待つのです。今回の株式相場は少し複雑で、最低3年は厳しいのでは? それくらいを読んでいればいいかと。
個別株ですが、Darden Restaruantは2.5%下げています。Season52やOlive Gardenを持つ会社ですが売り上げは伸びていますが、コストも上がっています。2週間前に平日の夜にSeason52に行きましたが、良く混んでいました。売り上げ的には安定しているのです。この会社1800のレストランを持っています。
次世代の太陽電池、ペロブスカイト太陽電池を知っていますか? 私は今回初めて知りました。これを使えば室内光や曇りの日でも発電ができるそうです。ペロブスカイトは元々自然界にあった鉱石ですが、すでに人工的に作られLEDなどに使われています。現在の太陽光電池はシリコン型が主流で厚みがあります、しかしペロブスカイトは薄くできるのです。その薄さは0.1マイクロメートルにもなるので、車の車体にもつけることができるそうです。まだまだ研究段階ですが、’世界で3万人の研究者が取り組んでいます。そのうち効率の良いペロブスカイト電池が完成し、世界の電力供給に明るい陽射しが差し込むことでしょう。現代ビジネスに出ていました。
今日が最後の暑い日? 明日は単純に10度下がります。
今後の雨ですが、10日は最大で20%です。ただし日曜日に雷雨の予報が出ています。
で、結局のところ、インフレは収まるのか? 当面は無理でしょう。石油問題の他に国内問題があります。人手不足は解消しません。人がいないから品物が十分に回らない、供給不足は高値を招きます。アメリカ、広いんですよ。日本からの物はCAから鉄道とトラックで来ます。トラックのドライバー不足も深刻です。製造現場にも人がいない。だから十分な物が作れない。そして気候変動です、干ばつでチリペッパーがない、米も減反になる、来年の今頃、カリフォルニア米の価格は今の50%UP必至でしょう。そういうことからインフレは収まるわけがないのです。「金利上がれば、物価は下がる」、それは今までのセオリーだったと思いますよ。今は複雑になっていて、当局の思い通りにはいかないでしょう。パウエルはそこまで理解しているのか?していないと思いますね。
Comments