これを矛盾と呼ぶ 2月16日(木)
Dieciseise de Febrero (Jeves)
最近、話題になっている牛乳の廃棄、私もYouTubeで話そうかと思ったくらいです。その矛盾とは何か? 巷で牛乳の価格は上がっているのに、生産者は牛乳を生産抑制で廃棄している。そして乳牛を早めに処分するのに、補助金(税金ですよ)が使われている。この問題は、なぜ起きたのか? 2014年まで遡るそうです。バター不足が起きていた日本です。そこで酪農農家は設備投資をして生産量を増やしたのですよ。ところがコロナが起きてしまい、学校が閉鎖など、牛乳の消費が大幅に落ち込んだのです。今はそれから回復に向かっていますが、今度は餌代の高騰、パックの紙製品の値上げ、物流費の高騰などで、牛乳の値段は上がった、それによって消費者は買い控えに走っているわけです。
では解決策はないのか?といえば、あるんです。日持ちするチーズを作ることです。実は日本のチーズの90%が外国産なんです。確かにイタリアのゴルゴンゾーラ、フランスのカマンベールチーズ、ブリ―、そしてオランダのゴーダチーズなど、美味い。この総量が年間で400トンあるそうです。その10%でも国産がシェアを取れば、牛乳の廃棄はなくなります。
しかしそこにはまた問題があって、価格です。外国産のチーズの方が国産よりも安いんですよ。それで勝てないわけです。ではどうする? ここに補助金をつけて価格で対抗できるようにするしかないそうです。その金額が70-80億円だそうで、乳牛の廃棄の補助金を回せば済むようなんですが。
この前の魚の話ではありませんが、日本の漁師の年収が低い、そして資源管理ができない→不漁が続く。昨日のニュースでもサバがいないそうです。その分、イワシがバカみたいに獲れるそうですね。鯖缶が消えてイワシ缶ばかりになりそうだと。どうも牛乳と魚という全く違う食べ物ですが、その根は同じなんではないかと思うわけです。
それは何かといえば、政府による生産管理=資源管理ができていない、場当たり的な補助金ばら撒きは漁業と農業の根本的な問題を解決していないということです。
そして小規模農家や漁師による効率の悪い生産や漁ではコストが高く、それがそのまま末端価格に反映され、競争力を失っている。それゆえ、自分で自分の首を絞めている。と、私は思うわけです。
最初は大きな設備投資がかかるかも知れないが、そこは大手の乳業メーカーとか提携するなり、助けを借りて、「価格競争のできる国産チーズ」は実現できないものだろうか? ご飯食からパン食に移行して食パンとか売れているので、乳製品はバターにしてもチーズにしても需要はあるはずなんですよ。それをどうして外国産のチーズに持っていかれるのか? これを解決できる人はいないのか??? さすがに私はチーズは作れない!!!
春までにウクライナを有利に! さらに弾薬が必要? 西側特にNATOはこれで合意し、さらなる武器強化を行います。これでロシアは負けるか?負けないですよ、資源のある国は強い。日本はこれで負けたんだから。
国が疲弊してもプーチンはやりますよ。それは核を使う日が近づいているという意味でもあります。ウクライナ戦争は名前を「第3次世界大戦」に変えるべきでは? 西側と東側の代理戦争ですよ。
毎日銃撃事件のアメリカです。昨日はEl Pasoモールで犯人は2人組でした。不満があるんでしょうね。だから銃を撃つ。
マーケットです、仮想通貨が急回復しています。一晩でここまで変わる?ビットコインは24569ドルです、イーサリアムも1687ドル。為替はじわじわ円安で133.91円。ゴールド1848ドル。原油も上げて78.86ドルです。10年物国債は微下げの3.80%です。昨日のNY株は乱高下していまして、最後には上げたのです。それでアジア全面高、欧州も全面高ですが、一巡したNYは微下げしています。
日本ではゴールドの高騰が話題になっています。実例で行きましょう、1gの計算です。2000年の1月に1013円でした、これが先月は8024円です、それが先月の終わりに8977円まで上がっています。世界的にはゴールドは1トロイオンスという重さになりますが、これをグラムで表すと31.1035gになります。カナダのメープルリーフ、南アフリカのクルーガーランド、中国のパンダなどの金貨がありますが、その重さはすべて1トロイオンスです。8977X31.1035=27万9216円になります。ドル円レートにもよります、今はドルが高いので、アメリカから金貨を持ち込んで日本で売るのが良い?
まあこれは私見ですが、2000ドル超えは確実、3000ドルも超えるでしょう。世の中が不安になればなるほど、こういう希少価値の不変のものは輝くものです。2030年までに3000ドルは固いと思いますよ。3000ドルで1ドル=150円なら、45万円になります。バブル期に金の延べ棒がいくらだったか知っていますか? わずか500万円だったわけです。
ネスレは値上げを計画しています。インフレは終わらない? この前まで下がっていたコストコの大豆油はまた2ドル上がりました。私の店でも価格調整を行いました。麺類の値段を少し上げました、しかし寿司の値段は一部下げました。トロも下げました。その理由は毎週水曜日に買う本マグロが、マグロ部位は完売するのにトロ部位が余るわけです。それで18ドルを15ドルに下げました。これで少しでも販売増になればいい。売れなくなったら自動的にスパイシーツナに混ぜで処分していましたから、このロスが少しでも減ることを想定しています。さてお天気はどうなんでしょう? 明日は100%になっていますが、午後までに終わるかと。
今日は7時から30%です、9時でも40%なのであまり影響なしです。早朝4時から100%になっていますね。土日は天気は回復しますが、肌寒いでしょう。
気になったのは、1月の貿易赤字が3兆5千億円で、単月では過去最高でした。内訳では輸入が10%増加したそうですが、輸出も3%伸びていますが、対中国が17%減少していて、ゼロコロナ対策の後遺症でしょう。結局のところ、小国日本はアメリカと中国に物を売って外貨を稼がないと生きていけないと言う証でしょうね。これで何を期待する?インバウンドしかありません、外国人を呼び込み、お金を落とさせる。
かつては国内生産して、輸出をして貿易黒字をどんどん出していた国はここまで変わってしまったわけです。もう認識を変えるしかないんですよ。すべてにおいての構造改革が必要になっています。場合によっては、「JapaneseCheese」で東南アジアを攻める?そんな構想があっても良いわけです。和牛がどんどんアジアの富豪に売れているわけです。Japanブランドは東南アジアの諸国には通用するのでは? これで国内消費+輸出までやれば、牛乳廃棄問題はすぐに解決しますよね。補助金も使わなくて済む、その分を輸出振興に使えばいい。
車がよく「100年に一度の改革期」と言われますが、これは日本全体にとっての改革期でもあると思いますよ。これからの50年をどう日本を動かしていくのか。社会構造も変わらないといけない、農業や漁業の第一次産業も変わらないといけない、乱世ですよ、楽しいじゃないですか。そこに立ち向かえるのは東大出の金太郎飴集団ではないと思いますね。彼らは優秀で参謀とか軍曹には向いていると思いますが、司令官にはなれない。やはり司令官になれる人は決断力+行動力+実践力ではないかと。頑張れ日本!!!
Comments